作品データ
あらすじ
バイオテク社の社長で珍獣ハンターの男がグラボイズを島に持ち込んでハンティングを開始する。
持ち込まれた四匹のグラボイズは遺伝子操作で凶暴性が人工的に強化され、次々と研究者たちが犠牲となっていく中、世捨て人になっていたバートが呼び出された。
大好きな銃がないバートだったが、使えるモノでグラボイズやシュリーカーを迎え撃ち、すべてを殲滅するべく仲間と力を合わせて死闘に挑むのだった。
登場人物&出演者
・バート・ガンマー(演:マイケル・クロス)
近年に出演作に『トレマーズ/コールドヘル』、『ホリデイズ』などがあります。
主人公。凄腕のハンター。パプアニューギニアの無人島で自給自足の生活を186日も送っていた。
研究している島でグラボイズが出現すると、ジャスの指示でジミーに説得されてやって来た。
銃器類がないと知るが、防空壕から適切な武器を選んでサバイバル上級者のフレディに任せた。
暴走して孤独となったビルも助けようとするも失敗し、残ったグラボイズの殲滅に打ち出す。
最後はジミーと囮になるが、グラボイズに食われる寸前に彼を助けて一人だけ犠牲となる。
・ジミー博士(演:ジョン・ヘダー)
代表作に『ナポレオン・ダイナマイト』、『俺たちフィギュアスケーター』などがあります。
ビルのバイオテク社で働いている保全生態学の博士。フレディと飲み明かすもすぐに酔い潰れる。
ジャスに叩き起こされてようやく仕事をするが、隣の島で狩りをするビルたちの様子を見に行く。
仲間が一人シュリーカーに殺され、ジャスの指示に従って世捨て人になったバートを連れ出す。
当初は足手まといだったが、バートやフレディに触発され、作戦を立案するぐらい成長する。
最後はグラボイズを誘き出す囮となるが、バートだけが犠牲になって彼の墓に帽子を置いた。
・ジャス・ウェルカー博士(演:キャロライン・ラングリッシュ)
代表作に『イーグルス・ウィング』、『レジェンド・オブ・エジプト』などがあります。
ビルのバイオテク社に雇われている。島で野生の象たちを研究する名目で派遣されていた。
小さな地震から隣の島に何かいると分かり、ジミーと地元民と行くもグラボイズに遭遇する。
唯一対処ができるバートを呼び出し、自分たちの息子が服役中と伝えてなんとか協力させる。
ほとんどは研究の拠点に居座っていて、身だしなみを整えたバートにサングラスを渡した。
最後はバートだけが犠牲になってしまい、彼が残したサングラスを墓前に置いて去った。
・フレディ(演:ジャッキー・クルス)
代表作に『ア・ナイス・ガール・ライク・ユー』、『Orange Is the New Black』などがあります。
ビルのバイオテク社に所属する女性スタッフ。地震などを計測して心配するジャスに説明していた。
グラマラスが出現してジミーがバートを連れてくると、彼こそがレジェントとして尊敬している。
実は小さい頃からハンティングとボーイスカウトをして、バートから上級者だと認められた。
積極的にグラマラス対策の案を出していき、暴走するジミーたちを結果的に助け出した。
最後はなんとかグラボイズを倒したが、犠牲となったバートの墓前に花を置いて立ち去った。
・アンナ(演:キャシー・クレア)
代表作に『セブン・シスターズ』、『デス・レース/アナーキー』などがあります。
ビルに雇われている凄腕のハンター。弓矢の腕に自信を持ち、ビルから絶大な信頼を寄せられる。
一緒に来ていた金持ち連中とはまったく違う考え方で、無茶な条件でも百発百中の腕をみせる。
グラボイズやシュリーカーを実際に見て、バートがやって来るとビルの考えに疑問を持つ。
仲間が次々と犠牲となっていき、話しが違うとしてビルと決別してバートたちに協力をする。
最後はグラボイズを爆発四散させて勝利するが、犠牲となったバートに弓を置いて立ち去った。
・リチャーズ博士(演:マシュー・ダグラス)
代表作に『Cocktail』などがあります。
ビルのバイオテク社の生物学者。ビルの指示でグラボイズの遺伝子操作をして改良した張本人。
島に解き放ったグラボイズのハンティングをビルたちと行くが、なぜかアンナに対抗意識を持つ。
仲間が襲われてもハンティングを続けるビルに賛同するが、バートに助けられてビビっていた。
バートの警告を無視してハンティングするビルに脅され、仕方なく参加して銃を撃っていた。
最後はグラボイズを仕留めたか見に行ったが、シュリーカーがやって来て襲われて食われた。
・ビル(演:リチャード・ブレイク)
代表作に『31』、『マンディ/地獄のロード・ウォリアー』などがあります。
大富豪の慈善家で珍獣ハンター。生物工学の博士号を持ち、島にバイオテクの研究開発をさせる。
リチャーズ博士にグラボイズの遺伝子を書き換えさせ、ハンティングの為に島へ解き放った。
グラボイズの生態がよく分かっておらず、仕留めて剥製にしようと仲間たちと狩りをする。
駆けつけたバートから警告を受けても無視し、ついにはアンナにも見限られて一人となった。
最後は暴走してバートの助けも無視して、水中から現れたグラボイズによって食われた。
感想
[個人的な評価]
本作は『トレマーズ』シリーズにおいて7作目となります。
シリーズにおいて主人公とも言えるバート・ガンマーにとって最後の作品となりました。
一作目は1990年に公開され、それから30年が経過してシリーズの7作目で主人公的なキャラクターが卒業をする。
つまり、もうこのシリーズはこれで打ち止めになって、次はリメイク版になるだろうと思う。
まず、シリーズにおいてバート・ガンマーを演じたマイケル・クロスだが、30年に渡って同じ役を演じたのは素直にスゴイと思います。
さすがに30年も同じ役を続けた役者はほぼいない事を考えれば、作品の出来は別にして素晴らしい功績です。
本作はサブタイトルに「シュリーカー・アイランド」となっていて、メインはグラボイズではなくシュリーカーがメインとなっています。
なので、グラボイズはあくまでオマケになっていて、物語のほとんどはシュリーカーを相手する場面が多かったです。
それと期待したアスブラスターだが、残念ながら言葉だけで終わって、実際に登場しなかったのは本当に残念でならなかったです。
本作に関して、シリーズの主人公となるバート・ガンマーの人生を振り返る作品となるが、少しばかり納得のいかないところがあった。
まず、バート・ガンマーの持ち味である銃器を使う場面がなく、ただの知識披露に終わってしまったのはもったいない。
次にバート・ガンマーを演じるマイケル・クロス自身が年齢のせいか、走る姿があまりにも力がなくて迫力に欠ける。
そして、ラストを飾るべきバート・ガンマーの最期があまりにもらしくない終わり方で、もっと違う方法があったと思います。
このようにバート・ガンマーの最期を描く作品として、マイケル・クロスに依存して本来のキャラクターを忘れてしまった印象がありました。
ただ、エンディングロールでそれまでのバート・ガンマーが活躍したシーンを流していたところだけは良かったです。
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