作品データ
あらすじ
辺境の地に佇む一軒のバー「ディーの金食い虫」は妖しい雰囲気に満ちており、客が絶世の美女ばっかりだが、その正体は人間じゃない噂で男の客たちが消息を絶っていた。
その一方、元軍人のGや新婦たちはチームを組み、各地で悪魔退治を行っていて、それぞれに狩りをやる理由を秘めていた。
そんな中でGたちは「ディーの金食い虫」の噂を聞きつけ、店を訪れると美しさと強大な力を持った悪魔たちが巣食っていると知るのだった。
登場人物&出演者
・G/ジェラルド(演:ランディ・クートゥア)
近年の出演作に『BLOWBACK/ブロウバック』、『バトルロワイヤル・オブ・ザ・デッド』などがあります。
悪魔狩りチームの一人。過去に軍人として戦場に出ていたが、その時に得たトラウマで悪夢にうなされる。
デュプリーの呼び出しで悪魔に取り憑かれた少女の元へ行き、生き埋めしかないと納得した。
反対して抜けたフランクリンはチームじゃないと主張したが、彼をディーの店へ迎えに行く。
司書の話しを聞いて小難しい事を飛ばして、堕天使だろうが人間を守る為に銃を手にした。
最後は自爆した子供の責任を背負うが、イゼベルに許しをもらって苦しみから解放された。
・スチュワート(演:リチャード・グリエコ)
代表作に『インデペンデンス・デイ2021』、『ジャングル・ツアーズ』などがあります。
悪魔狩りチームの一人。チームのリーダー格として話しを引き出す。デュプリーの呼び出しに応じていた。
悪魔に取り憑かれた少女を生き埋めにするしかないと知り、町を救う為として迷わず選択。
フランクリンを迎えにディーの店に来ると、相手が悪魔だと分かって素直に帰っていった。
司書の説明を聞いて堕天使と知るも、人間を処刑している事から自分たちの出番と指示する。
最後は赤ん坊を殺した妻を誤って殺害した贖罪を受け、気持ちが軽くなって帰っていった。
・デュプリー(演:ジャンニ・カッパルディ)
代表作に『ジャスティス・ウォー/正義の代償』、『デイ・トゥ・ダイ/最後の戦い』などがあります。
悪魔狩りチームの一人。神父。少女に取り憑いた悪魔を祓う為、チームを集めさせて一緒に向かっていた。
スペイン語も話せて少女の母親から事情を聞くが、ロシャンに対処できないと知って納得。
フランクリンがチームを離れても町を救う為に少女を生き埋めにして、ディーの店まで行く。
司書から悪魔ではなく堕天使が今度の相手と聞いても、ショットガンを手にして迎え撃った。
最後は告解で間違った助言で5人が死亡し、堕天使から痛みを与えられて乗り越え生還した。
・ロシャン(演:ディーン・ケイン)
代表作に『タイムリミット』、『5デイズ』などがあります。
悪魔狩りチームの一人。知識を担当し、常に本を片手に持ち歩いて悪魔と対峙するとその正体を語ってくれる。
デュプリーが見つけた悪魔に取り憑かれた少女の家に行くと、古い悪魔と知って驚いていた。
ディーのナイトクラブまでフランクリンを迎えに行き、イゼベルたちの正体を聞いて焦る。
司書から知識を借りて悪魔じゃなく、相手が堕天使と知っても人間を助ける為に同行した。
最後は堕天使から拷問を受けてケガするが、善人であると理解してもらい解放されていた。
・フランクリン(演:マーク・ジャスティス)
代表作に『ダイナソー・アイランド』、『イモータル・ウォー/終わりなき戦い』などがあります。
悪魔狩りチームの一人。一番の若いメンバー。チームの中で最も活動的で集まらないメンバーに声をかける。
ロシャンの見解で払う事ができず、生き埋めにするしかないとなってチームを出て行った。
ディーのナイトクラブに立ち寄るが、迎えに来た仲間たちから悪魔の店と知って一緒に出た。
司書の説明から悪魔狩りに再び戻るが、過去に妹を迎えに行かず死なせた罪が暴露される。
最後は妹が解放されていると知って気持ちが軽くなり、堕天使たちに許されて帰っていった。
・司書(演:マイケル・マドセン)
近年の出演作に『ペイント・イット・ブラック』、『ハンターvsハンター』などがあります。
砂漠にポツンとある家に住んでいる老齢の男。車の整備をしているとロシャンたちの到着を事前に把握していた。
ロシャンたちを出迎えると、修道士のコートを着て彼らが遭遇した悪魔について調べていた。
数ある本の中からディーのナイトクラブにいるのは、悪魔じゃなく堕天使だと説明していた。
人間の罪を見る事ができるが、あくまで人間の肉体を得ているから強くはないと主張する。
最後は立ち去るロシャンたちの健闘を祈りながら、本を彼に託して面倒臭そうに見送った。
・イゼベル(演:ミンディ・ロビンソン)
代表作に『ザ・トレジャー・ハンティング/古代マヤの秘宝と白い魔女の呪い』、『イモータル・ウォー/終わりなき戦い』などがあります。
砂漠にあるナイトクラブ「ディーの金食い虫」で働く美女。その正体は堕天使でリーダー格として客に声をかける。
他の堕天使同様に悪人の罪を見抜いて、客としてやって来た彼らを物理的に処刑をしていた。
善人には一切手を出す事ができず、モルモン教の若い二人組の若者たちに気を使っていた。
フランクリンが店にいて、迎えに来たスチュワートたちを見ても脅すだけで店から帰らせた。
最後は悪魔狩りチームにそれぞれ贖罪を与えていき、彼らをほとんど傷つけず帰らせた。
・ディー(演:ロバート・ダヴィ)
近年の出演作に『ブラッド・リベンジ/奪還のボーダーライン』、『リベンジ・プラン』などがあります。
砂漠にある「ディーの金食い虫」のナイトクラブでバーテンダーをしている。やって来た客に快く注文を受けている。
ドラッグ中毒の女性がやって来ると、カウンターに案内された彼女について話しをしていた。
自身は車庫で車のエンジンをかけたまま寝てしまい、そのせいで家族が中毒死したと語る。
悪魔狩りチームが来ると、モルモン教の若い二人を店の裏に連れて行って安全を確保した。
最後は悪魔狩りチームがイゼベルたちの贖罪を受け、四騎士の一人・飢饉がいると注意した。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアルバトロス・フィルムが配給した作品となります。
この作品は『ミシガン・チェーンキラー』で知られるランス・カワスが監督を務めています。
ジャケットや予告編では悪魔狩りの男たちと、ナイトクラブを本拠地とする美女悪魔たちとのアクションバトルのような作品だと宣伝しています。
しかし、実際はまったく違う内容であり、アクションは銃を数回撃つ程度で面白味がなく、悪魔が堕天使で悪人しか裁いていないという事実が判明します。
そうなってくると、お互いに決め手のない状況が続いていき、どこで物語を進めると思ったら悪魔狩りをする側を堕天使たちが贖罪を与える予想を裏切る展開でした。
序盤も相当退屈で王道の悪魔狩りと違った視点でやろうとするのが伝わるけど、明らかに間違った方向になって眠気を誘ってきます。
誰が主人公か分からないし、悪魔狩りするチームはどのような経緯で結成して、どのような活動をしているのか説明がとても雑でした。
そもそも、彼らがなぜ悪魔を狩っているのか事情も分からないから、ずっとフワフワした感じで鑑賞していました。
そこにナイトクラブで悪人を見極めて処刑していく堕天使たちがいるけど、なぜ女性の姿になっているのか説明もありません。
ただ、単純にオッサンだと誰も興味がないから、セクシーな美女たちを揃えて目の保養でもなるようにしただけだと思います。
だから説得力のある説明ができず、ほとんどの設定についてはフワフワしていて、誰が何をしたいのかハッキリと分かりません。
B級映画の大物の一人であるマイケル・マドセンもちょい役で出ているが、ただの説明役でそれ以上でもそれ以下でもない役割で面白味がない。
悪魔狩りする側が堕天使たちに過去の罪を見られ、拷問みたいな事を受けていくが、そもそも個々の掘り下げがほとんどないから観ている側として興味がない。
ランディ・クートゥア、マイケル・マドセン、ロバート・ダヴィ、ディーン・ケインとメジャー級の俳優が出ているのに、誰も魅力的じゃないからヒドイ内容です。
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