【めぐり逢えたら】VD-457

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洋画

作品データ

公開年月 1993/06/25
ジャンル ラブロマンス
原作 なし
監督 ノーラ・エフロン
脚本 のラーメン、デヴィッド・S・ウォード
製作 ゲイリー・フォスター
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

最愛の妻を失って以来、夜も眠れないほどの哀しみに沈むサムは、息子のジョナとともに寂しいクリスマス・イブを迎えようとしていた。
父を気遣うジョナはラジオの人生相談に電話し、新しい奥さんをリクエストすると、仕方なくサムはやるせない胸の内を告白してアメリカ中の涙を誘った。
遠く離れたボルチモアで放送を聴いたアーニーは、結婚を間近に迫っていたが、まるで運命の魔法にかかったように見ず知らずのサムに惹かれていくのだった。

登場人物&出演者

サム・ボールドウィン(演:トム・ハンクス)

近年の出演作に『グレイハウンド』、『続・ボラット/栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』などがあります。

主人公。建築家。1年半前に妻をガンで亡くしている。ずっと立ち直れずに周りが心配する。

ジョナがラジオのお悩み相談に電話して、仕方なく事情を話すとなぜか人気になる。
周りから言われて一緒に仕事したヴィクトリアを誘うも、ジョナのアニー推しに困惑。
アニーに会う為にニューヨークへ一人で行ったジョナを追いかけ、再会して和解をする。
最後は約束の場所に来たアニーと出会い、運命を感じて三人でどこかへと出かけていく。

アニー・リード(演:メグ・ライアン)

近年の出演作に『涙のメッセンジャー/14歳の約束』、『メグ・ライアンの男と女の取扱説明書』などがあります。

ヒロイン。新聞社に勤める。恋人のウォルターと婚約をして、結婚を控えてハッピー。

ラジオでたまたまサムの話しを聞くと、なぜか感動して、それ以来気になってしまう。
新聞記者の特権を使って取材しようとするが、一度目を合わせただけで中止した。
ウォルターとの結婚に不満を待つが、サムに恋人がいると勘違いして元に戻ろうとする。
最後はウォルターとの婚約を解消し、約束の場所でサムと再会し、そのままどこかへ。

ジョナ・ボールドウィン(演:ロス・マリンジャー)

代表作に『レイト・フォー・ディナー』、『サドン・デス』などがあります。

サムの一人息子。母親を1年前に亡くすが、自分以上に引きずる父親を見ていられなかった。

ラジオのお悩み相談に電話し、父親に話しをさせて、新しいママを見つけようとする。
新聞記者として手紙を送ってきたアニーをなぜか気に入るが、父親は分かってもらえず。
ヴィクトリアとデートする父親だが、生理的に受け付けずに仲違いをしてしまう。
最後はアニーに会おうと一人でニューヨークに行き、結果的に父親と彼女を会わせた。

ウォルター(演:ビル・プルマン)

近年の出演作に『ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢』、『ザ・ゴールデスト・ゲーム』などがあります。

アニーの婚約者。複数のアレルギーを持つ。アニーとは相性が抜群で意見も一致する。

アニーの家族に紹介された時も手応えがあって、彼女の両親にもすぐ気に入れられる。
複数のアレルギーのせいで寝る前は色々やらないといけないが、アニーも手伝っていた。
クリスマス以来、アニーの変わった様子を気にしながらも、結婚指輪を彼女に渡した。
最後はニューヨークで食事するが、どうしてもサムが気になるアニーに振られてしまう。

ベッキー(演:ロージー・オドネル)

代表作に『プリティ・リーグ』、『フリントストーン/モダン石器時代』などがあります。

アニーが働く新聞社の同僚で親友。離婚したばかりだが、新しい男をすぐ見つけている。

ラジオで話題になったサムの話しをアニーも盛り上がり、二人でずっと共感していた。
サムがずっと気になるアニーから相談され、ウォルターとのノロケ話まで付き合う。
サムに恋人がいると勘違いしたアニーの懺悔を聞いて、取材に行った事を口止めされる。
最後はウォルターとの楽しい結婚生活が待っていると言われ、そのまま見送っていた。

ジェシカ(演:ギャビー・ホフマン)

代表作に『ボルケーノ』、『ロシアン・ルーレット』などがあります。

サムの友人。夫とともに落ち込んでいたサムを励まそうとするもすべて裏目に出る。

サムには新たなパートナーが必要で、ジョナにも新しい母親が必要だと熱弁していた。
しばらく夫と海外へ旅に出て、帰って来るとサムがラジオで人気者になったと知った。
映画「めぐり逢い」が大好きで、ジョナが話すアニーこそ運命の女性だと決めつける。
最後は「めぐり逢い」で感動したシーンを語り、サムや夫を引かせるまったく動じず。

ヴィクトリア(演:バーバラ・ギャリック)

代表作に『カウチ・イン・ニューヨーク』、『恋人まで1%』などがあります。

インテリア・デザイナー。建築家のサムと組んで、新しい家のインテリアを担当する。

ずっとサムに誘われるのを待っていて、実際に誘われると積極的に食事をセッティング。
ようやくサムとの食事デートを実現させ、いい雰囲気を出しながらも惹かれていく。
サムの家で料理を作るが、なぜかジョナに気に入ってもらえないが気にしていなかった。
最後は出張で遠くへ行く事になって、帰ったらサムといい事をすると宣言して旅立った。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は1957年に公開された『めぐり逢い』からインスピレーションを得て製作されています。
タイトルだけ知っていた作品で、クリスマスに観るべき映画の一本として鑑賞した。
トム・ハンクスとメグ・ライアンはどうにも『ユー・ガット・メール』のイメージが強いけど、考えてみたらその作品は未鑑賞でした。
ずっと全盛期のトム・ハンクスと、全盛期だったメグ・ライアンのすれ違うような展開や演技は悪くなかったと思います。
ただ、途中からあまりにもご都合主義が目立ってしまい、やたらと「運命」を強調させる演出が露骨すぎて物語に入り込めなかった。
更に女性特有の「共感」ほしつこく描いていて、まさしく女性監督の感性だと伝わる。
残念ながら自分は女性じゃないので、そう言った共感の描写はあまり分からない。
それに登場人物の設定についても、主人公とヒロインを完璧にして、それぞれが付き合う相手に欠点を与えているのは当時だから許されたが、現代では問題になりそうでした。
サムが付き合おうとしたヴィクトリアの笑い方にクセがあって、アニーの婚約者は複数のアレルギー持ちという設定です。
逆に主人公のサムは普通で同情を集め、ヒロインのアニーも普通でマリッジブルーにハマってしまっている。
つまり、本作は男性よりも女性向けな作品という風に感じてしまいました。
それと、あれだけサムが死んだ妻が一番と言っていたのに、女性とデートを始めると一切出てこなくてなります。
1年半も亡くなった妻を想っていた男が、急にそれを忘れるとは思えなかったです。
多分、そうなるだろうと予測していたので、序盤で亡くした妻を想う主人公の行動がすべて上部だけに見えてしまった。
逆にアニーもあれだけ結婚を喜んでいたが、サムを選ぶ結末が最初から約束されていたので、婚約者が惨めすぎると感じました。
まさに本作は女性目線で作られており、個人的には気になる点が多すぎて完全に物語へ入り込めなかったです。

コメント

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