作品データ
公開年月 | 2022/09/07 |
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ジャンル | ホラー/アクション |
原作 | なし |
監督 | マーク・ポロニア |
脚本 | マーク・ポロニア |
製作 | ロブ・ハウシルト |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
数百年の昔、海へ追いやられたドラキュラ伯爵は自身の呪われし力をホオジロザメに譲り渡し、サメへの忠誠を誓った。
現代、観光業で栄えるとある海辺の田舎町に出稼ぎへやって来たアーサーとジョンは、夜な夜な町の人々が奇妙な儀式を繰り返す姿を目撃する。
実は次々と観光客が行方不明となり、その裏には吸血鮫“シャーキュラ”と吸血鬼のカルト集団に支配された町で、真実を知ったアーサーとジョンは脱出するべく奮闘するのだった。
登場人物&出演者

代表作に『エイリアンVSジョーズ』、『Jurassic Shark 2:Aquapocalypse』などがあります。
ジョンとともにアーカムの港町へ作業員の仕事でやって来た。あくまで仕事の為だけに来ていて他に興味を持たず。
何かと町の住民を怪しんでいたジョンの言動を止めて、雇い主のコンスタンティンに詫びる。
ジョンが勝手に行動してランフィールドに殺され、探すとミーナと合流して事実を知った。
シャーキュラを倒す為に協力するが、ドラキュラの裏切りでミーナと逃げて反撃を試みる。
最後は油断したドラキュラの額の自作の十字架を当てて倒し、無事に町から脱出を果たす。

代表作に『Battle Bots』、『Reel Monsters』などがあります。
アーサーとアーカムの港町にやって来た。学費を払う為に夏の間だけ仕事をするが、同時に楽しみを期待する。
寂れた港町にずっと文句を言っていて、アーサーと相部屋だと知って更に愚痴をこぼした。
シャーキュラの姿を見てアーサーに話すも信じてもらえず、住民の言動に疑いを持っていく。
ミーナを見かけて話しかけるも避けられ、ガマンができず外に出ると生贄の儀式を目撃した。
最後は地下室で吸血鬼した女性を見つけるが、ランフィールドに刺されて呆気なく殺された。

代表作に『Amityville Island』、『Noah’s Shark』などがあります。
アーカムにある歴史協会の会長でドラキュラの所有物。町から出られず町の外から来た人を心配する。
ランフィールドから脅しをかけられていて、彼が主を裏切る事を予想して警戒していた。
自作の十字架を海に投げ入れていたところをジョンに声をかけられ、そのまま立ち去った。
アーサーに事実を話していると、シャーキュラの支配を解きたいドラキュラと取引をした。
最後はシャーキュラが倒され、ドラキュラがアーサーにより倒され、ようやく自由になった。

代表作に『Camp Murder』、『Night of the Zomghouls』などがあります。
ドラキュラに長年使えている手下。トランシルヴァニアから同行し、ホテルなどの管理や雑務をこなしている。
仕事の為にやって来たアーサーとジョンに簡単な説明をして、ドラキュラに報告していた。
ずっとミーナを狙っていて彼女の動きを観察し、ドラキュラを裏切ろうと長年企んでいた。
吸血鬼となった女性を見つけたジョンをナイフで刺殺し、探すアーサーに脅されてバラした。
最後は裏切り者としてドラキュラに捕まり、吸血鬼となった女性にあっさりと処分された。

近年の出演作に『エイリアンVSジョーズ』、『シャーケンシュタイン』などがあります。
死者の王。過去に農民の一撃で致命傷を負って海に落ちて、サメの下僕となる契約を結んで生き長らえている。
アーカムの港町を支配するコンスタンティンとして君臨し、生贄の儀式に人間を捧げている。
ミーナをずっと花嫁にしたいと何度迫っても拒否されているが、それでも諦めていない。
ランフィールドの裏切りを知って処分し、アーサーにシャーキュラを倒す協力を求めていた。
最後はシャーキュラに噛まれて欲望が暴走し、ミーナに迫るも十字架を食らって消滅した。
感想
[個人的な評価]
本作は敬愛するマーク・ポロニア監督による最新作となります。
この作品は多くのサメ映画を世に送り出しているコンマビジョンより配給されています。
待ちに待っていたマーク・ポロニア監督の最新作であり、もはや王道のサメ映画とは違った独自の路線を走っています。
今回はサメと吸血鬼が合体した「シャーキュラ」が登場して、サメにコウモリの翼があるような姿で海を泳いでいます。
ちょっとだけ複雑な設定になっているが、簡単に言ってしまえば、ドラキュラの力を手に入れたサメという感じです。
つまり、シャーキュラが主でドラキュラが下僕に成り下がってるような状態で、定期的に人間の生贄を求めているような流れです。
そこに外から来た作業員の二人組が町の秘密に触れて、ドラキュラの支配から脱したい住民である女性と協力して倒していきます。
なんと言っても、本作ではマーク・ポロニア監督の作品に古くから出演しているジェフ・カーケンドールが久々に復活していたのは嬉しい限りです。
しかも、今回は悪役であるドラキュラの役となっていて、以前よりも演技力がレベルアップしていたのは良かったです。
もちろん、出たがりのマーク・ポロニア監督もちょい役ながら、ドラキュラを堕落させた重要な役としても一瞬だけ登場していました。
ただ、今回は得意のオモチャを使った代用の映像が少なく、雷を合成したシーンもなかったのでちょっと物足りなかったです。
それに物語自体もかなり大人しめになっていて、マーク・ポロニア監督らしく、もっとぶっ飛んで欲しかったです。
相変わらず設定が雑すぎて深みはないが、もう少しカルト集団をもっと作品の中で活躍させて主人公たちを追い込む役目を与えても良かったかもしれない。
それでも、低予算のサメ映画を撮り続けているマーク・ポロニア監督を応援して、まだまだ活躍して欲しいと思います。
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