【スローターハウス・ルールズ】VD-722

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洋画

作品データ

公開年月 2018/10/31
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 クリスピアン・ミルズ
脚本 クリスピアン・ミルズ、ヘンリー・フィッツハーバート
製作 シャーロット・ウォールズ
製作国 イギリス
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

スクールカーストによって厳しく支配される名門寄宿学校に転校したドンは、最下層のカーストに位置づけられてしまう。
ドンは鬱々とした学園生活を送っていたが、ルームメイトのウィロビーと仲良くなり、上級生のクレムジーに一目惚れしていた。
そんなある日、学校の敷地内でシェールガスの採掘作業が始まると、地下に眠っていた怪物が目を覚まし、ドンたちは生き残りをかけた戦いを挑むのだった。

登場人物&出演者

ドン/ドナルド・ウォレス(演:フィン・コール)

代表作に『夜の来訪者』、『ドリームランド』などがあります。

主人公。「スローターハウス寄宿学校」に転校して男子生徒。亡くなった父親の願いと母親に説得された。

監督生であるクレッグから目をつけられ、クレムジーに声をかけた事を理由に罰を受けた。
地下からモンスターが出てくると、なぜか中心になりクレムジーたちに指示を出して逃げる。
クレムジーの兄を助ける為に学園へ戻り、洞窟でウディと遭遇するもモンスターに襲われた。
最後は自己犠牲を敢行したウィルを助け、モンスターの巣を破壊し、クレムジーと恋人に。

ウィル/ウィロビー・ブレイク(演:エイサ・バターフィールド)

近年の出演作に『グリード/ファストファッション帝国の真実』、『タイム・フリーク』などがあります。

「スローターハウス寄宿学校」でドンと同部屋になった男子生徒。以前のルームメイトが自殺している。

学園の厳しさを知らないドンに軽く説明するが、以前のルームメイトの自殺は黙っていた。
実は前のルームメイトとは同性愛を持っていたが、自殺がショックでドンになかなか言えず。
地下からできたモンスターに遭遇して対処していくが、ドンの下心に振り回されてしまう。
最後は自己犠牲でドンたちを助けたが、戻ってきた彼に助け出され、巣を破壊して生還した。

クレムジー・ローレンス(演:ハーマイオニー・コフィールド)

代表作に『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』などがあります。

「スローターハウス寄宿学校」でドナルドの最上級の女子生徒。学園で一番の美女で高嶺の花だとウィルが話す。

初日に集まりでドンに声をかけられたが、仕方なく簡潔に寮の違いについて説明していた。
タバコを吸っていたところでドンにまたも声をかけられ、休暇は家に帰らず学園に残った。
地下から出てきたモンスターに遭遇して二体を殺害し、乱交パーティにいた兄を助け出した。
最後はなぜかドンと恋人になるような流れになって、モンスターの巣を破壊して生還した。

マシュー・クレッグ(演:トム・リース・ハリーズ)

代表作に『ドラゴンハート/新章・戦士の誕生』、『ジェントルメン』などがあります。

「スローターハウス寄宿学校」の男子生徒。最上級生でドンが所属するスパルタ寮の監督生。

5代に渡ってスローターハウスに通っていて、誰よりも学園の出身である事を誇りにしている。
クレムジーに声をかけたドンに目をつけ、彼に対して厳しい態度で接して罰まで与えていた。
地下からモンスターが出てくると、クレムジーの兄を助けようとしたドンにしつこく粘着。
最後は暴走状態になってメレディスを銃撃するが、背後からモンスターに食い殺された。

メレディス・ハウスマン(演:サイモン・ペッグ)

近年の出演作に『インヘリタンス』、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』などがあります。

「スローターハウス寄宿学校」の教師。スパルタ寮の責任者で、恋人が南スーダンに行って寂しくしている。

何かと恋人に連絡して離れた事を悔いているが、彼女の方から帰るつもりがないと言われる。
学園長から頼りにされているが、恋人と不釣り合いだと言われるも本人は気づいていない。
寄宿学校に地下からのモンスターが襲撃すると、一体を倒して、ドンたちと避難を敢行した。
最後はクレッグを助けようとモンスターに連れ去られるが、なんとか生き伸びていた。

ウディ・チャップマン(演:ニック・フロスト)

近年の出演作に『ファインディング・ファミリー』、『トゥームレイダー/ファースト・ミッション』などがあります。

「スローターハウス寄宿学校」の88年の卒業生。近くの森で環境破壊するテラフラックス社を訴えている。

同志たちが寄宿学校で環境破壊を訴える間、森でテントを張ってドラッグを分け与えている。
楽しくラリっていたところで地下からモンスターが出現し、仲間が食われる中で逃げた。
過去に弟と学園をぶっ潰そうとしたが、洞窟で行方不明になってモンスターの存在に気づく。
最後は洞窟まで来たドンたちと合流して、モンスターを宥めるも襲撃されて食い殺された。

バット(演:マイケル・シーン)

近年の出演作に『ドクター・ドリトル/2020年版』、『ビルド・ア・ガール』などがあります。

「スローターハウス寄宿学校」の学園長。多くの首相やリーダーを輩出した自負を持ち、名門寄宿学校の自覚を持つ。

敷地内の森でシェールガスを発見し、水圧粉砕業者と契約して資金調達の為に採掘させる。
ガス漏れで湖が火の海になってドンたちに言われるが、電話しているフリをしてごまかした。
ドンたちが持ってきたモンスターの死体を気にせず、大型のモンスターが出て逃げ出した。
最後は車で愛犬を轢いたと思って外に出るが、大型モンスターに首を切断されて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『変態小説家』で知られるクリスピアン・ミルズが監督と脚本を務めています。
この作品は日本国内で劇場公開されなかったが、2020年に動画配信サービスで配信されました。
物語のベースとしては名門寄宿学校という学園モノになっていて、個人的にはあまり好きじゃなので、前半はとても退屈に感じました。
特に主人公はなんの魅力も個性がないのに、なぜか名門寄宿学校で一番の美女といい感じになる展開があまりにもムリがあると感じた。
そんな魅力で没個性な主人公以外の主要な登場人物はそれなりにキャラクターが濃く、なんと言ってもサイモン・ペッグ、ニック・フロストのコンビはさすがです。
二人が同じ場面で映る事がなかったのは残念であるが、彼らを物語の中心におけば、もっと面白いモノになっただけでもったいないです。
確かに学園モノで学生たちが中心になるのは分かるけど、ストーリーに流されているだけで、個性のない主人公よりもマシなレベルだから面白味がない。
しかも、モンスターが登場するのは中盤からであり、それまで没個性な主人公による退屈な学園モノがずっと展開しています。
これは完全に個人的な好みの違いなのは仕方ないだろうけど、最後に主人公が主人公だと思い出すぐらいほとんど活躍していません。
主人公なので仕方なく見せ場を作っているが、彼よりも有能なキャラクターがいるので、明らかに使いづらかったような印象を持ちました。
あとはサイモン・ペッグやニック・フロスト、マイケル・シーンの大人たちは個性が強いけど、他がまさにその他大勢という感じになっている。
更に主要じゃない登場人物が多すぎて、役割が散らばっているせいで個々の印象が薄くなってムダに頭数だけしかないように感じた。
あと、肝心のモンスターは夜にしか出てこないし、全身像をちゃんと見せないので、そもそも造形に自信がなかったように思えます。
残念ながら本作は目立った面白さがなく、オリジナリティもなく、とても退屈な作品でした。

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