作品データ
公開年月 | 2020/06/26 |
---|---|
ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ウーゴ・カルドーソ |
脚本 | ウーゴ・カルドーソ |
製作 | ウーゴ・カルドーソ |
製作国 | パラグアイ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
電話しながら運転していた警備員のディエゴは、誤って人を轢いてしまい、気が動転してそのまま逃げ出してしまう。
自宅に戻ったディエゴは動揺していると、臨時で入った夜の仕事の為にある病院の夜警を担当する事になる。
深夜の病棟を見回るだけの簡単な仕事だったが、ディエゴは死体安置所にたどり着く、そこで彼は正気を失うほどの恐怖を体験するのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『未体験ゾーンの映画たち2020』にて上映された作品となります。
大ヒットでハリウッドでのリメイクが決まったというぐらい高評価の作品です。
パラグアイの映画となりますが、過去に『7BOX[セブン・ボックス]』を鑑賞していますが、こちらの作品はかなりの良作でした。
南米というとブラジルのロドリゴ・アラガォンが有名ですが、他の国に関してはよく分からないというのが現状です。
本作はハリウッドでのリメイクが決まっているので、ちょっとだけ期待できるかもしれない作品だと思いました。
しかし、現実はなかなか厳しく、残念ながらまったく怖くないし、説明不足でちょっと意味が分からないです。
この作品で言いたいのは罪を犯したならば、ちゃんと償うべきだというメッセージだろう。
ただ、ルールが明確にされていないので、なんでもアリの状態になると怖さの演出が散漫になって今ひとつ効果が出ません。
良作のホラー映画というのは、観ている側に明確なルールを提示した上で、制限される条件の中で恐怖を煽っていきます。
ですが、逆に駄作となってしまうと、必要な説明する省いてしまい、作っている人間の思いついたアイデアをぶち込んでしまう。
そうなると、ルール無用でありながら低予算なのでできる事は少なく、結果的に既視感たっぷりの劣化した演出しかできない。
本作は死体安置所という分かりやすい舞台を用意しながら、やっている事はアメリカン・ホラーのような分かりやすくで面白味のない演出でした。
しかも、何度も書いているように薄暗い背景で何かをやっても、観ている側として一気に興味を失ってしまいます。
本作はなんとかごまかそうとした結果だが、これは安直に走ってしまい、特徴らしい特徴がないまま終わった感じでした。
それに主人公がクズなせいで道場が湧かないし、幽霊たちのやり方が甘々すぎて、まったくスッキリしなかったです。
アイデアだけが認められたという感じで、ハリウッドのリメイクが決まっただろうと思う。
コメント