【アンダードッグ/二人の男】RE-3706

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アクション

作品データ

公開年月 2016/11/30
ジャンル アクション/サスペンス
原作 なし
監督 イ・ソンテ
脚本 イ・ソンテ
製作 キム・ヨンミン
製作国 韓国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

家を持たない不良グループのリーダー・ジニルは、仲間たちと一緒に盗みと転売を繰り返し生き抜いていた。
ある日、ジニルが仕事でミスをして、稼ぎ損なった穴を埋めるべく、ガヨンは無断で売春を装った詐欺を実行する。
それを知ったジニルは違法の風俗を経営するヒョンソクの高級車を壊し、ガヨンを助けるために大金をかき集めようと奔走するのだった。

登場人物&出演者

ジニル(演:ミンホ)

代表作に『人狼』、家ときめきプリンセス婚活記』などがあります。

主人公。不良四人組のリーダー格。少年院でボンギルと出会い、出所後はガヨンたちと合流していた。

盗みで日銭を稼いでいたが、ガヨンの勝手な行動をするもヒョンソクの車を盗み出していた。
買い手がソンフンだと知って逃げ出し、ヒョンソクに見つかって大金の返済をガヨンがする。
ヒョンソクの娘を誘拐しガヨンの解放を求めると、ソンフンが来てボコボコにされてしまう。
最後はソンフンが出所したらまた会うと言われ、ガヨンたちを助けるべく心中して死亡する。

ガヨン(演:チョン・ダウン)

代表作に『The Witch/魔女』、『飛べない鳥と優しいキツネ』などがあります。

不良四人組の一人でジニルの恋人。以前はソンフンと行動するも、ジニルと告発してボンギルたちと行動する。

売春のフリで男から金を盗もうとすると、連絡を取ったヒョンソクからスカウトされていた。
ヒョンソクの車を売ろうとして買い手がソンフンと分かり、ジニルとともに逃げて隠れた。
すぐにヒョンソクに見つかり、売春するカラオケ店で車の借金を返済するように契約をした。
最後は暴走するジニルによって助け出されるが、ソンフンとともに彼が心中して悲しんだ。

ボンギル(演:イ・ユジン)

代表作に『パパとムスメの7日間』、『Be With You/いま、会いにゆきます』などがあります。

不良四人組の一人。少年院でジニルと出会っていている。ジニルと組んで盗みで日銭を稼いでいる。

ヒョンソクの車を盗んで買い手がソンフンであり、ジニルに逃げるように言われて逃げた。
カードを使って居場所がヒョンソクにバレて、ガヨンを連れて行かれ借金を返す事になる。
宝石泥棒とウソをついて金を騙し取ろうとしたが、反撃を食らって腹を刺されてケガを負う。
最後はミンギョンと警察から逃げて、ジニルがソンフンとの心中を見て叫びながら悲しんだ。

ミンギョン(演:ペク・スミン)

本作が長編映画デビュー作となります。

不良四人組の最年少。ボンギルの恋人。いつもシャワーを浴びたいとかベッドで寝たいと文句を言っている。

ジニルとボンギルが盗みで日銭を稼ぐが、ガヨンと組んで男を騙そうと考えるも却下される。
ガヨンが売春のフリをしてヒョンソクに接触し、どさくさ紛れに車を盗んでみんなで喜んだ。
買い手がソンフンでジニルに逃げるよう言われるも事情を知らず、ボンギルが刺されキレた。
最後はジニルが警察と組んでガヨンを助けるが、彼がソンフンと心中してボンギルと悲しむ。

ソンフン(演:キム・ジェヨン)

代表作に『君に泳げ!』、『金の亡者たち』などがあります。

以前にジニルとガヨンたちとつるんでいた。殺人の罪で6ヶ月ほど服役するも、金持ちの親によって出所した。

ヒョンソクの車を盗んだジニルと連絡を取り、買い手として現れると逃げられてしまう。
刑務所に入れられた恨みを晴らす為にジニルを探していて、ガヨンを奪い返そうとしていた。
ヒョンソクに見つかりボコボコにされ、別の車を渡すも取り返そうと手下を使い脅迫する。
最後はヒョンソクにジニルの居場所を教えられボコボコにするが、高所から落とされて死亡。

ヒョンソク(演:マ・ドンソク)

近年の出演作に『エターナルズ』、『白頭山大噴火』などがあります。

未成年の女の子に売春をさせる違法なカラオケ店を経営する。以前は真っ当な商売していたが失敗で落ちぶれる。

ガヨンの売春に引っかかるが、店にスカウトするもジニルたちに襲われて車を盗まれていた。
カードの追跡でジニルとガヨンを捕まえ、大金の返済をさせる契約を合法的にさせていた。
車を買ったソンフンに接触してボコボコにして、彼の車を手にするも逆に脅迫を受けていた。
最後は暴走したジニルの場所をソンフンに話すが、なぜか彼を助けるも心中を見て驚いた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は2017年の7月にWOWOWにて日本で初めて放映されました。
この作品は『未体験ゾーンの映画たち2018』にて上映されています。
韓国映画のほとんどはラブストーリーか、社会問題を取り上げるアクションやサスペンスと言ってもいいぐらい占めています。
そんな本作は韓国にある闇を惜しむ事なく描写しており、チンピラとなった若者たちと彼らが巻き込まれる事件という物語になります。
元々はマ・ドンソクを目当てに借りた作品なので、当然ながらどのような役柄で物語に関わってくるか気になりました。
マ・ドンソクはいつもの正義の味方だったり、侠気を見せる裏社会の人間だったりするが、今回は中途半端すぎる役になってしまいました。
カラオケ店を営んでいた経営者だったが、大統領の交代と投資の失敗で未成年の女の子に売春をさせる状況になっている男を演じていました。
とは言っても、今回のマ・ドンソクは主人公ではなく、あくまで巻き込まれる側になっているところが中途半端さを更に強調している。
主人公たちは少年院を出たようなチンピラであり、普段は盗みなどをして日銭を稼ぐような社会のゴミみたいな四人組となっている。
ハッキリ言って、彼らに同情できるような部分がほぼなく、自分たちの盗みでいろんな人に迷惑をかけて巻き込んでいくから自業自得の結末を迎える。
更生するつもりが最初からない主人公たちなので、何をやっても共感を生む事ができず、やっている事も犯罪でまったく同意できない。
仲間を大切にする主人公であるが、やり方が完全に間違っていて、最終的に最悪の結末を迎えてしまう事になる。
主人公が敵と心中して彼女を守ったけど、彼らにはなんの成長もなく、マ・ドンソクの役もケガを負って家族が巻き込まれただけでほぼ何も変わらない。
映画の基本として最初と最後では状況が変わって、成長などを描写していくが、本作にはただ韓国の闇を見せているだけでそれ以上何もない。
それにストーリーも面白くないのが致命的であり、ラストでは四つ巴になるけど、もうメチャクチャすぎて収拾がついていない感じでした。
さすがにマ・ドンソクだけの魅力で本作のつまらなさをフォローできなかった作品でした。

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