【エンドレス・エクソシズム】VD-616

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あ行

作品データ

公開年月 2018/11/30
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ディーデリク・ヴァン・ローイェン
脚本 ブライアン・シーヴ
製作 トッド・ガーナー、ショーン・ロビンズ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

メーガン・リードはアルコール依存症の治療を受ける傍ら、病院の霊安室の警備員として働いていた。
そんなある日、ハンナ・グレイスという名前の少女の遺体が霊安室に運び込まれ、彼女は悪魔祓いの最中に亡くなっていた。
すると、霊安室の周辺で怪現象が起きるようになり、メーガンは悪魔の仕業だと感じ取るもどうする事もできないのだった。

登場人物&出演者

メーガン・リード(演:シェイ・ミッチェル)

代表作に『マザーズ・デイ』、『Dreamland』などがあります。

主人公。アルコール依存症で治療を受けている。リサの紹介で病院の霊安室で遺体引き取り係の仕事を得た。

元々は警察官だったが、目の前で相棒が撃たれてしまい、トラウマとなって酒に溺れていた。
立ち直ろするとアンドリューとも別れ、仕事を懸命にやるが、ハンナの遺体で状況が変化。
ハンナが悪魔に取り憑かれていると知って、ハンナの父親の言葉を信じて焼却しょうとする。
最後はアンドリューを助ける為にハンナを焼却して倒すが、実は悪魔に取り憑かれていた。

アンドリュー・カーツ(演:グレイ・デイモン)

代表作に『デビルズ・スクリーム/金髪女子高生の悲劇』、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海』などがあります。

ボストンの警察官。メーガンの同僚で恋人だった。相棒が死んで精神不安定となってメーガンに見切りをつけた。

メーガンと同棲していたが別れて出てしまい、残った荷物を取りに来て軽く会話をしていた。
霊安室で暴れたハンナの父親の尋問を知っていて、心配になってメーガンに電話をしていた。
病院に来てメーガンからハンナの危険性を聞き、銃を向けるも念力を食らって倒されていた。
最後はメーガンのおかげで助かり、エレベーターで上階へ応援を呼んで彼女を保護した。

リサ・ロバーツ(演:スタナ・カティック)

代表作に『007/慰めの報酬』、『顔のないスパイ』などがあります。

ボストン・メトロ病院に勤務する看護師。メーガンに霊安室の遺体引き取り係の仕事を紹介した。

アルコール依存症だったメーガンと同じグループセラピーに通い、彼女と知り合いになる。
立ち直ろするメーガンを信じるが、遺体が歩いている事を言われ、精神安定剤を見つけた。
薬を飲んでいないとメーガンの主張をなんとか信じて、帰る途中でタバコを吸おうとした。
最後は肉体の再生をしたいハンナに追いかけられ、屋上まで逃げるも念力で首を折られ死亡。

ランディ(演:ニック・スーン)

代表作に『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』、『ヴェノム』などがあります。

遺体を現場から運ぶ仕事をしている。メーガンと同じく新人でちょうど相方が仮病で休んで一人で働く。

決まりでドアの外に出られないメーガンに頼み込み、ハンナの遺体を一緒に霊安室へ運ぶ。
お互いに新人という事で親近感を持ち、メーガンとすぐに仲良くなって次の現場へ急いだ。
二体目の遺体を持ってくるが、メーガンにハンナの遺体についておかしいと言われ賛同した。
最後は次の現場に行くが、肉体の再生を目論むハンナに追いかけられ車に轢かれて死亡した。

デイヴ(演:マックス・マクナマラ)

代表作に『クリミナル・ミッション』、『イコライザー』などがあります。

ボストン・メトロ病院の霊安室で働いている警備員。勤務初日のメーガンに驚かせるような挨拶をしていた。

何かと教えようと意気揚々と声をかけるが、明らかに迷惑だという態度にまったく気付かず。
ハンナの遺体が運ばれて異変が起きていたが、それを知らずにメーガンを驚かせて登場した。
警備室に帰ろうとして肉体を再生したいハンナに追いかけられ、恐怖を感じて逃げ出した。
最後は遺体保存冷蔵庫に引き込まれハンナに殺され、リサの前にも死んだ状態で登場した。

ハンナの父親(演:ルイス・ハーサム)

代表作に『テキサス・バイオレンス』、『ラスト・エクソシズム2/悪魔の寵愛』などがあります。

ハンナの父親。娘がうつ状態になって体や精神が弱くなって、悪魔に取り憑かれて退治しようとする。

協力する神父を念力で殺していく悪魔に祈りが通じず、最終手段として娘の命を奪った。
三ヶ月経過し死んだはずの娘の体を再生させる悪魔の存在に気付き、あらゆる手段を用いる。
霊安室に運ばれて強引に入ろうとするが、メーガンに止められるもなんとか侵入に成功する。
最後は娘の遺体を焼却する為にメーガンを説得するが、拒否する悪魔に焼かれて死亡した。

ハンナ・グレイス(演:カービィ・ジョンソン)

代表作に『5150』、『VHYes』などがあります。

悪魔に取り憑かれた少女。父親や神父たちによる悪魔祓いをされるが、失敗して窒息死させられた。

三ヶ月後に渡って父親が悪魔を封じようと遺体にあらゆる死を与えられるも失敗する。
ボストン・メトロ病院に運び込まれ、登録しようとするも機械がすべて故障させて拒否した。
次々と病院の人間を殺害して肉体を再生するが、父親に協力したメーガンたちに対抗する。
最後はメーガンに銃弾を浴びて倒れ焼却炉で争っていたが、結果的に負けて遺体が焼かれた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はアメリカ本国では劇場公開されたが、日本ではDVDの発売に留まっています。
タイトルから分かるように、あの『エクソシスト』を彷彿とさせるような内容になっています。
冒頭で少女に悪魔が取り憑いていて、神父たちが悪魔祓いをするも失敗して彼女の命を断つ事で強引に退治する。
普通はこれがメインになるはずですが、本作はそこから悪魔に取り憑かれた少女の死体の行く末を描いていました。
なので、『エクソシスト』のメインである悪魔に取り憑かれた少女と神父の闘いはほぼないと言えるだろう。
霊安室や死体安置所を舞台にした作品は決して珍しくないが、ホラー映画との相性は当然ながら抜群でしょう。
そんな本作ではアル中から立ち直ろうとする主人公が遺体引き取り係という仕事を手に入れて、悪魔に取り憑かれた少女の遺体に出くわします。
この流れに関して、なんだか『ジェーン・ドゥの解剖』を連想させるが、そこになんとも言えない不気味さが更に印象づけています。
やはり、正規に悪魔祓いをするか、炎で完全に焼却しないと悪魔は消えないというルールはしっかりと守られています。
個人的にはキリスト教と悪魔の対決というのは未だに納得できないが、本作のように主人公たちを追いつけていく展開は嫌いじゃない。
特に脇役たちはすべて強すぎる念力であっさりと殺すのに、なぜか主人公を前にすると腕力という物理攻撃に出る分かりやすい違いも悪くない。
ラストでのオチについても、予想通りのタイトル回収になっていて、まさに「エンドレス」な終わり方は予定調和でも納得ができました。
低予算ながら悪魔に取り憑かれた少女の不気味さを上手く小出しにしていて、類似タイトルの中でも面白い部類に入る作品でした。

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