作品データ
公開年月 | 2009/01/02 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | 都市伝説 『口裂け女』 |
監督 | 児玉和土 |
脚本 | 児玉和土 |
製作 | 張江肇、鈴木ワタル |
製作国 | 日本 |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
井上弥生と美里は仲の良い姉妹であったが、美里は幼い頃に顔に負った火傷のせいでコンプレックスを抱えていた。
ある日、森の中を歩いていた美里が誤って穴に転落し、偶然にも白骨化した死体を発見する。
翌朝、森の中で刃物にメッタ刺しされた夫婦の惨殺死体が発見され、行方の分からない美里に疑いの目が向けられるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は都市伝説で有名な『口裂け女』を題材にした新たな作品となります。
この作品は『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズで知られる児玉和土が監督と脚本を務めています。
一応、シリーズとして4作目になっていますが、当然のように全部の作品に繋がりがなくて単体と言ってもいいです。
サブタイトルに「ビギニング」がついているので、口裂け女が誕生する前日譚のような物語にしたかったと思います。
しかしながら、すでに『口裂け女2』で前日譚が語られているので、この作品は別の切り口で作っているようです。
超低予算で作られる都市伝説をベースにした作品は総じてギャグやコントになってしまうが、本作はあくまでシリアスに展開しています。
その雰囲気を出したくて昼間でも薄暗い映像になっていて、何が起きているのか分からないような状態で個人的に鑑賞する気持ちが減りました。
ただ、最初から期待していなかったので最後まで鑑賞したが、ハッキリ言って88分の上映時間が長すぎると感じました。
超大作なら短すぎますが、本作ではメインの姉妹が物語を進めて、あとは大学教授と若い刑事が出てくる程度で深みはありません。
ドラマパートも雰囲気でしか説明しておらず、それをダラダラと引き伸ばしたところで面白さには直結しません。
肝心の口裂け女が誕生する経緯も雑で、その正体は気が狂った妻であるけど、幽霊なのか実体なのか曖昧すぎました。
そもそも、作っている当人もよく理解せずに撮っているような感じで、そうなってくると鑑賞する側なんて面白いと伝わるはずがありません。
姉妹にしてもどちらもクズで同情の余地がなく、他人を巻き込んでしまった事から、単なる世間に迷惑しかかけない存在だという事しか残らなかったです。
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