作品データ
あらすじ
ワニが多く生息しているティボード市は、6日後に50周年を迎えるゲーターフェスティバルで住民たちは浮かれていた。
そんな時、トレーラーパークの住民が何者かに食い殺される事件が発生し、駆けつけた保安官のミッチェルはワニの仕業だと断定した。
その後も町中でワニが目撃され被害が増していく中、州立生態湿地局の職員ローラが対応するべくミッチェルたちと協力していくのだった。
登場人物&出演者
・ミッチェル保安官(演:ケニー・ベラウ)
代表作に『Murdaritaville』などがあります。
主人公。ティボドー市の保安官。地元では大きな事件はなく、普段は飲んだくれで真剣に仕事をしていない。
住民がトイレで何者かに襲われると、解剖医からワニの仕業だと知って祭りの中止を要請。
ローラがやって来て協力すると言われ、ワニが複数体いると知って二人だけで対処していく。
シェーンに助けを求めるも拒まれ、ワニがいる施設まで行くと巨大さに引いてしまう。
最後はシェーンがダイナマイトを使ってワニを爆破し、ローラと銃撃してなんとか倒した。
・ローラ・アンドリュース(演:マノン・ページス)
代表作に『ロキシー』、『シン・ジョーズ』などがあります。
ヒロイン。州立生態湿地局の職員。ピーターソンのニュースでティボドー市の惨状を知って駆けつける。
ワニだと信じられないミッチェル保安官に確実だと話し、祭りを中止するべく市長に警告。
祭りが続行される中で諦めずミッチェル保安官と対処するが、シェーンに協力を拒まれた。
母ワニがいる施設へ保安官と行くと、シェーンが助太刀に来てワニたちと戦っていた。
最後はシェーンがダイナマイトで爆破し、母ワニを保安官と銃撃させてなんとか倒していた。
・シェーン(演:オースティン・ノールティ)
代表作に『バトルシップ』、『G.I.ジョー/バック2リベンジ』などがあります。
ティボドー市で害獣駆除をしている男。違法な狩猟や飲酒問題で何度かミッチェル保安官に捕まっている。
ワニが住民を襲って懸賞金が出ると、ハンターを探す市長たちに自分が捕まえると宣言した。
副保安官がその前に捕まえ懸賞金をもらえず、いつもの害獣駆除をする生活に戻っていた。
ミッチェル保安官たちに協力を求められるも拒むが、家で子ワニに襲われ考えを改めた。
最後は母ワニと対決で食われるが、ダイナマイトで爆破して腹の中から出て生還を果たした。
・グラディス(演:ソフィア・ブラズダ)
本作が長編映画デビュー作となります。
保安官事務所の秘書。飲んだくれのミッチェル保安官に住民がトイレで何者かに食い殺されたと報告する。
事件について真剣に取り合わないミッチェル保安官に喝を入れ、現場へ向かわせる事にした。
住民たちからワニの目撃や通報を受けていたが、対応しきれず保安官に文句を言っていた。
ワニが下水道から襲ってくるせいでトイレに行けず、保安官に対して不満を漏らしていた。
最後は料理しようとして子ワニの大群に襲われ、悲鳴を上げながらもなんとか生還を果たす。
・ブロック・ピーターソン(演:ポール・デール)
代表作に『Chosen』、『Silent But Deadly』などがあります。
「ピーターソン・ニュース」という番組のホストを務める。ティボドー市で行われるゲーターフェスティバルを取材する。
住民がワニに襲われる事件を聞きつけ取材し、町で起きている事を独自に報道をしていた。
ワニによって惨殺された住民を目撃して、視聴者たちに悲惨な状況について強調した。
懸賞金まで出ている事も伝えると、多くの部外者や記者を呼びつける混乱を招いていた。
最後は泊まっていたホテルで商売女を待ったが、ワニの襲撃を受けて食い殺されてしまう。
・ボビー・ブードロー市長(演:ショーン・フェラン)
代表作に『Silent But Deadly』、『Murdaritaville』などがあります。
ティボドー市の市長。50周年として行われるゲーターフェスティバルに力を入れている。
ミッチェル保安官から住民がワニに襲われていると報告されるが、祭りを中止しないと主張。
副保安官がワニを捕まえると、ローラが複数体いると言われても祭りの続行を決断した。
家でのんびりしているとワニに股間を食いちぎられるが、なんとか倒して生還を果たした。
最後はミッチェル保安官たちがワニを倒したと知り、すぐに外科医を呼んでいた。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品はポール・デールが監督、脚本、出演をしています。
私事になりますが、今回は約半年ぶりの映画鑑賞となってどの作品にするか悩みました。
大ヒットしている超大作を考えていたが、自分らしさだと本作のようなどうしようもない作品に至りました。
今回の作品は1時間となっていますが、実際は50分程度で内容がZ級とも言えるクソレベル。
最初から予算がないと分かるようなワニの描写で、これは「デストイレ」シリーズを彷彿とさせる手作り感満載でした。
もちろん、本物のワニを使うような予算がないから基本的にオモチャなどを使い、動く場合は資料映像を使っていました。
物語の構造としては名作『ジョーズ』をベースにして、小さな町でフェスティバルがちょうど開催される中で事件が起きる。
サメ映画に限らず、モンスター化した動物が人間を襲う場合で使われる手法だが、本作はそこら辺のオリジナリティを最初から諦めています。
主人公の保安官は飲んだくれで頼りにならず、途中から登場するヒロインの科学者も微妙な感じでなんとも言えません。
町の儲けしか考えない市長にも工夫がなく、ハンターっぽいアウトローにも捻りのない残念な感じでした。
なんとか作品を形にして世に送り出したようなレベルで、こういう作品はマトモに鑑賞しちゃいけない部類だと言えます。
ただ、さすがにラストだけは頑張ってCGを使っているけど、残念ながら予算がないから2023年とは思えないようなクォリティでした。
ラストは盛り上げる為に頑張ったみたいですが、だったら最後までオモチャなんかを使えば信念が伝わってくると思ったぐらいでした。
今回は約半年ぶりの映画鑑賞となりましたが、こういうZ級のクソ映画は微笑ましいところがあると思い出させてくれました。
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