【ゾンビーズ】RE-2871

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洋画

作品データ

公開年月 2018/05/19
ジャンル ミュージカル/コメディ
原作 なし
監督 ポール・ホーエン
脚本 デヴィッド・ライト、ジョセフ・ラソ
製作 エフィー・ブラウン、ポール・ホーエン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

郊外の小さな町シーブルックは地域の絆も深く、住民は人と違う事を恐れている。
ある日、地元シーブルック高校に壁を隔ていたゾンビ町の生徒たちが転校してきた。
シーブルック高校のチアリーダーの少女アディソンは、ゾンビのフットボール選手ゼッドは恋に落ちるのだった。

登場人物&出演者

ゼッド(演:マイロ・マンハイム)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。ゾンビの男子高校生。普通の高校生としてアメフト部の選手になろうとして夢見る。

高校初日で入部を希望するが、ゾンビに権利はないとして早々に諦める事となる。
アディソンのチアリーダー壮行会でゾンビの力を解放して、力を見た監督に入部を許される。
イライザのパソコンが盗まれ、バッキーによってゾンビの力が解放されて逮捕される事に。
最後はチアリーダーの大会で人間と一緒に踊り、それによって差別がなくなった。

アディソン(演:メグ・ドネリー)

本作が長編映画デビュー作となります。

ヒロイン。人間の女子高生。小さい頃からチアリーダーになりたくてずっと憧れていた。

実は髪の毛が真っ白でみんなに合わせるべく、金髪のカツラを付けて周りをごましていた。
ゼッドにひと目惚れをして、彼がアメフト部に入部する事で更に距離が近くなっていく。
なんとか差別をなくそうと髪の毛をさらけ出すが、結局はバッキーの思惑通りになる。
最後はチアリーダーの大会でゾンビと一緒に踊り、目指した革命を果たして和解をした。

イライザ(演:カイリー・ラッセル)

代表作に『ジャンプ・イン!』、『Mississippi Damned』があります。

ゾンビの女子高生。ゼッドとはいつも一緒に行動するが、人間に対して偏見を持っている。

アメフトの試合で活躍するべく、ゼッドに頼まれてZバンドの接続を解除している。
ゼッドがアメフトの試合で活躍して勝利をして、校長も歩み寄って注目される存在になる。
ザ・スリーシーズにパソコンを奪われ、ゾンビの力を暴走させて人間にまた嫌われる。
最後はチアリーダーの大会で妨害工作を企むが、アディソンの言葉で和解の道を選んだ。

ボンゾ(演:ジェームズ・ゴッドフリー)

代表作に『The Swap』などがあります。

ゾンビの男子高生。人間の言葉はしゃべれず、ずっとゾンビ語を話し、火を極端に怖がる。

高校では音楽をやろうとしていたが、地上にゾンビは出てはならない理由で諦める。
ゼッドの活躍で校長がゾンビを優遇するようになり、晴れて音楽部に入る事が許された。
試合での勝利を祝うゾンビだけが集まるパーティではDJとして盛り上げていた。
最後はチアリーダーの大会で人間と一緒に踊り、なぜかブリーと親しくなっていった。

ブリー(演:カーラ・ジェフリー)

代表作に『ファット・ガール/愛はサイズを超える』などがあります。

アディソンと一緒にシーブルック高校へ入った同級生。ずっとチアリーダーに憧れる。

チアリーダーの入部テストでは不合格になるが、アディソンのコネで補欠部員となった。
当初はゾンビを怖がっていたが、アディソンとゼッドの仲の良さを見て考えを改めた。
ゼッドが活躍していく中でバッキーから応援を制止され、アディソンとともにクビとなる。
最後はチアリーダーの大会でなぜかボンゾと息が合い、その後も一緒に行動していた

ステイシー(演:ジャスミン・レニー・トーマス)

代表作に『スーサイド・スクワッド』、『Country Crush』などがあります。

人間の女子高生。シーブルック高校のチアリーダー部の副キャプテンの一人で黒人。

バッキーの下で全国大会のチャンピオンとして誇りを持ち、新入部員のお手本となっている。
イライザのパソコンを盗み出すと、操作ができるようになると色々と工作をしていた。
最後はバッキーへの忠誠心を簡単に裏切り、チアリーダー大会ではゾンビと一緒に踊った。

レイシー(演:エミリア・マッカーシー)

代表作に『バンクス』、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』などがあります。

人間の女子高生。シーブルック高校のチアリーダー部の副キャプテンの一人で白人。

イライザのパソコンを盗み出す時、彼女の気を引く為に適当な話しで騙していた。
最後はバッキーへの忠誠心を簡単に裏切り、チアリーダー大会ではゾンビと一緒に踊った。

トレイシー(演:ミッキー・グェン)

本作が長編映画デビュー作となります。

人間の男子高生。シーブルック高校のチアリーダー部の副キャプテンの一人でアジア人。

アディソンがゼッドと仲良くしているところを見て、すぐにバッキーに報告していた。
最後はバッキーへの忠誠心を簡単に裏切り、チアリーダー大会ではゾンビと一緒に踊った。

バッキー(演:トレヴァー・トージマン)

代表作に『Full Out』などがあります。

アディソンのいとこ。シーブルック高でチアリーダーの部長で学校一の人気者である。

究極のナルシストで、自分が一番だと思っていて、それで世界が成り立っているという。
アディソンの秘密を知っていて、ゾンビに対して憎しみを持っていて徹底的に嫌う。
ゼッドの活躍を快く思わず、ザ・スリーシーズのおかげで再びゾンビを嫌われ者になる。
最後はゾーイの説得で再びチアリーダーのキャプテンに戻り、ゾンビと和解して仲良くなる。

ゾーイ(演:キングストン・フォスター)

代表作に『Bitch』、『Emerson Heights』などがあります。

ゼッドの妹。ゼッドとは仲が良い。ぬいぐるみのザンダーを常に持ち歩いている。

アディソンのチアリーディングを見て、そこから憧れて密かに練習をしていた。
バッキーの企みによってゾンビと人間がまた険悪になるが、チアリーディングをやっていた。
チアリーダーの大会でシーブルック高校がブーイングを受けると、一人で舞台にあがった。
最後はチアリーダーを降りたバッキーを呼び戻し、ゾンビと人間に革命を与える事になる。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はあのディズニーが描く青春ミュージカルのゾンビ映画となります。
当然のように王道なグロテスクなゾンビではなく、青春ミュージカルから分かるようにカラフルで楽しい作品となります。
基本的に本作ではゾンビが人間を襲うシーンは一切なく、あくまで普通の人間みたいに生活している状態です。
ただ、Zバンドという抑制装置で理性を保っているが、それが壊れると途端に本性を現して驚異的な身体能力を発揮します。
これを利用して主人公のゼッドはアメフトの試合で活躍するが、それは結果的にゾンビと人間の問題を再燃させる。
ゾンビ映画と言っても、ディズニー製作なので血はまったく出ず、あくまで青春ミュージカルとして物語が成立しています。
本作のテーマにはアメリカが大好きな「差別が悪」を扱っていて、これが最大の壁として主人公たちは革命を起こそうとする。
別に主人公たちがゾンビじゃなくても、これを人種に置き換えても成立する物語である。
それぐらいアメリカでは「差別」に対する認識が強く、多くの作品で悪い事だと伝えている。
逆に考えれば、現代のアメリカでも「差別」が存在していて、今でも黒人に対する差別が取り上げています。
その「差別」の対象を誰も傷つかないゾンビに置き換えているだけで、結局の問題は根本的に片付けていないと思います。
しかし、そこはディズニー作品なので、最後はみんながハッピーになれば問題解決と言わんばかりの楽しいラストでしたが。
本作は特に音楽が素晴らしく、ミュージカル映画があまり得意じゃない自分としては音楽のパートは楽しむ事ができた。
やはり、そこはエンターテイメントの意味が分かっているディズニーの作品だからこそできる芸当だと感心させれました。

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