作品データ
あらすじ
ハンナは親友の夫と浮気している現場を目撃され、怒り狂った彼女に拳銃で撃ち殺され地獄に堕ちてしまう。
一方でもう一人のハンナはセックス中毒者で、頭の中はそれだけに支配され、いつしか地獄の妄想世界へ旅立っていた。
地獄にいたハンナは悪魔ルシファーから真実を告げられると、衝撃を受けた彼女は抜け出そうとするのだった。
登場人物&出演者
・ハンナ(演:ハンナ・ハーパー)
代表作に『女囚脱獄』、『ダイナマイト・コップ』などがあります。
主人公。親友のシャロンの夫であるポールとずっと浮気をしていた。当然のようにシャロンに隠していた。
シャロンから妊娠したと聞かされると、罪悪感からポールとの関係を断ち切ろうと決意する。
実際にポールと会うと彼から強く迫られ、結果的に断りきれずイチャイチャの快楽へ堕ちる。
シャロンに見つかって逆上した彼女に銃殺されると、裸のまま悪魔ルシファーと出会う。
もう一人のハンナとして映像を見せられるが、それは自分自身が淫乱であると分からせた。
実際は自分からポールを誘い、目の前でシャロンが自殺した後、酔ったまま運転して事故死。
すべての記憶を悪魔ルシファーに呼び起こされると、死んだシャロンが登場して性欲を爆発。
最後は地獄から抜け出せないと理解して、悪魔ルシファーの性奴隷として永遠の快楽に堕落。
・シャロン(演:アリシア・エンジェル)
代表作に『セックス・ウィズ・デビル/悪魔と寝た女』、『ニンフォマニア/調教奴隷』などがあります。
ハンナの親友。夫のポールと険悪な仲になっていたが、妊娠が発覚してやり直そうと考える。
親友のハンナを呼び出すと、夫よりも先に妊娠した事を報告して仲直りすると宣言した。
家に帰ると夫に妊娠を伝えようとしたが、ハンナの裏切りから銃を取り出して銃殺した。
実際はハンナが夫を誘惑していたと発覚し、裏切られた悲しみで銃による自殺を遂げていた。
最後は悪魔ルシファーによって事実を告げられたハンナの前に現れ、性欲のままに堕ちた。
・ポール(演:ヴァン・ダメージ)
代表作に『お願いクリニック/貴女の性欲、解消します』、『チン・シティ/CHIN CITY』などがあります。
シャロンの夫。妻のシャロンと険悪な仲になっていて、ずっと妻の親友だったハンナと浮気を繰り返していた。
妻の妊娠を知らず、別れ話を切り出そうとしたハンナを家に迎えてイチャイチャしていた。
別世界のハンナでは妻をエロい目で見ていた友人に対して、冗談で交換を提案していた。
その友人が本当に妻を寝取ろうとして批判していて、結果的に警察を呼ぶ事になっていた。
最後は実際は妻との仲は良好で、浮気を積極的に誘っていたハンナに流されていた。
・悪魔ルシファー/ジャック(演:リー・ストーン)
代表作に『アリス・インサート・ランド』、『ボディレスキュー』などがあります。
地獄の統べる悪魔。淫乱な女をコレクションして、自分の性奴隷として選別していた。
シャロンに銃殺されたハンナがやって来ると、彼女が死んだ事を告げて性奴隷として迎える。
当初は拒否していたハンナに対して、別世界の自分を見せてジャックという男になっていた。
すべてはハンナの中にある淫乱な姿を見せる為にあって、事実を告げて悪魔の姿に戻った。
最後は事実をすべて知ったハンナを正式な性奴隷に迎えると、快楽の深淵へ堕落させた。
感想
[個人的な評価]
本作はあのコンマビジョンが配給している作品となります。
この作品は完全なるポルノ映画に近いような内容で、たまにはいいと思って借りました。
元々はコンマビジョンが配給している映画を制覇しようと思って、明らかな地雷であっても突撃しました。
上映時間が60分になっていますが、実際はもっと長くて、コンマビジョンの方でエロのシーンを削除した結果だと思います。
目的はエロのシーンではなく、映画としての評価になりますが、当然ながらストーリーは相当ぶっ飛んでいました。
主人公のハンナは親友の夫を寝取ったせいで銃で殺され、そのまま地獄に堕ちてしまうところから物語が始まっています。
現状のハンナが地獄に堕ちてから、今度は別世界のハンナが登場していくが、ここがストーリーとして複雑になっています。
こういう映画では単純なストーリーであるべきだが、もう一人の主人公というパラレルワールドに加え、時系列に手を加えているからややこしい。
しかも、物語の中心になるはずのハンナから視点が移動するから、本当にややこしくなってストーリーが渋滞してしまっている。
ただ、ラストになってくるともう一人のハンナは彼女であるという示唆をされていて、そのエピソード自体が妄想の可能性が出てくる。
つまり、もう一人のハンナのエピソードは丸ごといらないというオチが見えてしまうのです。
結果的に地獄へ堕ちたハンナ自体がクズ人間だと判明して、永遠と悪魔ルシファーの性奴隷というオチになってしまう。
これは予想できたい展開であるが、本作はポルノ映画の性質が非常に強いので、ある意味、妥当なラストだったと思います。
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