作品データ
公開年月 | 2020/01/10 |
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ジャンル | ヒューマンドラマ |
原作 | なし |
監督 | マックス・ミンゲラ |
脚本 | マックス・ミンゲラ |
製作 | フレッド・バーガー |
製作国 | アメリカ、イギリス |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
イギリスの田舎で母親と二人暮らしするポーランド移民の孤独な少女ヴァイオレットは、歌手になるが夢である。
ある日、場末のパブで歌っていたヴァイオレットは、偶然そこにいた客として来ていた元オペラ歌手のヴラドと知り合う。
そんな中、国際的なスターを輩出した国民的人気公開オーディション番組の予選が地元で行われると知り、ヴァイオレットは参加を決意するのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『第43回トロント国際映画祭』にてプレミア上映された作品となります。
この作品は俳優として活躍するマックス・ミンゲラにとって長編映画監督デビュー作となります。
どうやら『ラ・ラ・ランド』のスタッフが再集結して、作り上げた作品となっています。
まず、本作の注目するべきは田舎の素朴な少女を演じきるエル・ファニングだと思います。
まさにエル・ファニングの為に作り上げたと言っても過言じゃないぐらい、彼女の魅力をちゃんと引き出しています。
何より馬と一緒にいる姿はそれだけでも絵にもなりますし、そんな素朴な生活から華やかな世界を目指す姿もまたいいです。
ただ、あまり理解してくれない母親ではなく、たまたま自分の歌を聞いて褒めた元オペラ歌手とタッグを組むところも悪くない。
しかし、本作には大きな欠点があって、それは湧き上がるほどの情熱がなく、上辺だけでやっているだけのように感じた。
とにかく、一つひとつエピソードが浅く、どれも心に響かず、上手いかもしれないけど感情に訴えてくるだけの説得力がない。
あくまで本作は主人公のサクセスストーリーなので、約束された優勝があるけど、残念ながらそれ以上のモノはなかった。
特にマネージャーとしてトレーニングをするヴラドとのエピソードが薄く、主人公との絆をあまり感じられなかったのです。
優勝を目指すという分かりやすい展開はいいんですが、それ以上に得られる要素がなく、単純にエル・ファニングの魅力しか良さはなかったです。
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