作品データ
公開年月 | 2009/05/30 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | スティーヴン・ランベロウ |
脚本 | スティーヴン・ランベロウ |
製作 | アントン・ブレヤク、ジョン・ダンロップ、ほか |
製作国 | カナダ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ある日突然、人々は口から大量の血を吐いて謎の死を遂げる出来事が起きる。
その中で生き残った人々は流れる音楽を頼りにシェルターへ集まり、何が起きたのか分からないまま怯えていた。
死体だらけの町から脱出するべきと提案するマイケルやカールと、残るべきとして生存者の間で意見が別れてそれぞれの意見に従っていくのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は超低予算で作られたゾンビ映画となります。
この作品は『King Lear』や『Covenat』などで知られるスティーヴン・ランベロウが監督と脚本を務めています。
非常にゆっくりとしたテンポで進んでいくゾンビ映画であるが、徐々に死体が動き出す様子を描く意味では非常に面白いと感じた。
とにかく、テンポが遅く何か起きるワケじゃないので、途中までゾンビ映画だという事を忘れてしまうほど退屈です。
ようやく死体が動いても生存者を襲うワケじゃなく、ただウロウロしているからゾンビ映画に置ける死の緊張感がまったくありません。
結果的に三人だけが田舎の農場で暮らしていくが、そこには希望も何もないから退屈な時間しか過ぎていきません。
ここら辺は大ヒットしたテレビドラマ『ウォーキング・デッド』と比べ、登場人物や会話に魅力がないから飽きてしまう。
それに主人公たちには絶望感しかないので、無意味に時間が過ぎていく描写をずっと見せられても面白味がない。
やっとの思いで物語が動いても、ほとんど意味がなく、ベテラン俳優のデヴィッド・キャラダインがなんの為に出てきたのか分からないぐらい。
一度農場を出ていく登場人物がゾンビを引き連れて戻ってくる迷惑な行動も、自己犠牲でごまかしているが、明らかにテロリストと変わらないような感じでした。
ラストに関しても結局は序盤からやっていく事と何も変わらず、そもそも主人公たちは成り行きに任せると宣言している以上、最初から面白味がないという感じです。
せめて、口先でもいいから希望を持った前向きな考え方ならばいいけど、ずっと後ろ向きだからラストのオチも曖昧で、この映画で何がしたいのかまったく分からなかったです。
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