【モルグ/死霊病棟】RE-3337

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洋画

作品データ

公開年月 2020/06/26
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ウーゴ・カルドーソ
脚本 ウーゴ・カルドーソ
製作 ウーゴ・カルドーソ
製作国 パラグアイ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

電話しながら運転していた警備員のディエゴは、誤って人を轢いてしまい、気が動転してそのまま逃げ出してしまう。
自宅に戻ったディエゴは動揺していると、臨時で入った夜の仕事の為にある病院の夜警を担当する事になる。
深夜の病棟を見回るだけの簡単な仕事だったが、ディエゴは死体安置所にたどり着く、そこで彼は正気を失うほどの恐怖を体験するのだった。

登場人物&出演者

ディエゴ・マルティネス(演:パブロ・マルティネス)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。警備員の仕事をしているが貧乏。見栄っ張りで高級車の前で自分の車と写真を撮る。

車で恋人の家に向かう途中、スマホを落として拾おうとして人を轢くも自宅へ逃げてしまう。
本部からの電話で病院の夜警に行くが、車に轢いた男の死体がある安置所で怪現象が起きる。
死体安置所に閉じ込められ、幽霊に脅されて脂汗を掻くが、朝になって交替が来て外に出る。
状況が掴めずに自分の車に戻るが、同僚からの電話で勤務地が違うと言われて疑問に思う。
最後死体安置所に戻ると、轢いた男が仕事の説明した男で、そのまま引きずられて消えた。

ディエゴの恋人(演:マリア・デル・マル・フェルナンデス)

本作が長編映画デビュー作となります。

仕事が終わったディエゴに電話して、バスの終電を逃した友達を送って欲しいと言い出す。

ディエゴにガソリンがないと言われると、聞いていた友達に貧乏だと小バカにしていた。
家に帰ろうとしたディエゴに待っているとメールして、裸になって家で待機していた。
最後は仕事場にいたディエゴに電話し、後ろに何か映って、女といると言って別れを告げる。

酔っぱらいの男(演:ウィリー・ビジャルバ)

本作が長編映画デビュー作となります。

パーカーを着た酒ビンを持つ男。病院の夜警でカメラに映る人影から見回る彼の前に現れる。

ディエゴから出て行くように言われるが、なぜか口論してから病院内を走って逃げていた。
チェーンとカギがかけられているドアの外にいたが、ディエゴは気にせずに見失う。
実は病棟にいる警備員の幽霊で、ディエゴにやった事を許せずにみんなと一緒に脅していた。
最後はディエゴがアニバルに死体安置所へ引きずられ、仕事を終えてベンチで休んでいた。

アニバル・ゴンザレス(演:フランシスコ・アヤラ)

本作が長編映画デビュー作となります。

本部から夜警の交替に来たディエゴを出迎えた。病院での夜警について丁寧に説明していた。

子供が三人いて妻が男を作って逃げられたせいで、シングルファーザーとして仕事をする。
質問したディエゴに対して、子供たちに何不自由なくさせていると自慢していた。
実はディエゴが道で轢いた男であり、死体安置所にあった死体で彼に恨みを持っていた。
最後は戻ってきたディエゴの背後に現れ、死体安置所を出ようとした彼を引きずり込んだ。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2020』にて上映された作品となります。
大ヒットでハリウッドでのリメイクが決まったというぐらい高評価の作品です。
パラグアイの映画となりますが、過去に『7BOX[セブン・ボックス]』を鑑賞していますが、こちらの作品はかなりの良作でした。
南米というとブラジルのロドリゴ・アラガォンが有名ですが、他の国に関してはよく分からないというのが現状です。
本作はハリウッドでのリメイクが決まっているので、ちょっとだけ期待できるかもしれない作品だと思いました。
しかし、現実はなかなか厳しく、残念ながらまったく怖くないし、説明不足でちょっと意味が分からないです。
この作品で言いたいのは罪を犯したならば、ちゃんと償うべきだというメッセージだろう。
ただ、ルールが明確にされていないので、なんでもアリの状態になると怖さの演出が散漫になって今ひとつ効果が出ません。
良作のホラー映画というのは、観ている側に明確なルールを提示した上で、制限される条件の中で恐怖を煽っていきます。
ですが、逆に駄作となってしまうと、必要な説明する省いてしまい、作っている人間の思いついたアイデアをぶち込んでしまう。
そうなると、ルール無用でありながら低予算なのでできる事は少なく、結果的に既視感たっぷりの劣化した演出しかできない。
本作は死体安置所という分かりやすい舞台を用意しながら、やっている事はアメリカン・ホラーのような分かりやすくで面白味のない演出でした。
しかも、何度も書いているように薄暗い背景で何かをやっても、観ている側として一気に興味を失ってしまいます。
本作はなんとかごまかそうとした結果だが、これは安直に走ってしまい、特徴らしい特徴がないまま終わった感じでした。
それに主人公がクズなせいで道場が湧かないし、幽霊たちのやり方が甘々すぎて、まったくスッキリしなかったです。
アイデアだけが認められたという感じで、ハリウッドのリメイクが決まっただろうと思う。

コメント

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