【REC/レック】RE-418

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洋画

作品データ

公開年月 2007/11/23
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ
脚本 ジャウマ・バラゲロ、パコ・プラサ、ほか
製作 フリオ・フェルナンデス
製作国 スペイン
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

プロフェッショナルな人々の仕事に密着するドキュメンタリー番組の為、毎晩取材に励むローカルテレビ局のレポーターのアンヘラ。
今夜は消防士の同行取材していたが、アパートの住人から暴れる老婆の通報が入ってアンヘラたちは早速と現場へ向かう。
警官たちも駆けつけ、アパートには怯えた住人と血まみれの老婆の姿があり、突然として襲いかかるとアンヘラたちは未知の病原菌の感染を知るのだった。

登場人物&出演者

アンヘラ・ヴィダル(演:マヌエラ・ベラスコ)

代表作に『欲望の法則』、『REC/レック2』などがあります。

主人公。ローカルテレビ局のレポーター。密着取材する「眠らぬ街」のドキュメンタリー番組でホストを務める。

退屈な消防署の取材から出動要請が来ると、ワクワクしながらカメラに状況を伝えていた。
老婆が警官に噛み付きパニックになるが、落ち着くもセルヒオに文句を言われる反論した。
レアンドロからの説明を聞いて、感染者が発生してマヌーを中心に安全な場所に逃げた。
最後はパブロと最上階の部屋まで逃げるが、元凶となった何かに遭遇して捕まってしまう。

パブロ(演:パブロ・ロッソ)

代表作に『REC/レック2』などがあります。

ローカルテレビ局のカメラマン。密着取材する「眠らぬ街」のドキュメンタリー番組でアンヘラと同行する。

退屈な消防署で出動要請が入ると、アンヘラとともに現場となったアパートまで同行する。
老婆が警官に噛み付く瞬間を冷静にカメラで捉え、アンヘラと違ってパニックにならず。
レアンドロの説明から感染者たちが暴れ出し、アンヘラたちと一緒に安全な場所に逃げる。
最後は最上階の部屋まで逃げるが、何かに遭遇してアンヘラを逃がすも食われて死亡した。

マヌー(演:フェラン・テラッサ)

代表作に『ネイムレス/無名恐怖』、『REC/レック2』などがあります。

消防士。アンヘラたちの取材クルーと一緒に行動して、消防署についての説明などをしてフレンドリーに対応する。

出動要請が入るとアンヘラたちを連れてアパートに到着し、緊迫する状況を確認していた。
老婆が中年警官を噛んでケガさせ、外へ運ぼうとするがアパートが監禁されて怒っていた。
外に出ようとするも完全に監禁され、レアンドロから説明を聞いて感染者から逃げ回った。
最後は上階の部屋に逃げる為にドアをこじ開けるが、感染してアンヘラたちを追いかけた。

セザール(演:カルロス・ラサルテ)

代表作に『パズラー2/リターン・オブ・マッドネス』、『スリーピング・タイト/白肌の美女の異常な夜』などがあります。

アパートの住人。老齢のダンディな男性。以前は母親と住んでいたが、亡くなってから一人で暮らしている。

状況が分からない中でアンヘラたちが来ると、老婆の叫び声が聞こえたとして説明した。
アパートに監禁されていると知って、説明がない状況に対して不満を声高に言っていた。
アンヘルからの取材では映り方にこだわりながら、中国人たちの非常識さを口にしていた。
最後は事務所まで逃げて工場から出られると話したが、感染したレアンドロに襲われた。

ギレム(演:カルロス・ビセンテ)

代表作に『El año del diluvio』、『Xavier Mina, sueños de libertad. Los sitios de Zaragoza』などがあります。

アパートの住人。若い青年。病院で研修医として勤務する。老婆の暴走を聞きつけて部屋の前にいた。

中年警官が噛まれて玄関へ運ばれると、研修医だと名乗ってすぐに状況を応急処置する。
病院に運ばないと危ないと警告していたが、アパートに監禁されてできる事をしていた。
アンヘラからの取材では冷静に状況を話して、アパートの責任者として鍵の場所を話す。
最後はレアンドロが来て警官たちの感染を話すと、彼らが起きて噛まれて仲間入りをした。

セルヒオ(演:ホルヘ・ヤマン・セラーノ)

代表作に『セックス依存症の私』、『REC/レック2』などがあります。

若い警官。相棒と一緒にアパートへ来ていた。マヌーたちが到着する前から騒ぎのあった部屋の前にいた。

相棒が老婆に襲われて慌てて運び出し、現場の責任者となって住人たちを落ち着かせた。
本部からの指示で動かないようにしようと務め、勝手に動くマヌーたちに銃を向けていた。
レアンドロが来ると感染の疑いを知って、凶暴化した少女が逃げ出して追いかけていく。
最後は注射しようと近づくが、凶暴化した少女に噛まれアンヘラたちを逃げスも感染した。

レアンドロ(演:ベン・テンプル)

代表作に『イレイザー』、『キャロルの初恋』などがあります。

衛生検査官。アパートに閉じ込められた住人たちの検査をする為、防護服とガスマスクを装着して入ってきた。

最初に顔を噛まれた中年警官とアレックスの症状を確認して、手錠するように警告をした。
感染した二人が急に暴れ出してギレムが噛まれ、シャッターを閉めて工場に監禁させた。
マヌーたちに言い寄られて事実を話すと、熱を持っていた少女が感染者となって逃げ回る。
最後は少女を捕まえようとした噛まれてしまい、感染して凶暴化しセザールを襲った。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作はジャウマ・バラゲロとパコ・プラサが共同監督と共同脚本を務めています。
この作品は2008年にはハリウッドのリメイク版『REC:レック/ザ・クアランティン』が公開されています。
いわゆるカメラの一人称視点によるPOV手法の作品であり、あの『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』がヒットしたおかげで浸透していた演出方法となります。
このPOV手法のメリットは限られた視点のみで映像を映し出すから、低予算の作品とは非常に相性がいいというところだろう。
それに全体を見る事ができないから、カメラの視点外からの恐怖について対応できずに追体験させる効果もあります。
ただ、当時は劣化版の作品が多く、POV手法で作られたゾンビ映画を含めたホラー映画はどれも質が悪かったです。
そんな中で本作が登場したが、限られた視点と狭い空間、暗黒画面による恐怖の相乗効果を上手く生かしている作品となりました。
スペイン本国では大ヒットを果たし、ついにはハリウッドでもリメイクするなど、シリーズとしても大成功を収めています。
本作は1作目という事でシリーズの後追いよりもインパクトが強く、中盤以降の連続する緊張感が画面越しから伝わってきます。
ゾンネ映画というよりは『28日後…』のような感染系ホラー映画の性質が強いが、ちゃんと人間を噛んでいるからゾンビとも言えなくはない。
終盤は特に本作で最も盛り上がる部分で、主人公のレポーターとカメラマンだけとなり、上階の部屋に逃げるが何かいる雰囲気が抜群に秀逸である。
分かっていてもビックリさせるポイントの間が絶妙であり、一度鑑賞しているはずなのにちゃんと驚かせるまでのタイミングが良かった。
ウイルス系の感染だと思ったら、まさか最後が宗教絡みになったのはスペイン映画とも思わせる設定は少し残念に思えてしまった。
それでも、長くシリーズ化され、リメイクもされている上にパクリ映画も作られているから大きな影響を与えたのは言うまでもないだろう。

コメント

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