【サラリーマン・バトル・ロワイアル】RE-2964

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アクション

作品データ

公開年月 2017/03/17
ジャンル アクション
原作 なし
監督 グレッグ・マクリーン
脚本 ジェームズ・ガン
製作 ジェームズ・ガン、ピーター・サフラン
製作国 アメリカ、コロンビア
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

コロンビアのボゴタにある「ベルコ・インダストリーズ」に出社した80名の従業員。
いつも通りの業務が始まった矢先、突如会社のビル内アナウンスで「8時間後に皆ほぼ死ぬ。30分以内に同僚2人を殺せば生き残る確率が上がる」と流れる。
安全の為に避難しようとした社員たちだったが、直後にビルのシャッターが閉鎖され、状況を把握しようとする彼らにタイムリミットが迫るのだった。

登場人物&出演者

マイク・ミルチ(演:ジョン・ギャラガー・Jr)

代表作に『10/クローバーフィールド・レーン』、『サイレンス』などがあります。

主人公。会社へ出勤する際に渋滞に巻き込まれ、そこでトウモロコシのお守りを購入した。

会社に到着すると離婚したばかりのリアンドラと恋人関係で、早速と彼女に迫っていた。
社員たちのタグが爆発して状況が一変すると、冷静に助けを呼ぶべきだとノリスを説得した。
なんとか平和的な解決を望むもリアンドラに現実を言われ、ノリスたちから逃げ回った。
最後はノリスとタイマンで主人公補正を発揮し、見事に第2ステージに勝ち上がる事となる。

リアンドラ・フロレス(演:アドリア・アルホナ)

代表作に『パシフィック・リム:アップライジング』、『ライフ・オブ・ザ・パーティー』などがあります。

ヒロイン。出勤してくるが、長蛇の列になっていてイライラして待つ。車の中はゴミだらけ。

離婚したばかりで不安定な状態であったが、恋人となっていたマイクの励ましで前向きに。
社員たちのタグが爆発して状況が変化し、マイクのみんなを救おうとする姿勢を注意した。
ずっと気持ち悪く迫っていたウェンデルと対峙して、マーティを犠牲にしながらも殺した。
最後はマイクと合流して逃げていたが、銃撃してきたノリスの凶弾が当たって死亡した。

ダニー・ウィルキンス(演:メロニー・ディアス)

代表作に『処刑教室』、『靴職人と魔法のミシン』などがあります。

アメリカで研修を終えてボゴタにやって来た新人社員。早速と上司からこき使われる。

近くのデスクにいるロベルトとレオータから話しかけられ、緊張を解してもらっていた。
社員たちのタグが爆発して状況が一変すると、怖くなって一人だけ地下の方に隠れていた。
ロベルトと合流してノリスの凶行から逃げ出そうとしてエレベーターに身を隠していた。
最後は安心してエレベーターに乗って一階に来るが、ノリスに遭遇して眉間を撃たれて死亡。

エヴァン(演:ジェームズ・アール)

代表作に『ギャングスターズ/明日へのタッチダウン』、『俺たちチアリーダー』などがあります。

会社の警備員。マイクの友人。一階のフロントで出勤してくる社員たちに挨拶している。

社員たちのタグが爆発して状況が一変すると、外部との連絡を取ろうとするが繋がらず。
武器庫に目をつけたノリスにカギを渡すように言われるが、危険だと判断して頑なに拒否。
マイクの味方になって外部に助けを求めるべく、動く彼らの為にノリスたちを警戒していた。
最後はノリスたちの奇襲を受けて、カギを投げ捨てたせいでウェンデルに刺されて死亡した。

マーティ・エスペンズチード(演:ショーン・ガン)

代表作に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ、『スーパー!』などがあります。

会社の食堂で働いている。社員たちよりも早く出勤するが、トイレでマリファナを吸う。

社員たちのタグが爆発して状況が一変すると、何事かと一階まで様子を窺って棒立ちする。
ノリスが暴走寸前になると、独自に動いて水に興奮剤が混ざっていると察知して処分を開始。
死んだ社員たちからタグを取り出して集めると、扉を破壊するべくリアンドラに提案した。
最後は暴走していたウェンデルに遭遇し、リアンドラと反撃するも銃弾を食らって死亡。

テリー・ウィンター(演:オーウェン・イオマン)

代表作に『トロイ』、『アメリカン・スナイパー』などがあります。

マイクの友人。家族持ちで熱帯雨林でコウモリを触って、当然のようにマイクを誘った。

社員たちのタグが爆発して状況が一変すると、マイクの発言に対して棒立ちで見ていた。
ノリスが生き残る為に殺人は必要だと言い出して、家族を守る為に彼の味方となった。
必要な人数の処刑をする中で、マイクに銃を向けていたが、ダニーが照明を消して失敗する。
最後は生き残りを探しているリアンドラに反撃され、時間切れでタグを爆発されて死亡。

ウェンデル・デュークス(演:ジョン・C・マッギンレー)

代表作に『プラトーン』、『バーニング・クロス』などがあります。

出勤して自分のデスクに座ったリアンドラをずっと気持ち悪い視線で見て注意された。

リアンドラとマイクが恋人同士だと分かっているが、本当は自分が本命という妄想を抱く。
社員たちのタグが爆発して状況が一変すると、生き残る為に強硬手段を取るノリスに従った。
生き残る為により多くの殺人をするようになって、ついにリアンドラと対峙する事になる。
最後はマーティを射殺するもリアンドラに反撃され、顔面を斧で叩き割られて死亡した。

バリー・ノリス(演:トニー・ゴールドウィン)

代表作に『ラストサムライ』、『ザ・シークレットマン』などがあります。

執行責任者。出勤してくるが、いつもよりも厳重なIDや車の確認で質問するも無視される。

突然のアナウンスでエントランスに集まった社員を安心させる為に訓練だと口にしていた。
社員たちのタグが爆発して状況が一変すると、人を殺す訓練を受けていた経験で処刑を開始。
あくまで生き残る為に殺人をしていくが、何かと邪魔するマイクを目の敵にしていた。
最後はマイクとタイマンで戦うが、主人公補正の前に為す術もなくあっさりと殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけたジェームズ・ガンが脚本と製作を務めた作品。
更に製作会社は『パラノーマル・アクティビティ』や『スプリット』などで知られるブラムハウス・プロダクションが務めています。
簡単に言ってしまえば、本作はサラリーマン版『バトル・ロワイアル』という内容である。
ただし、中学生同士が殺し合う事よりも衝撃度が低く、そのせいで本作は今一つインパクトがないと感じてしまった。
さっきまで一緒に談笑していた同僚と殺し合う事になるけど、強引すぎる展開は大雑把なアメリカらしい設定だと言えるだろう。
その点では完全にシステム化されている『バトル・ロワイアル』の方がゲーム感覚ながら、根底にある恐ろしい設定の方がインパクトが強いのです。
本作が『バトル・ロワイアル』の前に製作されていればインパクトがあったけど、残念ながら後に作られているから二番煎じに感じてしまう。
『バトル・ロワイアル』はアメリカで知られていないが、日本では問題作として話題になっているせいで本作が弱く見える。
そもそも会社がコロンビアのボゴタにあるし、社内に武器庫があって、後頭部にタグを埋め込んでいる時点で怪しすぎる。
違和感しかない会社のシステムが殺人ゲームをする為に作られている点でも微妙に感じた。
それに主人公は平和的な解決という寝言を言っているのに、最後は主人公補正を発揮して生き残る展開は萎える。
ラストボスが多分、軍人経験者で社員を殺しまくっているほど覚悟を決めているが、主人公が彼を殺しただけで生き残るのはご都合主義の何モノでもなかった。
まるで全問不正解したのに、最後の問題だけ答えて勝利するような夢オチみたいな面白味のない生き残り方はまずかった。
更に本作は続編を意識していのか、これが第1ステージとか言っているラストも微妙でした。
本作はジェームズ・ガンの脚本という事で期待し、キャストも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で見た顔もいて期待しました。
結局、本作は『バトル・ロワイアル』の劣化版で不自然な点が多すぎて期待ハズレになってしまった作品でした。

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