【ファンタスティック④:ファースト・ステップ】MY-328

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アクション

作品データ

公開年月 2025/07/25
ジャンル アクション/アドベンチャー
原作 スタン・リー、ジャック・カービー 『ファンタスティック・フォー』
監督 マット・シャックマン
脚本 ジェフリー・キャプラン、イアン・スプリンガー、ほか
製作 ケヴィン・ファイギ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

宇宙ミッション中の事故で特殊能力を得た4人のヒーロー・チームは、その力と正義感で人々を救い、“ファンタスティック4”と呼ばれていた。
世界中で愛される彼ら家族に間もなく新たな命が加わろうとした時、チームリーダーで天才科学者のリードが宇宙神ギャラクタスを呼び寄せてしまう。
滅亡へのカウントダウンが進む中、一人の人間として葛藤を抱えながらもファンタスティック4は強大な敵に立ち向かうのだった。

登場人物&出演者

リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック(演:ペドロ・パスカル)

近年の出演作に『マテリアリスツ』、『エディントンへようこそ』などがあります。

主人公。「ファンタスティック④」のリーダー。世界最高の頭脳を持つ天才科学者。全身を自在に伸ばす能力を持つ。

2年間子供を授けられなかったが、スーが妊娠した事で新しい家族が増える事に喜んでいた。
シルバーサーファーの登場でギャラクタスとの直接交渉に挑むも失敗し、地球が危機となる。
息子を囮にする作戦にスーが乗ると、すぐに理解してギャラクタスの転送を試みていく。
最後はスーが死亡するも息子の力で復活し、ファンタスティック⑤として再出発を果たした。

スー・ストーム/インビジブル・ウーマン(演:ヴァネッサ・カービー)

代表作に『ミッション:インポッシブル』シリーズ、『赤い闇/スターリンの冷たい大地で』などがあります。

ヒロイン・「ファンタスティック④」のメンバー。リードとは恋人関係。力場を発生させて透明になる能力を持つ。

2年間妊娠できず諦めていたが、子供が授かった事で新しい家族ができるとして喜んでいた。
ギャラクタスとの交渉で息子を引き渡す事を言われ、誰よりも反対して攻撃的になっていた。
息子を囮にする作戦を受け入れると、ニューヨーク市民の安全をハーヴェイに頼んでいた。
最後はパワーでギャラクタスを抑え込み、一度死ぬも息子の力によって蘇る事になった。

ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ(演:ジョセフ・クイン)

代表作に『オーヴァーロード』、『クワイエット・プレイス:DAY 1』などがあります。

「ファンタスティック④」のメンバー。スーの弟。全身に炎を纏わせて飛行できる能力を持つ。

姉が妊娠して叔父になる事でみんなと喜んでいたが、シルバーサーファーに一目惚れする。
ギャラクタスとの直接交渉が失敗し、シルバーサーファーの言葉を解読しようと独自に動く。
シルバーサーファーの過去を知って彼女の暴走を止めると、仲間と逃げるように言われた。
最後は自己犠牲をしようとするもシルバーサーファーのおかげで助かり、地球の英雄となる。

ベン・グリム/ザ・シング(演:エボン・モス=バクラック)

代表作に『イルマーレ』、『ザ・チャイルド』などがあります。

「ファンタスティック④」のメンバー。元宇宙飛行士。全身が岩のような姿で超人的な怪力と耐久力の能力を持つ。

スーが妊娠して子供ができた事をすぐに察知し、みんなと一緒に新しい家族を喜んでいた。
ギャラクタスとの交渉が失敗すると、宇宙船を操縦してシルバーサーファーの追撃を振った。
地球を転送する作戦が失敗して、フランクリンを囮にする作戦になると仕方なく賛同した。
最後はギャラクタスを転送装置でどこかへ送り、地球の英雄としてみんなから称えられた。

H.E.R.B.I.E./ハービー(声:マシュー・ウッド)

代表作に『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』などがあります。

「ファンタスティック④」をサポートするロボット。主に掃除や料理などをしていて、誰よりも頼りになる。

常にリードのサポートをしていて、ベンからフォローを受け、ジョニーとは友人の関係。
ギャラクタスとの交渉ではサンプルを回収して分析し、逃亡の時はサポートをしていた。
スーの出産時にはベンの代わりに宇宙船の操縦をしており、地球に帰ってもサポートをする。
最後はギャラクタスが迫って守ろうとするもできず、転送装置で送られると無事だと判明。

ハーヴェイ・エルダー/モールマン(演:ポール・ウォルター・ハウザー)

代表作に『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』、『クルエラ』などがあります。

地底国「サブタレイニア」の国王。かつて「ファンタスティック4」と交戦した。光に敏感で特殊なメガネをかける。

スーが立ち上げた協会によって地上との和解を経て、地底国の国王として協力をしている。
実際はスーと最も仲が良く、他のファンタスティック④のメンバーとは皮肉を言う関係。
地球の危機をテレビで知っていたが、スーの呼びかけで地上へ出て彼女の頼みを聞いた。
最後はニューヨークの住民を地下に避難させる頼みを聞いて、みんなを歡迎していた。

シャラ・バル/シルバーサーファー(演:ジュリア・ガーナー)

代表作に『シン・シティ/復讐の女神』、『ウルフマン』などがあります。

ギャラクタスの使者でゼン=ラ出身。全身が銀色の女性でサーフボードのような物に乗って宇宙を飛び回っている。

地球を見つけて静かに降り立つと、ファンタスティック④や人類に死の宣告を与えていた。
ファンタスティック④が来ると、ギャラクタスの元まで導くとフランクリンに嫉妬する。
地球に来ると転送装置を破壊するが、ジョニーに過去を暴かれるも逃げるように忠告した。
最後は転送装置に逆らっていたギャラクタスに突撃し、結果的に地球を救う事になった。

ギャラクタス(演:ラルフ・アイネソン)

代表作に『ハリー・ポッター』シリーズ、『ウィッチ』などがあります。

宇宙的存在(コズミック・ビーイング)で、巨大な宇宙船で宇宙を移動しながら惑星を喰らい尽くす。

宇宙よりも古い存在であり、常に「飢え」に苛まれるような状態で惑星を喰らい続けている。
ファンタスティック④からフランクリンが「飢え」を上回ると知って子供を要求していた。
フランクリンを手に入れるべく地球に来ると、ファンタスティック④の罠にハマろうとした。
最後はスーの母親としての力に押され、シルバーサーファーの裏切りで転送されてしまった。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『マーベル・シネマティック・ユニバース』にて第37作目となります。
この作品は時代設定を1965年でマルチバースにおける“アース828”となっています。
近年のマーベル映画は多く作られてしまい、ドラマシリーズと合わせて疲弊しているような状態となっている。
それに加え、中途半端な「LGBT」などの要素を取り入れたせいで原作とかけ離れたキャラクターも登場してしまっている。
そのおかげでピークと比べて興行収入が明らかに落ちており、フェーズ4から始まったマルチサーガは顕著にそうなった。
今回の作品はフェーズ6となってマルチサーガにおける最終章の序章となるが、全体的にかなり静かな出来栄えとなっている。
マーベル映画というと派手な演出や複雑な人間関係などが象徴的だが、本作はそれらと違った雰囲気を演出している。
どうやらマーベル・スタジオが意図的に既存の作品との繋がりを切り離すべく、別のユニバースで時代設定も1960年代となっている。
ただ、別のユニバースという事で我々の知っている1960年代よりもずっと科学技術が進んでいる点が違う。
今後はマーベル・シネマティック・ユニバースのアース616と合流するが、どのような感じになるのか気になる。
今まで「ファンタスティック・フォー」は二度映画化されているが、最初の映画シリーズはそれなりで、2度目は酷い出来だった。
3度目の実写映画化となったが、独立した作品となりながらも今後の合流を感じさせる点では違っている。
シルバーサーファーが男性から女性へ性別が変更されているが、一応は原作に登場しているも評価はあまり良くなかったらしい。
さすがに「LGBT」を意識しているからそのような変更になったが、残念ながら魅力的なキャラクターとは言えない。
これは本作全体にも言える事だが、静かな展開のせいもあってファンタスティック④のキャラクターも非常に弱いと感じた。
まだジョニーが少し魅力的に見せているが、リードやベンは背景のような印象で、スーは母親という属性以外はなかった。
スケールが大きいのに全体的な印象は非常にスケールが小さく、なんだか庭先で起きている程度に感じ取ってしまう。
なんだか映画というよりドラマのスペシャルを見ているような印象が強く、マーベルが衰えている印象が強くなった。
今後はロバート・ダウニー・Jrがドクター・ドゥームとして復活を果たすが、それ次第で命運が分かれるだろう。

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