【ティーンスピリット】RE-3368

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洋画

作品データ

公開年月 2020/01/10
ジャンル ヒューマンドラマ
原作 なし
監督 マックス・ミンゲラ
脚本 マックス・ミンゲラ
製作 フレッド・バーガー
製作国 アメリカ、イギリス
鑑賞方法 レンタルDVD    

あらすじ

イギリスの田舎で母親と二人暮らしするポーランド移民の孤独な少女ヴァイオレットは、歌手になるが夢である。
ある日、場末のパブで歌っていたヴァイオレットは、偶然そこにいた客として来ていた元オペラ歌手のヴラドと知り合う。
そんな中、国際的なスターを輩出した国民的人気公開オーディション番組の予選が地元で行われると知り、ヴァイオレットは参加を決意するのだった。

登場人物&出演者

ヴァイオレット・ヴァレンスキ(演:エル・ファニング)

近年の出演作に『最高に素晴らしいこと』、『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』などがあります。

主人公。イギリスの田舎に住む17歳の少女。内気で主張しないが、歌う事が何よりも大好き。

母親とやっている卵売りは儲からず、バイトをしながらステージで細々と歌う日々を送る。
“ティーンスピリット”のオーディション番組で勝ち残り、ヴラドの指導で実力を伸ばしていく。
一度は予選で負けるが、勝者が資格を剥奪され、繰り上げでロンドンでの決勝戦に臨んだ。
最後はレコード会社の誘惑を断ると、実力で優勝を掴み、歌手としてデビューを果たす。

ヴラド(演:ズラッコ・ブリッチ)

代表作に『堕天使のパスポート』、『プッシャー』シリーズがある。

クロアチア出身の元オペラ歌手。過去を捨てて、現在は酒浸りの自堕落な生活を送っている。

バーで歌っていたヴァイオレットの才能に気づき、彼女の将来性を見てトレーニングを行う。
当初は儲けの半分をもらうと約束するが、ヴァイオレットの母親に15%と言われて承諾した。
レコード会社から話しを持ちかけられ、マネージャーとしてのクビになると分かって拒否した。
最後はヴァイオレットの言葉で、長い間連絡をしなかったパリに住んでいる娘と再会を果たす。

マーラ・ヴァレンスキ(演:アグニェシュカ・グロホフスカ)

代表作に『ソハの地下水道』、『チャイルド44/森に消えた子供たち』などがあります。

ヴァイオレットの母親。ポーランドの移民。卵売りの仕事をしながら退屈な日々を送っている。

男を連れ込んで浮気を繰り返し、そのせいで夫が嫌気を差して何も言われずに出ていってしまう。
ずっと夫が帰ってくると思って家を売らず、卵売りでの生活はギリギリで男に走っていた。
娘がオーディション番組に出ると知り、マネージャーをするヴラドの条件を明確にした。
最後は夫のペンダントを娘に渡し、テレビでオーディション番組を見て感動していた。

ジュールズ(演:レベッカ・ホール)

代表作に『それでも恋するバルセロナ』、『アイアンマン3』があります。

大手のレコード会社に所属する幹部。“ティーンスピリット”で前回優勝した歌手と契約した。

決勝戦が行われる前にヴァイオレットとヴラドを呼び出し、先に契約しようと話しをする。
ヴァイオレットが落とした父親のペンダントを拾って、封筒に入れて彼女に渡していた。
最後は改めてヴァイオレットに話しを聞くが、拒否されてしまうも彼女の活躍を応援した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『第43回トロント国際映画祭』にてプレミア上映された作品となります。
この作品は俳優として活躍するマックス・ミンゲラにとって長編映画監督デビュー作となります。
どうやら『ラ・ラ・ランド』のスタッフが再集結して、作り上げた作品となっています。
まず、本作の注目するべきは田舎の素朴な少女を演じきるエル・ファニングだと思います。
まさにエル・ファニングの為に作り上げたと言っても過言じゃないぐらい、彼女の魅力をちゃんと引き出しています。
何より馬と一緒にいる姿はそれだけでも絵にもなりますし、そんな素朴な生活から華やかな世界を目指す姿もまたいいです。
ただ、あまり理解してくれない母親ではなく、たまたま自分の歌を聞いて褒めた元オペラ歌手とタッグを組むところも悪くない。
しかし、本作には大きな欠点があって、それは湧き上がるほどの情熱がなく、上辺だけでやっているだけのように感じた。
とにかく、一つひとつエピソードが浅く、どれも心に響かず、上手いかもしれないけど感情に訴えてくるだけの説得力がない。
あくまで本作は主人公のサクセスストーリーなので、約束された優勝があるけど、残念ながらそれ以上のモノはなかった。
特にマネージャーとしてトレーニングをするヴラドとのエピソードが薄く、主人公との絆をあまり感じられなかったのです。
優勝を目指すという分かりやすい展開はいいんですが、それ以上に得られる要素がなく、単純にエル・ファニングの魅力しか良さはなかったです。

コメント

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