作品データ
あらすじ
銀行の支店長であるオーウェンは婚約者のパーカーとの結婚が間近に迫るが、未だに彼女の両親と会った事がなく不思議に思っていた。
そんなある日、オーウェンが勤める銀行に二人組の強盗が襲い、彼は抵抗する事なく二人組の特徴を覚えていた。
結婚式を目前にパーカーの両親であるビリーとリリーがやって来ると、オーウェンは気に入ってもらうと頑張るが、銀行強盗の特徴が二人と同じだと気づくのだった。
登場人物&出演者
・オーウェン・ブローニング(演:アダム・ディヴァイン)
近年の出演作に『マジックに魅せられて』、『ジェクシー!スマホを変えただけなのに』などがあります。
主人公。地方銀行の支店長。パーカーとの結婚を控えている。パーカーの両親と一度も会った事がない。
結婚式直前にパーカーの両親と会って一緒に楽しむも、金庫の秘密をしゃべって強盗される。
パーカーの両親と気付くも警察に話せず、両親に話して聞き出そうとしたが失敗していた。
リーハンにパーカーが捕まると、取り戻す為にマクダーモット夫妻と協力して銀行強盗した。
最後は現金をリーハンに渡すも事故で倒し、結婚式でマクダーモット夫妻の脱走を手伝った。
・パーカー・マクダーモット(演:ニーナ・ドブレフ)
代表作に『トリプルX:再起動』、『フラットライナーズ』などがあります。
ヒロイン。オーウェンの婚約者。ヨガ教室をやっている。両親がブラジルのヤノマミ族と一緒に暮らしていると説明する。
結婚式直前に両親がやって来ると、満面の笑みで出迎えてオーウェンと一緒に過ごさせた。
オーウェンの銀行が強盗に襲われて心配するが、彼から両親が犯人と言われて信じなかった。
リーハンがケーキ屋を襲撃して両親が銀行強盗だと知り、そのまま捕まって人質にされる。
最後は現金を持ってきたオーウェンに助けられ、結婚式に逮捕された両親が来て感動した。
・ビリー・マクダーモット(演:ピアース・ブロスナン)
近年の出演作に『ブラックアダム』、『ザ・ミスフィッツ』などがあります。
パーカーの父親。娘には夫とともにブラジルのヤノマミ族と一緒に暮らしていると説明していた。
最初からオーウェンをマヌケだと見下していて、娘が彼の妻になる事に不満を持っていた。
リーハンに娘の事がバレて残りの金を手に入れるべく、オーウェンを利用するも失敗する。
オーウェンが無理だと言っていたアトラス準備銀行を襲う案に乗り、見事に成功させた。
最後は娘に事実を話し自首して逮捕され、結婚式に参加してオーウェンが脱走を手伝った。
・リリー・マクダーモット(演:エレン・バーキン)
近年の出演作に『マン・フロム・トロント』、『ハンズ・オブ・ストーン』などがあります。
パーカーの母親でビリーの妻。娘には夫とともにブラジルのヤノマミ族と一緒に暮らしていると説明していた。
娘の結婚式直前に夫と家までやって来ると、オーウェンから暗証番号を聞いて強盗を実行。
リーハンに娘の存在がバレていて、残りの500万ドルを持ってくるように言われてしまう。
娘を人質にされてオーウェンを使ってアトラス準備銀行を襲い、見事に成功させて認める。
最後は娘に事実を話し自首して逮捕され、結婚式に参加してオーウェンが脱走を手伝った。
・ニール・ブローニング(演:リチャード・カインド)
代表作に『プロデューサーズ』、『スキャンダル』などがあります。
オーウェンの父親。すでに仕事を辞めて妻と一緒に暮らす。厳格な性格でパーカーをストリッパーだと思っている。
鉄板焼店でパーカーの両親が洞窟に住んでいると話し、服が燃えると必死に消そうしていた。
息子からパーカーの両親が銀行強盗だと言われ、会ってストレートに聞いたがかわされる。
過去に妻が乱交パーティーに参加していた話しを聞いて驚き、息子は自分の息子だと話す。
最後は息子にウソを言われて振り回されるが、上手く収拾して無事に結婚式に参加した。
・マージー・ブローニング(演:ジュリー・ハガティ)
代表作に『フライングハイ』、『マリッジ・ストーリー』などがあります。
オーウェンの母親。夫と同じく厳格な性格をしていて、妻となるパーカーがストリッパーだと思っている。
鉄板焼店でパーカーたちと食事をしていると、夫の服が燃えると油で必死に消そうとした。
息子からパーカーの両親が銀行強盗だと言われ、警戒するも酒を飲むと開放的になっていた。
実は過去に乱交パーティーに参加して、アメフト選手だったダン・マリーノと会っていた。
最後は息子にウソを言われて振り回されるが、上手く収拾して無事に結婚式に参加した。
・フィービー・キング(演:ローレン・ラプカス)
代表作に『ジュラシック・ワールド』、『僕のミッシー』などがあります。
アトラス準備銀行の支店長。子供を産んだばかりでちょっとした事でもすぐに母乳が出る事を心配している。
支店長が集まった場所ではオーウェンのセキュリティーを小バカにして見下している。
圧倒的なセキュリティーのシステムを構築して、多くの現金を管理していると言われる。
パーカーを助ける為にオーウェンの作戦に利用され、現金500万ドルを持ち出されていた。
最後は利用されていた事を知らず金庫を開けると、オーウェンが待っている姿を見ていた。
・オールダム捜査官(演:マイケル・ルーカー)
近年の出演作に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』、『ザ・ローブ/THE HEROES HIGHT VOLTAGE』などがあります。
FBIの捜査官。長年に渡って“ゴースト・バンデット”を追っている。そのせいで私生活がメチャクチャとなる。
オーウェンの銀行が強盗に襲われると、その犯人が“ゴースト・バンデット”だと推測する。
防犯カメラのビデオからオーウェンを疑うが、パーカーの両親だと言われてスパイさせる。
パーカーを助ける為にオーウェンのウソに振り回され、銀行強盗されて逃げられてしまう。
最後は自首したマクダーモット夫妻を逮捕し、元妻を見つけてもらい結婚式に参加させた。
・リーハン・ザカリアン(演:プールナ・ジャガナサン)
代表作に『デリー・ゲリー』、『ザ・サークル』などがあります。
“ゴースト・バンデット”のリーダー格。微妙な仕事する手下に容赦がなく処分する。ビリーに好意を寄せている。
マクダーモット夫妻に600万ドルを奪われ、逃げ回っていた彼らが尻尾を出すまで待った。
ついにマクダーモット夫妻が姿を現し、100万ドルを返済されるも足りないとして許さず。
ケーキを見に行ったオーウェンたちの前に現れると、銃撃戦の末にパーカーを捕まえた。
最後は500万ドルを持ってきたオーウェンの誤射で手下がやられ、流れ弾で倒されていた。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『ファーズァー・オブ・ザ・イヤー』や『僕のミッシー』などで知られるタイラー・スピンデルが監督を務めています。
基本的にNetflixのオリジナル映画というのは可もなく不可もない作りで、平均的な作りで突出した面白さがある作品は少ない。
それに予算も微妙に多いのか少ないのか分からないような作品で、スクリーンで上映されないから派手さも控え目になっています。
そんな本作ではコメディ映画の常連であるアダム・ディヴァインが主演していますが、相変わらずのマヌケな巻き込まれるタイプの主人公を演じます。
アダム・ディヴァインはこういう役が似合っていますので、本作でも安定したキャラクターになっていました。
逆に言えば突出した部分がほぼなく、いつも通りのアダム・ディヴァインだから可もなく不可もなしという感じでした。
他に目立ったのは5代目ジェームズ・ボンドであったピアース・ブロスナンで、本作でのそれを意識したようなキャラクターでした。
これは主人公のアダム・ディヴァインとの対比としてのキャラクターだが、同じ女性に愛情を持っている点でライバルとも言えるだろうと思います。
コメディ映画の王道であるドタバタ劇だけど、ストーリーも平凡でどこかで観たような内容だと言えるぐらい普通すぎました。
女性陣があまり目立っていなかった点でも、少しバランスが悪く登場人物も多いせいで描写のバランスも良くなかったです。
中途半端なキャラクターが多くなってしまい、主人公を悪い意味で存在感をなくす事になってしまったのも残念でした。
Netflixのオリジナル映画として及第点かもしれないが、せっかくの動画配信されている作品だからもっと冒険して欲しかったです。
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