【アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ティーチャー】VD-906

スポンサーリンク
アクション

作品データ

公開年月 2019/09/15
ジャンル アクション
原作 なし
監督 石井良和
脚本 石井信彦
製作 迫宏之、長谷川浩行
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

鯖山夜間高校で教師として働く宮沢賢三だったが、学校は生徒数の減少により閉校が決定してしまう。
思い出作りと生徒全員が参加して学校祭でミュージカル「桃太郎と鶴の恩返し」を上演して、クライマックスを迎えると上空から突然UFOが襲来する。
生徒である春日一路と仁子の夫婦の引き渡しを要求すると、彼らからカプセルをもらった宮沢は瞬時に巨大化して宇宙人と戦う事になるのだった。

登場人物&出演者

宮沢賢三(演:小嶋マコト)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。鯖山夜間高校の教師。30歳で一度引きこもりになっている。そのせいで基本的に何事も無気力な性格。

廃校が決まってもリアクションがなく、教頭から別の高校の正規雇用があると助言される。
ミュージカルを提案する春日夫婦に乗るが、自分の再就職の為とバレて辞めてしまっていた。
春日夫婦や生徒たちに言われてミュージカルを再開させるが、宇宙人の攻撃を知ってしまう。
最後は春日夫婦からもらった薬で巨大化して、宇宙人をなんとか倒して地球を救い出した。

安芸布慈子(演:彦坂道子)

本作が長編映画デビュー作となります。

鯖山夜間高校の女子生徒。キャバクラで働いている。借金漬けで返済がギリギリとなって学校を辞める可能性がある。

宮沢との進路相談では借金について文句を言っていて、助言されても意味がないと話した。
ミュージカルに賛同していたが、借金を返せない事から宮沢が解決に乗り出すも失敗した。
春日夫婦がパワーを使って借用書を取り戻して借金が消え、ミュージカルを懸命にやる。
最後は巨大化した宮沢の局部を隠すアドバイスをして、宇宙人が撃退されて安心をしていた。

鵜飼君彦(演:山本駿介)

本作が長編映画デビュー作となります。

鯖山夜間高校の男子生徒。基本的に無口で誰ともしゃらない。授業が始まる前はずっとノートに漫画を描いている。

宮沢との進路相談では漫画の専門学校に行くつもりで、YouTuberに間違えられ訂正した。
ミュージカルについて問われると、個性的なクラスメイトが多いから悪くないと賛同した。
脚本と演出を担当して出演者たちを厳しく指導し、上演が上手くいって万雷の拍手を受ける。
最後は暴走する宇宙人に説明する役として洗脳されるが、春日夫婦に助けられていた。

安室真理(演:土屋里奈)

本作が長編映画デビュー作となります。

鯖山夜間高校の女子生徒。マルチ商法にハマっている。消臭スプレーなどの商品を生徒たちに宣伝している。

宮沢との進路相談では商品を売り込もうとしたが、当然のように止められて機嫌を損なう。
春日夫婦が提案したミュージカルに賛同していくと、マルチ商法よりも熱意を持っていた。
一度断念した宮沢を最初に説得して再開し、マルチ商法の上司を排除してもらい練習をする。
最後はミュージカルが始まって堂々とした演技をして、観客から万雷の拍手を受けていた。

松崎健司(演:矢島理弘)

本作が長編映画デビュー作となります。

鯖山夜間高校の男子生徒。お調子者で陽気。将来についてなんとかなるという考え方で、自分に絶対の自信を持つ。

宮沢との進路相談ではバイトを辞めたと話し、料理よりミュージシャンが向いていると豪語。
鵜飼がミュージカルに賛同したのを聞くと、音楽が作れるとして協力を軽く気持ちで賛同。
ミュージカルで振り付けと歌を考え、鬼を倒す桃太郎役として誰よりも一生懸命やっていた。
最後はミュージカルは終始に渡って問題なく上演され、終わると万雷の拍手を受けていた。

榊尚之(演:福地聡)

本作が長編映画デビュー作となります。

鯖山夜間高校の男子生徒。一人だけ学ランを着ていて、「破滅」と書かれたハチマキをして世界の破滅を願う中二病。

宮沢との進路相談では将来の事を考えておらず、世界が破滅するべきだとずっと訴えていた。
春日夫婦が提案したミュージカルに賛同者が少ないとして、宮沢に破滅だとツブツブ言う。
一度断念してしまった宮沢が奮起すると、なぜか破滅する事を忘れて一生懸命練習をした。
最後はミュージカルでは鬼の役として堂々と立ち回り、自分のキャラクターを忘れていた。

春日仁子(演:つづらぬきゆうこ)

本作が長編映画デビュー作となります。

鯖山夜間高校の女子生徒。夫の一路と一緒に通っている。南国のような服装と怪しいカタコトに日本語を使う。

宮沢との進路相談では母国が戦争ばっかりで、日本は平和で安全だとずっと褒めていた。
最後の学校祭でミュージカルを宮沢に提案すると、賛同者を集める為に一人ずつ声をかける。
夫や他の生徒たちと断念した宮沢を説得し、再開させるも悪の宇宙人にバレたと知った。
最後は宮沢に巨大化する薬を渡し、夫と宇宙船に乗って時間稼ぎしている間に逃げ出した。

春日一路(演:荒牧翔吾)

本作が長編映画デビュー作となります。

鯖山夜間高校の男子生徒。妻の仁子と通っている。南国のような服装とカタコトで外国出身だと説明している。

宮沢との進路相談では仁子がリードされながら、日本は安全でいい国だと何度も繰り返した。
妻との提案で最後の学校祭でミュージカルをやろうとして、一緒に賛同者を募っていた。
宮沢が一度断念したが、妻や生徒たちと続けるように説得して再開するも時間がなくなる。
最後は宮沢に巨大化する薬を渡して、妻とともに宇宙船でワープして無事に逃げ出した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『ゴジラ/FINAL WARS』や『亡国のイージス』で特技助監督を務めた石井良和が監督を務めています。
この作品は『6月6日』や『ゲームマスター』で知られる石井良和が監督と脚本を務めます。
70分という尺の短い映画となっているが、そのほとんどは夜間高校の教師と生徒の物語で残りの10分が本題となります。
つまり、本作は学園青春物語と言ってもいいような作りになっていて、オマケで特撮によるアクションがあるような感じです。
社会人が高校に通う定時制が舞台となっているので、馴染みがない人にとってはよく分からない状況だと言えます。
勉学に励んでいるはずなのに商品の宣伝やキャバクラでの借金など、どう考えても高校生とは思えない話しが普通にあります。
その中で主人公である教師は元引きこもりのせいで無気力な性格となり、失業する状況でもほとんどリアクションがない。
ただ、周囲に言われてミュージカルをやるという奮起を見せていき、次第に生徒たちと一団結する青春映画のような展開となります。
サイドストーリーとして宇宙人が紛れ込んでいて、彼らを食べようとする凶暴な宇宙人が追っている設定が本当にオマケとしか思えない。
そもそも、超低予算で作っている上に出演者のほとんどが素人レベルなので、そのような作品と思うしかないだろう。
特にタイトルの「アタック・オブ・ザ」シリーズはどれもシュールな作りであり、笑えないけど笑うしかない作品ばっかりとなります。
それを覚悟で鑑賞しても本作は中盤で間延びしてしまい、終盤も盛り上がるはずの特撮も勢いがなくて残念な感じになりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました