作品データ
あらすじ
敬虔な神父のダグは、自動車の爆発事故で両親を失い、傷心の旅で中国を訪れていた。
そこでダグは忍者に追われる謎の女性から牙の化石を受け取るが、それは人間を恐竜に変身させる力を秘めているという。
強大な力を得たダグは、娼婦のキャロルと協力して街の為に悪人退治を始めると、テンプル忍者団がすべての黒幕と知るのだった。
登場人物&出演者
・ダグ・ジョーンズ(演:グレッグ・コーハン)
本作が長編映画デビュー作となります。
主人公。敬虔な牧師。両親が目の前で車の爆発で死亡し、中国へ旅に出て謎の女性から牙をもらう。
帰国後に悪夢を見て空腹すぎて外へ出ると、恐竜に変身していキャロルを襲う暴漢を食う。
恐竜の力を使って悪人を殺害するが、スチュアート神父に話すと悪魔祓いを受けて暴走。
キャロルとイチャイチャした翌朝にテンプル忍者団の襲撃を受け、倒す為に向かった。
最後はチャン神父を倒し、キャロルが回復すると、教会を辞めて世界を旅する事になる。
・キャロル(演:アリッサ・ケンピンスキー)
代表作に『I Clean Up Your Grave』、『King of Knives』などがあります。
ヒロイン。娼婦。医学部生で法学部生。夜道で暴漢に襲われるところをダグに助けられた。
恐竜になって人を殺害して後悔するダグだが、助けてもらって正しい行いだと説得した。
その力を使って悪人たちを始末するべきと助言し、二人で行動していると惹かれ合う。
ダグと肉体関係になった翌朝、テンプル忍者団に襲撃されるもなぜかあっさりと片付けた。
最後はテンプル忍者団との戦いで重傷を負うが、手術が成功してダグと世界を旅する。
・スチュアート神父(演:ダニエル・スティアー)
本作が長編映画デビュー作となります。
ダグの師匠にして友人。両親を車の爆発で亡くしたダグを励まして助言を与えていた。
中国から帰ってきたダグが悪夢に悩まされるが、信仰心があれば大丈夫だと話していた。
教会の仕事をほとんどせず、外に出歩いてキャロルと付き合うダグを強く注意する。
ダグが恐竜に変身して悪人を殺害している事が許さず、悪魔祓いをするべく連れ出した。
最後は中途半端に変身したダグに右目を抉られ、最終的にチャン神父に殺されてしまう。
・アルテア(演:アウレリオ・ヴォルテール)
代表作に『Ed’s Next Move』、『ReAgitator: Revenge of the Parody』などがあります。
怪しい悪魔祓いをする神父。スチュアート神父が昔から知っていて久々の再会を果たした。
ダグの中にある怪物を追い払うべく儀式を始めると、なかなか出てこず手間取っていた。
ようやく出てきたダグの中にいる恐竜がスチュアート神父を襲い、驚くだけで何もできず。
最後はダグの中にあった怪物を解放した事実に驚きながら、衝撃の出来事に笑っていた。
・フランキー・マーメイド(演:フェルナンド・パチェーコ・デ・カストロ)
本作が長編映画デビュー作となります。
売春婦を斡旋する元締めでキャロルのボス。ポン引き、ヤクの売人、人殺しをひと通りやっている。
なぜか教会まで来て告解していて、実はダグの両親を殺した犯人だと判明した。
最後は告白を聞いたダグが恐竜の力で暴走し、首を切り刻まれて殺されてしまう。
・サム(演:ジェシー・テューリッツ)
本作が長編映画デビュー作となります。
聖アルテミムス学園に所属している。チャン神父の側近として信頼されている。
チャン神父が広めようとするコカインの仕入れをして、売りさばく手はずを整えている。
その正体はダグの実の弟であり、両親の愛をすべて奪った兄に憎しみを持っていた。
アジトにやって来たダグを迎え撃つと、自分の存在を忘れていた事にブチ切れていた。
最後はダグと互角の勝負をするが、先祖の剣を奪われて暴走した兄に殺されてしまう。
・ウェイ・チャン神父(演:ヤン・ジェチャン)
本作が長編映画デビュー作となります。
聖アルテミムス学園の学園長。テンプル忍者団の頭領で最大の目的は「修行」と豪語している。
実際はコカインを仕入れて街中にバラ撒いて、支援団体を潤わせて布教活動をしていた。
中国で敵対している竜の戦士を殲滅し、最後に残っていたダグを狩ろうと企んでいた。
変身したダグに襲われたスチュアート神父を助け、計画を話して同意を得られず殺害する。
最後はダグの変身を解く毒矢を放つが、両手が恐竜になった彼に首を引き抜かれて死亡。
感想
[個人的な評価]
本作は「コンマビジョン ランドシャーク プロジェクト」が配給している作品となります。
この作品は有志たちによってDVD化されており、一種のクラウドファンディングとしてエンディングロールで出資者の名前が出てきます。
どおりで邦題、ジャケット、メチャクチャなあらすじに期待させるのは、そういう方々の協力の賜物だと分かりました。
さすがに吹き替えまでできなかったが、有志たちによって翻訳がされている可能性が非常に高いです。
ハッキリ言って、本作は低予算の映画となっているが、こういうタイプの作品が好きな人は外せないタイトルと言えるだろう。
前提とする設定自体がおかしいけど、そのような事など細かいと思わせるほど意外にも普通なストーリーラインとなっています。
しかも、こういう作品の出演者は微妙な役者が多い中、主人公とヒロインの役者はかなり良かったイメージがあります。
主人公のダグを演じたグレッグ・コーハンは体とちゃんと鍛えていて、演技の方も違和感なくこなしていたのは良かった。
ヒロインのキャロルを演じたアリッサ・ケンピンスキーは、スタイル抜群で美人なので、ずっと見ていても飽きません。
ただ、敵の設定がまさに昔風に勘違いした中国文化を混ぜた日本文化で、これはワザとやっているかもしれない。
肝心の恐竜になった姿がラストで登場するが、これは無表情では見過ごせないほどのクォリティで楽しませてもらいました。
ツッコミどころが満載であるけど、黙らせるほどの当たり前なアクションで、好事家には堪らないシーンだったと感じました。
とにかく、これは期待通りの作品になってくれて、余計な事をせず、メチャクチャな作品
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