作品データ
あらすじ
平凡なサラリーマンのサムは趣味のアクション小説に行き詰まり、彼は友人で軍事アナリストのアモスにアドバイスを求める。
そこでアモスは伝説の暗殺者「ゴースト」について語るが、小説のネタにするなと言われるもサムはノンフィクション小説として電子出版を実現させる。
そんなある日、サムは自宅で何者かに拉致され、ベネズエラで目を覚ますと、民主化運動ゲリラのボスであるエル・トロに大統領の暗殺を依頼されるのだった。
登場人物&出演者
・サム・ラーソン/メイソン・カーヴァー(演:ケヴィン・ジェームズ)
近年に出演作に『ヒュービーのハロウィーン』、『サンディ・ウェクスラー』などがあります。
主人公。平凡なサラリーマン。趣味はアクション小説の執筆で将来は作家を目指している。
カイリーから電子出版の話を持ちかけられ、ついに作家となるも暗殺者と勘違いされる。
電子書籍が売れて有名人になり、ベネズエラの革命家エル・トロに拉致されてしまう。
マソヴィッチや大統領たちから暗殺を依頼され、元麻薬取締局のローザに助けられた。
最後は悪者たちが死んで結果的に革命が起きて、念願のベストセラー作家となった。
・ローザ・ボリヴァー(演:ズライ・エナオ)
代表作に『テイカーズ』、『ホステル3』などがあります。
ヒロイン。元麻薬取締局の捜査官。5年に渡ってマソヴィッチを調査して捕まえようとした。
フワンに疑われたサムを助けて、マソヴィッチを倒せるとして協力を求めて行動する。
サムが暗殺者じゃないと見抜いているが、大統領から証言を得られるとして利用する。
仲間を得るべくサムにエル・トロのところまで連れて行かれ、故郷の為に動き出した。
最後はエル・トロに裏切られるが、覚悟を決めたサムに助けられた本当の革命を果たす。
・カイリー・アップルバウム(演:ケレン・コールマン)
代表作に『ザ・チャイルド:悪魔の起源』、『ニュースルーム』シリーズなどがあります。
クラウドで電子出版をしている。過去に大ヒットした「トワイライト」を出版している。
落選したサムの作品に興味を持ち、すぐに連絡してサインを受けて作家デビューさせた。
ノンフィクションとして売れ出し、サムが本物の暗殺者としたテレビ取材を受けさせた。
ベネズエラにいたサムから助けを求める電話を受けるが、新作だと思って楽しみにする。
最後は帰国したサムをベストセラー作家に育て上げ、今度はフィクションだと改訳した。
・アモス(演:ロン・リフキン)
代表作に『交渉人』、『マジェスティック』などがあります。
軍事アナリスト。ビリヤードバーでいつもサムとネタを提供し、的確なアドバイスをする。
ネタに行き詰まっていたサムに墜落するヘリのアドバイスをして、場面を書き換えた。
そこでゴーストという伝説的な暗殺者の話をして、決してネタにしないように釘を刺す。
実は本物のゴースト本人であり、窮地に陥っていたサムを帰国させる為に手を回した。
最後はルイス将軍に追い詰められたサムたちを直接助け、正体を暴くもすぐに消えた。
・フワン(演:モーリス・コンプト)
代表作に『エンド・オブ・ウォッチ』、『サボタージュ』などがあります。
民主化運動ゲリラのメンバー。リーダーであるエル・トロに拾われて育てられ、父親として慕っている。
拉致したサムを大統領の暗殺に駆り出し、唯一彼が偽物だと主張するも信じてもらえず。
サムが大統領暗殺に失敗した時に殺す役目だったが、ローザに乱入されて逃げられた。
仲間を得るべくサムがやって来ると、マソヴィッチと大統領が死んで革命が成功する。
最後はエル・トロも死んで、ベネズエラを立ち上がられる為に大統領選に出馬をした。
・ミゲル大統領(演:キム・コーツ)
代表作に『ファンタジー・アイランド』、『俺たち喧嘩スケーター2:最後のあがき』などがあります。
ベネズエラの大統領。ゼイタク三昧で国民から不満が噴出するも武力で抑え込んでいる。
実際はマソヴィッチと繋がっていて、ほぼ彼の言いなりで自分の意思がないような状態。
サン・ディエゴ出身のアメリカ人で、ベネズエラを心底嫌っていて逃げ出したいという。
特にメキシコ料理が大嫌いでいつも文句を言って、サッカーより野球が見たいという。
最後はサムが暗殺者と分かっても驚かず、すべてを諦めて自殺を遂げてしまう。
・ルイス将軍(演:ユル・ヴァスケス)
代表作に『プリティ・ブライド』、『ナルコス:メキシコ編』などがあります。
大統領の片腕として意見を求められる。マソヴィッチと大統領の関係性を知っている。
サムが捕まって連れて来られると、大統領を裏から操るマソヴィッチを殺すように依頼。
パーティでローザとマソヴィッチが騒ぎを起こすと、部下から報告を受けて対応する。
大統領が死んでローザとマソヴィッチが戦っていると、すぐにやって来て彼を射殺した。
最後は3人の支配者が死んで、自分の番が来たと余裕をかますが、アモスに殺された。
・アントン・マソヴィッチ(演:アンドリュー・ハワード)
代表作に『リミットレス』、『TENNET/テネット』などがあります。
ベネズエラを牛耳っているマフィアのボス。昔から世話をする付き人を簡単に殺す危険な人物。
大統領を裏から操っていて、麻薬ビジネスなどで大儲けしてやりたい放題している。
サムが大統領暗殺を依頼されたと知り、捕まえた彼に今度はエル・トロの暗殺を依頼。
パーティで裏切ったサムを見つけると、殺そうとしたところでローザに邪魔される。
最後は自殺した大統領の部屋まで戦うが、そこへやって来たルイズ将軍に射殺された
・エル・トロ(演:アンディ・ガルシア)
近年に出演作に『僕の頭の中の落書きたち』、『運び屋』などがあります。
ベネズエラの民主化運動ゲリラのリーダー。大統領を暗殺して国に革命をもたらそうとする。
サムの電子出版した書籍を読んで、その経歴を知って彼を拉致して大統領暗殺を依頼。
言い訳するサムの話がウソであると信じ込んで、大統領の暗殺が可能だと期待を寄せる。
大統領とマソヴィッチが死んで、支配者となって大金を手に入れるべくローザを拷問。
最後は覚悟を決めたサムに圧倒され、彼を本物と認めてヘリから落ちて死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
今回はアクションとコメディのある作品という事で借りて鑑賞をした。
主演がケヴィン・ジェームズで過去に『モール★コップ』シリーズで強いインパクトを持っていて、そこから期待していました。
どう見ても伝説的な暗殺者には見えない体型だが、周りが勝手に勘違いして本物として振り回されていく過程が面白い。
さすがにちゃんとした訓練を受けていないので、動きは素人だが、射撃場で練習した銃の腕前だけは確かである。
こういう勘違いした展開で主人公が予想もできない状況に巻き込まれる展開は好きです。
ただ、あまりやり過ぎると収拾がつかなくなるので、どうやって誤魔化していくのか気になっていました。
そこら辺はギリギリの線でなんとか整合性を保とうとしているが、やはり、ラストでは主人公がしっかり戦う場面が出ました。
確かに練習しているシーンはあったけど、さすがに少しムリがあったと思う。
作品としてコミカルな感じなので、リアリティを求める必要性はないが、あの体型で軽やかに動くには説得力がない。
だけど、これは製作側の意図しているギャップだろうから、そこは認めるべきでしょう。
全体的には悪くないが、どうしても主人公ができる事が限られてしまうから思っていたよりも地味な印象でした。
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