【トレマーズ】RE-408

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洋画

作品データ

公開年月 1990/01/19
ジャンル パニック/アクション
原作 なし
監督 ロン・アンダーウッド
脚本 S・S・ウィルソン、ブレンド・マドック
製作 S・S・ウィルソン、ブレンド・マドック
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ネバダ州の小さな田舎町パーフェクション・シティで便利屋として働くヴァルと相棒のアールは稼ぎの少なさを嘆いていた。
そんなある日、地震学を研究しているロンダという大学院生と出会い、数日後に異常な地中の振動を記録したと知らせる。
その日を境に町では不審な死が連続し、その元凶が地中に潜む巨大な地底生物だと突き止めるのだった。

登場人物&出演者

バル(演:ケヴィン・ベーコン)

近年の出演作に『ラブ・アゲイン』、『スーパー!』などがあります。

主人公。アールとともに便利屋を営む。稼ぎが少ない事に嘆き、いつか町を出ようとする。

パーフェクション・シティから出ようという時に町外れの電柱で死者が出て戻る事に。
他に死者が出て隣町で警察を呼び行こうとするがトラックにグラボイズの触手が引っかかる。
ロンダの分析で音だけに反応すると知って、荒野のど真ん中から脱出して町へ戻る。
最後は追い詰められるが、咄嗟の機転によってグラボイズを崖下に落とす作戦を成功させる。

アール(演:フレッド・ウォード)

代表作に『アルカトラズからの脱出』、『アーマード/武装地帯』などがあります。

バルの相棒。バルよりも一回りほど年上で、彼に対して父親的な立場で物事を教える。

バルとともにパーフェクション・シティを出ようとするが死者のおかげで町へ戻る事になる。
警察を呼ぶ為にウォルターの馬で向かうも途中で襲われ、結果的にロンダと合流した。
帰ってきてグラボイズの正体を話すも誰も信じないところで姿を現しウォルターを食った。
最後は爆弾を投げ縄で繋げ、それを投げつけてグラボイズを一頭仕留める事に成功した。

ロンダ(演:フィン・カーター)

代表作に『ガレッジ・ウォーズ』、『ゴースト・オブ・ミシシッピー』などがあります。

ヒロイン。大学で地震学を専攻する学生。町のデータを取っていた時、異変に気づく。

町外れで地震の調査をしていたところでグラボイズに馬を殺されたバルとアールと合流。
その後、車で町に戻ってグラボイズの危険性をみんなに知らせたところで姿を現す。
科学者という名目でバルたちからグラボイズの生態について色々と質問されて対応する。
最後の一頭を仕留める為にバルの思いついた作戦にライターで爆弾に火を付けた。

ヘザー・ガンマー(演:リーバ・マッキンタイア)

代表作に『ザ・ギャンブラー・リターンズ/ザ・ラック・オブ・ドロー』などがあります。

バートの妻。夫と同じくガンマニアで極度のサバイバリスト。バートを制御する役割。

バートとともに町の周辺を走って近くの住民や学生に避難を促していた。
自宅で待機している時にグラボイズの襲撃に遭うも、雨のような銃撃に仕留めた。
5年分の備蓄と高価な設備がムダになったと落ち込むバートを励ました。
最後はバルたちと衝突したバートを抑え、冷静になるべきだと意見をした。

バート・ガンマー(演:マイケル・グロス)

代表作に『乱気流/グランド・コントロール』、『ミセス・ハリスの犯罪』などがあります。

町外れの丘に住む。究極のガンマニアで、サバイバルの心得を持つ頼もしい存在。

町の周辺を車で飛ばして近くの人間に避難するように警告して回っていた。
完璧な武装でグラボイズで迎え撃ち、三頭いるうちの一頭を見事にヘザーと倒した。
5年分の備蓄と高価な設備がムダになったと嘆いて、それをヘザーがなんとか慰める。
最後はバルたちと意見の相違があって対立するも、彼らが怪物を倒した事で認めた。

メルヴィン(演:ロバート・ジェイン)

代表作に『アイアン・イーグル』、『アップルゲイツ』などがあります。

パーフェクション・シティに住むイタズラ好きな少年。そのせいで何度も怒られている。

ウォルターがバルから買った触手でイタズラをして怒られ、危うくバートに撃たれる。
またもイタズラをしてアールを怒らせ、次は本当に襲われてビビって逃げ出す。
最後は山に向かう時にバートから銃をせがみ、実際に渡されるが弾は入っていなかった。

ウォルター・チャン(演:ヴィクター・ウォン)

代表作に『ゴールデン・チャイルド』、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』などがあります。

パーフェクション・シティで雑貨屋を営むアジア系の男。商売上手な一面を持つ。

バルたち地下生物の触手を15ドルで買って記念写真で300ドルを儲けるようと考えた。
最後は店のクーラーが音を立ててグラボイズに襲われ、その時に犠牲となってしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :4/5。

本作はシリーズ化されたモンスター映画として知られています。
特に注目するべきは『フットルース』で知名度を上げていたケヴィン・ベーコンが主演という点でしょう。
すでに有名となっていたケヴィン・ベーコンがB級のモンスター映画に出演しただけでも注目度が高かったと思います。
そのおかげもあって、現在ではモンスター映画を代表する作品となって、その後はシリーズ化されるほど人気を博しました。
本作の舞台は典型的なアメリカの田舎町となっていて、そこで地中を移動する巨大なモンスターであるグラボイズが襲いかかるという内容です。
80年代の作品という事で、基本的に派手な感じで物語を演出しています。
海には恐怖のサメ『ジョーズ』がいれば、地中にはグラボイズがいるという比較ができるほど強烈なインパクトを生み出しています。
その後はシリーズを重ねていったが、残念ながら『ジョーズ』と同じように微妙さが増していくだったけど。
本作の注目するべき点はグラボイズもそうだが、それ以上にケヴィン・ベーコンとフレッド・ウォードのバディ・ムービーである点だろう。
若者のバルを演じるケヴィン・ベーコンと、父親のような存在のアールを演じるフレッド・ウォードとの相性は抜群と言えます。
この二人が息の合った演技をしたおかげで親近感が湧き、若さのバルと慎重なアールとの比較も上手く描かれています。
バルとアールの仲の良さを表すとして、何かを決める時に毎度やるジャンケンがいい。
それによって互いに納得するが、最後の最後でバルが裏切るのも主人公らしい。
本作に登場するグラボイズは全部で四頭だが、一頭目は正体を知る為に犠牲となってしまう。
次の二頭目はバートたちの家を襲撃するも銃弾の雨によって蜂の巣にされる。
最後の二頭はしつこくバルたちを追いかけ、三頭目はアールの爆弾が繋がれた投げ縄によって爆発四散する。
そして、最後の一頭は一番賢いが、それに負けないとしてバルの思いついた作戦によって崖下に落とされた絶命する。
一頭が倒される度に喜びをあげる住民たちは自然と観ている側も一緒に盛り上がります。
比較される『ジョーズ』はホラーテイストがある一方で、本作はアメリカらしい砂ホコリまみれの相手とのアクションが魅力的です。
ここからシリーズ化されるが、やはり、一作目は観ている側との一体感があって、楽しめる演出が突出していると思います。
二作目にアールは出ているけど、本シリーズはマイケル・グロスのバートが主人公と言っても過言じゃないだろうか。
その度にB級的な感じが増えてしまったのは残念だが、このシリーズはそれでちょうどいいのかもしれません。

コメント

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