作品データ
あらすじ
ブルックリンに住むマリオとルイージの双子の兄弟は、高圧的な上司に嫌気が差して仕事を辞め、二人で「スーパーマリオブラザーズ」の会社を立ち上げる。
仕事が上手くいかない中、ブルックリンの地下の配管が破損した事から修理に向かうも二人は謎の土管に吸い込まれて別の世界へワープする。
マリオは巨大なキノコが生えた不思議な世界へ迷い込み、キノピオと出会い、一方のルイージは世界征服を企むクッパに捕まってしまうのだった。
登場人物&出演者
・マリオ(声:クリス・プラット)
近年の出演作に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』、『ソー:ラブ&サンダー』などがあります。
主人公。弟のルイージと「スーパーマリオブラザーズ」の配管会社を立ち上げる。不思議な土管でキノコ王国へ迷い込む。
弟を助ける為にキノピオの案内でピーチ姫と会って、訓練を受けて戦い方を身についた。
ドンキーコングとの対決でネコになって倒して同盟を結ぶが、クッパの奇襲で崩壊する。
海からドンキーコングと脱出して結婚式に乗り込み、地球へワープしても諦めずに挑んだ。
最後は弟とスーパースターで無敵となってクッパを倒し、キノコ王国で暮らすようになる。
・ルイージ(声:チャーリー・デイ)
近年の出演作に『恋人を取り戻すには』、『パシフィック・リム:アップライジング』などがあります。
マリオの双子の弟。臆病な性格を持つ。兄のマリオと「スーパーマリオブラザーズ」を立ち上げる。
仕事が上手くいかず失敗し、ブルックリンを助けようとしてダークランドに迷い込んだ。
クッパに捕まり兄の存在を無理やり拍状させら、生贄となる為にマグマの上に監禁される。
生贄となる寸前に兄が助けると、地球へワープして危険な状況になってゴミ箱に隠れる。
最後は兄とスーパースターで無敵になってクッパを倒し、キノコ王国で暮らすようになる。
・ピーチ姫(声:アニャ・テイラー=ジョイ)
近年の出演作に『アムステルダム』、『ザ・メニュー』などがあります。
キノコ王国の姫。人間であるが小さい頃に王国へ来て姫となった。運動神経抜群で物怖じしない生活を持つ。
マリオが弟を助けたいと懇願すると、世界のルールを教えながら戦う力の説明もしていた。
コング軍への同盟を申し入れる為に行くと、マリオがドンキーコングに勝って協力を得る。
クッパの奇襲でコング軍が瓦解し、キノコ王国へ帰るもキノピオを助ける為に結婚を承諾。
最後は反撃している間にマリオたちがクッパを倒し、勝利してキノコ王国へ帰っていった。
・キノピオ(声:キーガン=マイケル・キー)
代表作に『モンスター・ホテル』シリーズ、『ザ・プレデター』などがあります。
キノコ王国の住人。キノコ王国へ迷い込んだマリオを見つけると、すぐに打ち解けて注意をしていた。
マリオが弟を助けたい事を知ると、プリンセスに会わせるとして一緒にキノコ王国へ行く。
門番たちに止められると、機転を利かして足止めをしてピーチ姫が出ていくとついて行く。
コング軍とキノコ王国へ向かう途中で奇襲を受けるが、ピーチ姫と帰還して戦いを決意。
最後は地球へワープしてもクッパと戦い、マリオたちが勝利するとみんなと喜んでいた。
・ドンキーコング(声:セス・ローゲン)
近年の出演作に『フェイブルマンズ』、『チップとデールの大作戦/レスキュー・レンジャーズ』などがあります。
ジャングル王国の住人で王の息子。コング軍を率いるジャングル王国の次期国王。DKダンスを得意とする。
同盟する条件として倒される為に出てくるが、負けない自信を持ちマリオを小バカにした。
マリオがネコに変身した事で翻弄され倒されると、降参するも絶対に認める事をしない。
クッパの奇襲でコング軍が捕まり、マリオと海へ落ちるも生還してキノコ王国に向かった。
最後は地球へワープしてクッパと戦い、マリオとルイージが倒すと彼らを強く抱きしめた。
・クランキーコング(声:フレッド・アーミセン)
代表作に『俺たちニュースキャスター』、『ゲームオーバー!』などがあります。
ジャングル王国の王。ドンキーコングの父親。クッパが世界征服を企んでいると知っても何もしない。
同盟を持ちかけたピーチ姫がやって来ると、メリットがないとして一方的に拒否していた。
マリオが息子のドンキーコングに勝ったら同盟すると持ちかけ、負けないと思っていた。
息子が負けて同盟を組みキノコ王国に向かったが、クッパの奇襲を受けて捕まってしまう。
最後は生贄にされる寸前に息子たちに助け出されると、存分に暴れるように許可した。
・カメック(声:ケヴィン・マイケル・リチャードソン)
代表作に『マトリックス/レボリューションズ』、『トランスフォーマー:リベンジ』などがあります。
ダークランドの住人。カメ族の魔法使いでクッパの側近。クッパに忠誠を誓っていて命令には従っている。
ペンギン王国を襲撃する際には前へ出て、抵抗する彼らにクッパの登場を宣言していた。
ルイージが捕らわれると魔法を使って拘束し、クッパの前に出してマリオの情報を出した。
クッパがピーチ姫にプロポーズする予行練習を手伝い、捕虜たちに生贄の宣言をしていた。
最後は結婚式で神父役を引き受けていたが、反撃を試みたピーチ姫のパンチで倒された。
・クッパ(声:ジャック・ブラック)
近年の出演作に『ジュマンジ/ネクスト・レベル』、『グースバンプス/呪われたハロウィーン』などがあります。
悪役。ダークランドの支配者でカメ族の大魔王。スーパースターの力を使って世界とピーチ姫を手に入れようとする。
ペンギン王国をあっさりと破壊して「スーパースター」を手に入れ、キノコ王国を目指す。
迷い込んだルイージを捕らえると、マリオがピーチ姫に近づく事を許さずブチ切れていた。
コング軍を奇襲させて瓦解させると、キノコ王国を襲撃してピーチ姫との結婚を強制した。
最後はマリオとルイージがスーパースターで無敵となって倒され、小さくされてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作は任天堂の大ヒットしたゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のアニメ映画です。
この作品は日本とアメリカの合作となっていますが、近年あるポリコレ配慮から真っ向に戦って原作を大切にしています。
世界で悪影響しか与えないポリコレ配慮の作品とは違い、ゲームのファンの為に作った作品と言っても過言じゃない内容でした。
どうやら批評家の間では評判が悪く、小バカにしたようなコメントが多数派を占めているようだが、彼は社会の情勢を見て意見しか言えません。
しがらみが多い職業だから仕方ないかもしれないが、あのようなコメントを出すから彼らは信用できません。
確かにファン向けの作品であるが、子供も楽しめるアドベンチャーであって小難しい事を考える必要性がありません。
昨今の作品は社会情勢を盛り込む事が多く、自由度が狭くなって人目を気にして作ってしまう傾向が多くなっています。
しかし、この作品はそのような社会情勢をすべて無視して、ゲームの世界を大切にしているのが素晴らしいです。
夢を壊しちゃいけない見本となっていて、シンプルだからこそ分かりやすくてダイレクトに楽しめるからいいのです。
個人的には「スーパーマリオ」自体は思い入れはそこまでないが、ちゃんとゲームの世界に敬意を払った作り方に感動すら覚えました。
アニメやゲームを映画化すると大抵の場合だと失敗するが、本作は映画としても純粋に面白いから監督たちや脚本家の熱意も伝わってきました。
この作品は間違えなく名作であって、今後のゲームを原作にしたアニメ映画の立ち位置を明確にしていると思います。
本作のような作り方をすれば、ファンたちだけに限らず、小難しい社会情勢に疲れた人々に受け入れるだろうと思います。
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