【サリー/死霊と戯れる少女】VD-466

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洋画

作品データ

公開年月 2012/09/14
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 パット・ホールデン
脚本 パット・ホールデン
製作 ディーパック・ナヤール、ビル・バンゲイ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

イギリスのヨークシャー州では、十代の少女・サリーは両親とともに新しい家へ引っ越してきた。
念願のマイホームを手に入れた両親が喜ぶ中、なぜかサリーだけが新居に漂う不穏な空気を感じ取っていた。
そんな中、徐々に異変が起こり始めるが、引っ越すどころかサリーの両親は霊をネタに金儲けをしようとするのだった。

登場人物&出演者

サリー(演:ターシャ・コナー)

代表作に『僕と世界の方程式』、『The Incident』などがあります。

主人公。引っ越した家の外観から早々に不気味だと感じて、一人だけ喜んでいない。

勝手に物が動くと両親に言っても信じてもらえず、一人だけ怖い思いをしていた。
母親も恐怖を体感するも気のせいだと片付けられ、家を嫌がる理由から怒られていた。
両親からイタズラの度合いがやり過ぎたと暴力を振るわれるが、実際は何もしていない。
最後は一度悪魔祓いて平和になるが、再び悪霊が現れるが、被害者の少女に助けられた。

ジェニー(演:ケイト・アシュフィールド)

代表作に『ショーン・オブ・ザ・デッド』、『最高の人生をあなたと』などがあります。

サリーの母親。念願だった家を手に入れるが、当初は現実感がなくレンに言われる。

サリーから何かいると言われても信じず、ポルターガイストを受けても無視していた。
時計が落とされると、サリーの度を超えたイタズラだと思って暴力を振るってしまう。
その仕返しにサリーのタンスから大量のハチが出て、顔中を刺されてしまう。
最後は悪魔祓いで平和になるが、再び悪霊が現れ、サリーを助けるも引っ越す事はない。

レン(演:スティーヴン・ウォディントン)

代表作に『穴』、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』があります。

サリーの父親。ずっと家を探していたが、ようやく念願のマイホームを手に入れている。

家に入る前からサリーに不気味だと言われるが、気のせいだとして無視していた。
サリーが何かいると話しても信じないが、地下に入って怖い思いをして引っ越しを考える。
友人のブライアンと神父を訪れ、淫らな行為をしていると脅迫して悪魔祓いを強制する。
最後は悪魔祓いで平和になるが、再び悪霊が来て吹き飛ばされるが、引っ越しはしない。

リタ(演:アンドレア・ロウ)

代表作に『地獄のヒーロー2』、『ルート・アイリッシュ』などがあります。

レンとジェニーの友人。ブライアンの妻。ブライアンとともにトラックに荷物を載せる。

新たなマイホームを手に入れたレンたちと近くのパブで飲み、ジェニーと先に帰った。
幽霊がいると信じるとサリーが言うと、実際にポルターガイストを受けて信じていた。
図書館からジェニーたちが住む家の情報を手に入れ、幽霊の仕業だと主張していた。
最後は民間の除霊師を雇ったが、殺された少女の幽霊だけを知るも、あとは失敗した。

ブライアン(演:クレイグ・パーキソン)

代表作に『コントロール』、『ワイルド・ローズ』などがあります。

レンとジェニーの友人。リタの夫。レンたちに頼まれて20ポンドで引っ越しを手伝った。

新たなマイホームを手に入れたレンたちと近くのパブで飲んで、リタたちより遅く帰る。
幽霊がいると信じるリタの言葉を信じず、レンたちから相談されても気のせいだと話す。
神父に悪魔祓いを頼む為に彼の淫らな行為を撮影した写真を見せ、レンと一緒に脅迫した。
最後は怖くなって引き返そうとしたが、リタに言うとレンに脅されて仕方なく同行した。

ルーシー(演:ハンナ・クリフォード)

本作が長編映画デビュー作となります。

サリーの同級生で親友。学校で孤立していたが、サリーと一緒にいる事で安心していた。

引っ越しした当日にサリーの家までやって来ると、新生活を一緒に庭で祝っていた。
サリーが主張する幽霊の存在を信じていたが、家に入れないと母親が勝手に約束させる。
男子修道院を見学しに行くと、そこで家の悪霊と共鳴して倒れたサリーの家まで行く。
最後はトイレに行くと、そこで悪霊を見てしまい、恐怖のどん底に落ちて入院した。

プライス先生(演:マーティン・コムストン)

代表作に『SWEET SIXTEEN』、『ふたりの女王/メアリーとエリザベス』などがあります。

サリーとルーシーの担任。授業をしていると、サボっていたサリーの絵を褒めていた。

男子修道院で社会見学していたが、サリーが倒れるとルーシーに言われて保護した。
そのまま家まで連れて行くと、ルーシーに面倒をみるように言って立ち去ろうとした。
最後はドアの手前までやって来るが、急激に気温が下がった事を知ってさっさと帰った。

クリフトン神父(演:ゲイリー・ルイス)

代表作に『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『エラゴン/遺志を継ぐ者』などがあります。

サリー一家の近くにある教会の神父。悪魔祓いを求めてきたレンたちを無視しようとした。

幽霊屋敷として有名になったレンたちの家を知るが、悪魔祓いには手続きが必要だと話す。
再び来たレンとブライアンに淫らな行為を映した写真で脅され、悪魔祓いを強制される。
過去に家で何があったのかレンたちに話し、男子修道院との関係性があると指摘していた。
最後は悪魔祓いを行って悪霊を追い払い、写真のネガをもらったさっさと帰っていった。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はヨーロッパ史上で最も衝撃手な心霊事件である『ポンテクラフトの黒い修道僧』を元ネタにした作品となります。
いつもながらまったく知らない事だったが、映画というのは教えてくれる素晴らしいツールです。
70年代に起きた実話を元にして作っていますが、こういうホラー映画は少なくはないです。
パッと思いつくのは『死霊館子シリーズで、こちらの方はジェームズ・ワンという才能によって面白い作品となっている。
ただ、いくら元ネタが実話であっても、作る方の腕がないとつまらない作品になってしまう。
これはほとんどの作品に対するイメージであって、『死霊館』シリーズだけは別格とも言える存在だと思っています。
そんな本作もハウス系ホラー映画となりますが、実話という泊がないとちょっと厳しい作品だと感じました。
映像については出し惜しみするワリに、残念ながら出来があまり良くないから怖さについては拍子抜けとなります。
それと時代的な背景もあるだろうが、主人公の両親がどちらもクズレベルに感じられ、その環境にいるサリーが可愛そうになる。
言葉よりもすぐ手が出る親というのは当時当たり前だったかもしれないが、現代においては単なる虐待にしか見えなかった。
ある意味、そういう暴力を平然と振るう親の下に育てられるサリーにとってはホラーだと言えるだろうと思います。
残念ながら本作は実話とは言っても、秀でた部分がほとんどなく、印象に残るような作品じゃないのは言うまでもありません。

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