【イコライザー/THE FINAL】VD-1002

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アクション

作品データ

公開年月 2023/09/01
ジャンル アクション
原作 マイケル・スローン、リチャード・リンドハイム 『ザ・シークレット・ハンター』
監督 アントワーン・フークア
脚本 リチャード・ウェンク
製作 トッド・ブラック、デンゼル・ワシントン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

シチリアで重傷を負ったロバート・マッコールだったが、たどり着いたアマルフィの町で親切な住人たちの治療と看病で回復する。
やがてこの町を気に入り、ここで余生を静かに暮らすと思い始めたマッコールだったが、残忍なギャングに狙われ住人たちが次々と犠牲になっていく。
人々の苦境を目の当たりにしたマッコールは、悪の魔の手から町を守る為に立ち上がるのだった。

登場人物&出演者

ロバート・マッコール(演:デンゼル・ワシントン)

近年の出演作に『シドニー』、『マクベス』などがあります。

主人公。元CIA工作員。仕事の為にシチリアを訪れて完遂するが、油断したせいで重傷を負い地元民に助けられる。

エンゾから正体を詮索しないと言われ、しばらくアルタモンテに留まって静養していた。
完全に回復してアルタモンテを去ろうとしたが、マルコたちが店に放火した事から留まる。
マルコから始まってビンセントが出てくると、自分をターゲットにするように気を向けた。
最後はビンセントを暗殺して街に本当の平和が訪れると、住民の一人として迎えられていた。

エマ・コリンズ(演:ダコタ・ファニング)

近年の出演作に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、『500ページの夢の束』などがあります。

ヒロイン。CIA財務分析課の捜査官。追跡するのが仕事。突然マッコールから匿名の電話を受けて事情を把握した。

シチリアへ行くとマフィアが動いていた事実を把握して、上司から引き続き捜査を続行する。
情報を流したマッコールを突き止めると、アミーナの店を訪れて彼から事情を聞いていた。
マッコールと再び会って捜査の容疑者から外したと話し、九死に一生を得るも重傷を負った。
最後はマッコールの情報提供でビンセントの組織を壊滅させ、彼のおかげで昇進していた。

エンゾ・アリシオ(演:レモ・ジローネ)

代表作に『ヘヴン』、『フォードvsフェラーリ』などがあります。

アルタモンテの医者。地元民のほとんどを出産で取り上げている。ジオが連れてきたマッコールを治療した。

マッコールが只者じゃないとすぐに理解し、深く詮索せずに部屋を与えて静養させていた。
すっかりと回復したマッコールと気の知れた友人となり、彼が善人だと認める発言をする。
弟を殺されたビンセントが暴走して脅迫するが、対抗する為に銃を取り出して止めた。
最後はマッコールがすべてを解決すると、アルタモンテに本当の平和が訪れて喜んでいた。

アミーナ(演:ガイア・スコデッラーロ)

代表作に『イコライザー』、『アンドロン』などがあります。

アルタモンテで両親が始めたカフェを経営する女性。ひと目でマッコールが気になって何かと声をかけていた。

滅多に頼まれない紅茶をワザワザ仕入れて、マッコールが購入した帽子をやたらと褒めた。
アルタモンテに残ったマッコールを食事に誘ってデートに行くが、それ以上は発展せず。
弟を殺されたビンセントが脅迫していく中で、マッコールが出てきてなんとか止まって安堵。
最後はマッコールがすべてを解決させ、街に本当の平和が訪れると彼を友人として迎えた。

ジオ・ボヌッチ(演:エウジェニオ・マストランドレア)

代表作に『バスターズ』、『イコライザー』などがあります。

アルタモンテの住民で国家憲兵の隊員。通りかかった夜道でケガしたマッコールを見つけ、エンゾの元に連れてきた。

エンゾからトラブルになるとしてマッコールは転んでケガしたと言われ、詮索しないと誓う。
マルコたちがアルタモンテの魚屋に放火して、仕事として犯人を割り出そうと動いていた。
そのせいでマルコにバレて暴行を受け、脅迫まで受けるが逆にマッコールが代わりに成敗。
最後はマッコールがすべてを解決すると、本当の平和が訪れた街で家族と楽しくやっていた。

マルコ・クアランタ(演:アンドレア・ドデーロ)

代表作に『憎むなかれ』などがあります。

ビンセントの弟。アルタモンテを拠点に強引な集金をしている。仲間とバイクで街を堂々と走っている。

兄がやっている一大事業を手伝いたくてアピールするが、荒っぽいやり方を注意されていた。
ついにアルタモンテを手に入れたい兄から頼まれ、住民を脅すような派手な行動に出ていく。
勝手に動いたジオに狙いを付けて脅迫した上で暴行し、自分の思い通りに動かそうとした。
最後はレストランまで来て脅すがマッコールを怒らせると、始末しようとして逆に殺された。

ビンセント・クアランタ(演:アンドレア・スカルドゥッツイオ)

代表作に『ハード・ナイト・フォーリング』、『エンド・オブ・ハルマゲドン』などがあります。

イタリアのナポリに拠点を置くマフィア/カモッラの頭目の一人。あらゆる犯罪をして大金を稼いでいる。

殺しも厭わないやり方をするが、荒っぽい方法を取る弟に対して厳しい言葉を投げていた。
ついにアルタモンテを一大事業にするべく、住民たちを支配下に置く為に弟を使っていく。
弟が殺された事でブチ切れて、アルタモンテの住民を殺そうとするが警察がやって来た退散。
最後は寝ている時にマッコールが襲撃して薬物で中毒死し、そのせいで組織が壊滅を遂げる。

感想

[個人的な評価]

評価 :4/5。

本作は『イコライザー』シリーズの三作目にして完結作となります。
この作品は『トレーニング・デイ』などで知られるアントワーン・フークアが監督を務める。
シリーズの3作目となって前作から5年が経過していますが、どうやら物語の繋がりがなく単体の作品と言えます。
ただ、主人公であるロバート・マッコールというキャラクターが共通して登場して、敵を秒殺する特徴があります。
本作では冒頭に通りかかったところで悪人たちをぶっ潰したが、油断して子供に背後から撃たれて重傷を負う展開となります。
このシリーズの魅力として主人公が圧倒的な戦闘力で悪人を秒殺するところだが、子供相手に油断して倒れるしか方法がないと分かります。
舞台となっているのはシチリアにある架空の街アルタモンテとなるが、どうやらロケ地がアマルフィとなっていました。
架空の街でありながらもイタリアらしい美しい風景と、そこに巣食う悪の組織であるカモッラが暗躍する黒いところがあります。
その街へたまたま来た主人公が目の前で見る変えられない伝統に対して、怒りを持って対処していく展開が面白い。
相手がどれほど大きな組織であっても、先手を打ってぶっ潰す主人公の強さがしっかりと描写されていました。
それに余計なロマンスやドラマを入れていない点でも、テンポよく進んでいくから無駄がない構成となっています。
何より本作で一番注目するべきはデンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングの共演で、2004年の『マイ・ボディガード』以来で二度目となります。
実はデンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングは今でも交流が続く友人で、お互いを役者として尊敬しているエピソードがあります。
それにダコタ・ファニングは『イコライザー』シリーズのファンであり、今回の出演も監督のアントワーン・フークアからのオファーだったようです。
念願の共演を叶えたのもいいですが、『マイ・ボディガード』を知っている人なら二人の共演だけでも熱くなります。
今回で完結と邦題がなってしまっていますが、原題ではただのナンバリングになっているので、今後はデンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングが再演してくれる事を願っています。

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