作品データ
公開年月 | 2011/07/29 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | 中田圭 |
脚本 | 林民夫 |
製作 | 松下順一、今井朝幸 |
製作国 | 日本 |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
「背中を叩かれても決して振り向いてはいけない」という高層団地周辺で語られる噂で、もし振り向いてしまうと3日以内に死ぬという。
コンビニで女子高生のルミは友人から自分たちの団地の怖い話しを聞くが、バカバカしいとして無視するも万引きをしたとして店長と呼び止められた。
ルミを信じたサエコ先生が店長を説得して事なきを得て、歩き出すと背後から何かの息遣いを感じ取って振り向くも何もなかったのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はいわゆる都市伝説をモチーフにしたホラー映画となります。
この作品は『CHARON/カロン』や『GOHT』で知られる中田圭が監督を務めています。
超低予算で作られたインディーズのホラー映画となりますが、ベースは都市伝説みたいな感じで独特の世界観を出しています。
予算がないので正攻法のホラー映画ではやれる事が限られるので、半分はファンタジーにして対応しています。
振り向いただけで呪われるようなタイプであるが、圧倒的に説明不足で強引な感じで物語を展開させています。
登場人物も片手で数えるぐらいしか登場せず、物語の大半は団地の外か部屋の中で限られた予算でやっています。
当然ながら登場人物の深掘りもできず、肝心の呪いを振りまく少女についても大雑把な感じしかできていません。
全体的に脚本や演出のレベルが低く、それっぽい雰囲気を出そうとしてアート系に近いファンタジーになって好き嫌いがわかれます。
個人的にはあまり好きじゃないタイプの演出であり、ホラーの部分も驚かせるというワンパターンで面白味もありません。
問題は終盤での展開で意味不明な感じとなっていて、ちゃんと設定を考えていないから曖昧な終わり方となりました。
あと、カメラの撮り方が下から撮影するような感じも好きではなく、あまり褒められるようなところはなかった。
唯一、尺が72分という短さがいいと思ったら、物語のテンポが悪すぎてそれ以上に時間が長く感じられました。
日本のインディーズにおけるホラー映画はなんでもできるけど、本作のような微妙な作品が増えてくると幸先が真っ暗になります。
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