作品データ
あらすじ
人類のほとんどがゾンビ化した近未来のオーストリアでは、軍人のリースはゾンビや生存者を捕獲して基地に運ぶ仕事をしていた。
そんなある日、リースはいつものように生存者の女性を捕獲するが、姉のグレイスを助けようとした妹のマキシから真実を聞かさせる。
旅を続けていたバリーとハイブリッドゾンビの妹ブルックと協力して、グレイスを救出しようと反旗を翻すのだった。
登場人物&出演者
・リース伍長(演:ルーク・マッケンジー)
代表作に『ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ』などがあります。
主人公。軍人。ゾンビを捕獲して基地に実験体や燃料として提供し、代わりに抗ウイルス薬をもらっている。
軍人だった兄が名誉の死を遂げており、それに恥じない為に軍がやっている事に従っている。
ハイブリッドであるグレイスを捕まえるが、妹のマキシが殺されると知って軍を裏切った。
兄がバリーとブルックを追い詰めた事で当初はいがみ合うが、悪事を理解して仲間になった。
最後は逃げた衛生兵を自分の家まで追って倒し、自殺しようとしてグレイスに止められた。
・マキシ(演:シャンテー・バーンズ=コワン)
代表作に『ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ』、『Sweet As』などがあります。
姉のグレイスと生き延びている。姉がハイブリッドで定期的に血液が必要となり、症状が出ると与えていた。
あてもなく車を走らせていると、リースの襲撃を受けて気絶して姉にトランクへ隠された。
目を覚ましてリースを見つけると人質にするが、反撃で逆に捕まるも彼が軍を裏切って逃走。
バリーたちを引き連れてリースを仲間にして、基地を襲撃するも衛生兵に逃げられてしまう。
最後はリースと一緒に衛生兵を追って檻に入れられるが、姉が復活して再び旅に出かける。
・グレイス(演:タシア・ザラル)
代表作に『Uninhabited』、『Steamline』などがあります。
マキシの姉でバリーたちと一緒に行動していた。暴走状態となったブルックに噛まれて妹と一緒に出ていった。
リースの襲撃を食らって気絶した妹を隠して応戦するが、結局は捕まって基地に送られた。
ハイブリッド化するも衛生兵に捕まっていて、血清を作る為に大事な素材として保管される。
基地を襲撃したリースたちによって追い詰められた衛生兵に連れ出され、血を抽出された。
最後は目を覚まして衛生兵を惨殺すると、リースの自殺を止めて一緒に旅する事になった。
・ブルック(演:ビアンカ・ブレイディ)
代表作に『ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ』、『RENDEL/レンデル』などがあります。
バリーの妹でハイブリッドゾンビの女性。ゾンビをテレパシーで操って視界を共有できるが、暴走する可能性がある。
暴走状態になってグレイスに噛み付いてしまい、そのせいで一緒に行動した姉妹が出ていく。
姉のグレイスが捕まったマキシが助けを求めると、捕獲したゾンビを送るリースと協力する。
基地まで侵入して大佐たちと戦うが、腹部に散弾銃を食らって内蔵が飛び出るも動いていた。
最後は暴走した妹に噛まれゾンビ化し、リースたちを逃げし基地の爆発でも生き延びていた。
・バリー(演:ジェイ・ギャラガー)
代表作に『ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ』、『サイバー・ゴースト・セキュリティ』などがあります。
妹のブルックと旅を続けている。グレイスとマキシの姉妹と一緒に行動するが、妹の暴走で彼女たちと別れる。
グレイスが捕まったとしてマキシが助けを求められ、リースを捕まえて協力させる事になる。
リースが事実を知って基地を襲撃すると決意し、妹がゾンビたちを引き連れて侵入をする。
大佐の散弾銃で内蔵が飛び出るが、マキシが倒すも妹が暴走状態になって噛まれてしまう。
最後は基地の自爆前にゾンビ化してリースたちを脱出させ、爆発するも妹と生き延びていた。
・大佐(演:ジェイク・ライアン)
代表作に『ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ』、『ブルー・ワールド・オーダー』などがあります。
基地を指揮している。リースの上官で彼が持ってきた実験体と燃料を回収し、抗ウイルス薬と交換していた。
リースが少しでも疑うと彼の兄の話しを持ち出して、黙って従うような態度を見せていた。
実はゾンビに噛まれていて同じく噛まれた医者と協力して、症状を抑える血清を作っていた。
マキシを殺す運命にあると知ったリースが裏切るが、彼を捕まえてゾンビのエサにする。
最後はリースの襲撃に応戦してバリーを負傷させるが、マキシに頭を吹き飛ばされ死亡した。
・衛生兵(演:ニコラス・ボシエ)
代表作に『ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ』、『Three Summers』などがあります。
製薬工場で治療薬を作っている軍の科学者。リースが捕獲するゾンビや人間を使って実験体にして研究する。
実は噛まれていてゾンビ化する状態にあるが、人間から抽出した血液を使って血清を作る。
同じく噛まれている大佐と結託して司令部を騙していて、グレイスが来た事で状況が変わる。
リースの裏切りで基地が襲撃され、サイボーグゾンビでブルックを相手にする破壊された。
最後はグレイスの血でハイブリッドになるが、目覚めた彼女に倒され、リースに始末された。
感想
[個人的な評価]
本作は『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2022』にて上映された作品となっています。
この作品は『ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ』と同じ世界線という設定のゾンビ映画となっています。
1作目は4年の歳月を費やして完成したが、B級映画ながら高い評価を得て続編の期待が大きくなっていました。
ついに続編が出たので期待して鑑賞したが、前作はほとんど覚えていないせいで説明の少なさに少し戸惑ってしまった。
ただ、設定はかなり練られているにも関わらず、そこまで説明が必要ないぐらい世界観は非常に分かりやすいです。
前作の最後にゾンビたちが吐くメタンを燃料とする動力源として、本作では当たり前のように使っているのは面白い。
主人公は前作でバリーやブルックを苦しめた同一人物だと思ったら、双子という設定の別人にしているのは興味深いです。
同じキャストを使ってもキャラクターを変えたのは正解で、続編であっても状況が分かる為の誘導する役割も果たしていました。
前作と同じようにテンポ良く進んでいき、あの『マッドマックス』を彷彿とさせる世紀末な車などの造形も素晴らしいと言えます。
それに燃料がゾンビの吐くメタンという事で恐怖の対象じゃなく、便利な動力源になっている点でも面白いと感じました。
もちろん、前作の主人公であったバリーとブルックも終盤で大活躍して、死んだと思われたが生きているので続編が期待できる。
続編であっても前作の良さを純粋にパワーアップさせているので、当然ながら3作目は非常に期待できると思います。
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