作品データ
あらすじ
ジョン・シャフト・ジュニア(JJ)はサイバー・セキュリティの専門家で、FBIの捜査官を務める。
ある日、JJの親友が他殺を疑わせる状況下で亡くなる事件が発生し、真相を突き止めようと疎遠だった父のジョン・シャフトに協力を仰いだ。
シャフトは伝説の捜査官として知られていて、息子と二人で事件の真相を暴く為にハーレムの裏社会の奥深くへ潜り込んでいくのだった。
登場人物&出演者
・JJ/ジョン・シャフト・ジュニア(演:ジェシー・T・アッシャー)
代表作に『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』、『ザ・バンカー』などがあります。
シャフトの息子。サイバー・セキュリティの専門家でFBI捜査官。長らく父親と疎遠な関係。
親友がヘロインの過剰摂取で死ぬが、他者から打たれた事を突き止めて父親に協力を求める。
父親の荒っぽいやり方に振り回されながらも、シャフトの血を受け継いだ暴力を発揮する。
FBIを休職にされ、サーシャがカティに捕まると、救出の為に祖父までも参加して向かったを
最後はゴルディドを父親が始末し、FBIに戻らず親子三代のやり方で問題解決を選択した。
・ジョン・シャフト(演:サミュエル・L・ジャクソン)
近年に出演作に『ザ・バンカー』、『ラスト・フル・メジャー/知られざる英雄の真実』などがあります。
伝説の捜査官と呼ばれる。現在はハーレムに探偵事務所を経営し、独自で捜査している。
25年前にゴルディドの恨みで襲撃を受けた事により、マヤから別れて息子と一度も会わず。
親友が殺された事件で協力を求めてきた息子の頼みを聞くと、昔ながらのやり方を貫く。
ゴルディドを捕まえる為に行動し、息子を守る事を優先するも助けを求められて応じる。
最後はゴルディドに撃たれそうになった息子を庇い射殺し、親子三代で活動するようになる。
・ジョン・シャフト・シニア(演:リチャード・ラウンドトゥリー)
代表作に『黒いジャガー』シリーズ、『スピード・レーサー』などがあります。
シャフトの父親。豪勢な一人暮らしを堪能している。いつもドアにカギをかけていない。
実は長年に渡って息子には叔父だと話していて、それがバレてから連絡を取っていなかった。
サーシャを救出するべく、武器が必要だった息子と孫が訪れると、気前良く貸してあげた。
更に退屈すぎる生活に飽きていた事もあって、サーシャの救出に自分から同行する。
最後は事件を解決させると、ケガが治った息子とFBIを辞めた孫と親子三代で活動をする。
・サーシャ・アリアス(演:アレクサンドラ・シップ)
近年に出演作に『最高に素晴らしいこと』、『ジェクシー!スマホを変えただけなのに』などがあります。
JJとは幼い頃からの女友達。成人してからも友達付き合いをして、医者として仕事をする。
JJと共通の親友に誘われて久々に飲んで会話していて、隠し事に対して気になっていた。
独自に捜査していたJJがモスクに行くと、断られても関係なく来て彼の父親に初めて会う。
男同士見守る会に潜入しますJJを待ち切れず、カティに捕まってそのまま連れ去られた。
最後はシャフト三代に救出されると、ケガしたJJの父親を診察して家族の一員となった。
・マヤ・ババニコス(演:レジーナ・ホール)
代表作に『最終絶叫計画』シリーズ、『お!バカんす家族』などがあります。
ジョン・シャフトの妻でJJの母親。銃撃戦に巻き込まれた事で夫と別れて息子を育てた。
シャフト家の暴力的な血から引き離すJJを正反対の環境で育て、父親に一切会わせず。
JJが父親に助けを求めていると知らず、偶然を装って再会した事に強く腹を立てていた。
自分の意思で協力を求めたJJの事を知り、心強い元夫に守ってもらうように頼んでいた。
最後はケガをして入院していた元夫のお見舞いにやって来て、昔のようによりを戻した。
・ヴィエッティ特別捜査官(演:タイタス・ウェリヴァー)
代表作に『アサルト13/要塞警察』、『トランスフォーマー/ロストエイジ』などがあります。
FBI捜査官でJJの上司。大統領からサイバー監視の強化を指示され、テロ容疑者の捜査をする。
新人でやる気のあるJJをある程度は認めるが、捜査を担当したい彼の希望を却下した。
あくまで経験のある捜査官にこだわっていて、手を挙げたJJに組織のルールを教えた。
勝手に捜査をしていたJJのやり方が気に食わず、バッチを取り上げて強制的に休職にした。
最後は事件を解決したJJの職場復帰を出迎えるが、雇われたくない彼から拒否された。
・カティ/ゲイリー・カットワース少佐(演:マット・ローリア)
代表作に『MA』、『ミス・リベンジ』などがあります。
元軍人。男同士が見守る会の代表。壊れた車を輸入して修理して、儲けを活動費に使う。
シャフト親子の捜査から、仕入れている車に品質の高いドラッグを積み込んでいるという。
密輸がバレそうになって仲間が弱気発言をすると、容赦なく撃ち殺して見せしめにする。
JJにその現場を見られてしまい、追いかけると自ら飛び込んできたサーシャを人質にした。
最後は取引するゴルディドでシャフト三代の襲撃を受けて、JJによって射殺された。
・ピエロ・“ゴルディト”・カレッラ(演:イザック・ド・バンコレ)
代表作に『007/カジノ・ロワイヤル』、『ブラックパンサー』などがあります。
麻薬組織のボス。80年代にハーレムなどにドラッグを持ち込んで大統領の頭を悩ませる存在。
JJが生まれる前からジョン・シャフトに追われて、組織を潰され刑務所にぶち込まれている。
モスクの聖職者やカティたちと裏で繋がっていて、街に売り捌くドラッグを仕入れていた。
サーシャが人質として連れて来られ、相手がジョン・シャフトと知り恨みを晴らそうとする。
最後はシャフト三代の攻撃を食らい、そのまま窓を突き破り高層ビルから落下して死亡。
感想
[個人的な評価]
本作はアーネスト・タイディマンの小説『Shaft』を基に作られています。
この作品は日本で劇場公開されず、最初はNetflixで配信されました。
どうやら本作は続編だったようで、知らなくて前作は当然ながら鑑賞していない。
ただ、本作から鑑賞しても問題がなく、続編とは言っても主人公の世代交代という作品の立ち位置になっています。
昔ながらの暴力とアナログの父親と、銃が嫌いで最新テクノロジーを使う息子の違いを演出しているバディ映画のような感じです。
そこは親子の設定を使っていて、バディ映画でありながら家族の絆を取り戻す内容でもある。
現代において考え方が大きく変わっているが、昔ながらのやり方をする父親の言動はかなりギリギリな気がします。
現在のハリウッドはポリコレ配慮が強くなっているから、マイノリティを排除するような発言は過激だと思われるような時代です。
本作では性別をハッキリと分けるセリフ、同性愛について侮辱するような考え方をしているので、世間的なウケは良くないと思います。
80年代や90年代なら許されるかもしれないが、現代においては少し古い印象がありました。
それが古き良きならばいいけど、偏見がかなり入っているせいでスッキリ感はない。
アクションに関しても既視感たっぷりで斬新なところがなく、惹きつけるだけの要素に乏しいと感じました。
事件の解決に乗り出す理由がちょっと弱く、敵もパッとしないのは痛かったです。
唯一、良かったのはシャフト三代が揃って戦う場面と、最後にお揃いの服装で街中を歩く姿は素直にカッコ良かったです。
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