【呪怨/ザ・ファイナル】VD-753

スポンサーリンク
▼メインジャンル

作品データ

公開年月 2015/06/20
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 落合正幸
脚本 一瀬隆重、落合正幸
製作 山口敏功、平田樹彦
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

小学校の教師・生野結衣の姉である麻衣は、失踪した妹が「佐伯俊雄」という不登校の生徒の家をたびたび訪ねていた事を知る。
早速と結衣はその家を見つけ出して訪ねるが、そこはすでに解体され、更地になっていた。
そして、その場に居合わせた男性から、呪いは断ち切られたと告げられ、これを境に結衣の周りで不可解な現象が起き始めるのだった。

登場人物&出演者

生野麻衣(演:平愛梨)

代表作に『20世紀少年』シリーズ、『ヘルタースケルター』などがあります。

主人公。ホテルで働いている。妹の結衣が生徒の「俊雄」について話す幻を見て、すぐに連絡を取るも音信不通で心配する。

仕事中に連絡を取ってようやく着信が来るも、伽椰子の声が入っていて、奏太に相談をした。
結局、妹は学校を解雇され荷物が届くと、俊雄に関する資料によって呪いを受けてしまう。
事情を知る奏太から警告を受けるが、すでに呪われており、彼が部屋で死んでいるのを発見。
最後は玲央の家まで行くが、囚われた妹に捕まり、2階から下りてきた伽椰子に捕まった。

北村奏太(演:桐山漣)

代表作に『平成仮面ライダー』シリーズ、『貞子』などがあります。

麻衣と同居する恋人。駅員として最終電車まで勤務している。麻衣の妹が音信不通になった事を聞いていた。

麻衣が見ていた妹の資料から伽椰子と俊雄の呪いと分かり、注意してすぐに処分をしていた。
勤務中に伽椰子を見かけた事で危機感を覚えて、捨てたはずの資料が戻って燃やそうとした。
玲央の家を訪ねていくと、魂が抜けた状態の俊雄を見つけるが、首を締められるも締め返す。
最後は自宅に帰ってパニック状態になるが、郵便受けから入ってきた伽椰子に呪い殺された。

玲央(演:おのののか)

代表作に『エイプリルフールズ』、『がっこうぐらし!』などがあります。

女子高校生。母親と二人暮らし。叔父が失踪して残された息子で従兄弟の「俊雄」を母親が引き取っていた。

当初は楽しみにしていたが、母親を亡くしたばっかりの俊雄とコミュニケーションができず。
クローゼットから伽椰子に睨まれ、俊雄の亡霊などを見た事によって呪いを受けてしまう。
友人が俊雄たちに関するニュースを送られてくると、決定的におかしいと勘づいて恐怖する。
最後は家を乗っ取った伽椰子と俊雄に捕まり呪い殺され、訪ねてきた麻衣の前に出てきた。

生野結衣(演:佐々木希)

代表作に『ハンサム★スーツ』、『呪怨/終わりの始まり』などがあります。

麻衣の妹。念願だった小学校の先生になっていた。学校をずっと休んでいた俊雄の家を訪れてしまう。

それによって伽椰子の呪いを受けてしまい、姉に連絡ができないまま行方をくらましていた。
学校にも連絡ができず解雇されると、姉の元に荷物が届いて「俊雄」と結び付けられた。
最後は玲央の家に来た姉の前に登場するが、呪いの一部となって伽椰子に襲わせてしまう。

絵菜(演:RIMI)

代表作に『ツングースカ・バタフライ/サキとマリの物語』、『GHOSTBOOK/おばけずかん』などがあります。

玲央の家が見える病院に入院している少女。自分の命が短いと知っていて、いつもスマホで外を見ている。

ちょうど玲央たちの家を見ていたら、体から抜け出した霊体の俊雄を見かけて驚いていた。
別の日でも俊雄の部屋を覗き見をしていたら、霊体と目が合ってしまい病室まで来てしまう。
そこで俊雄と彼が抱えるネコを見かけて、すでに死んでいると知って自身の事も話した。
最後は肉体を俊雄に乗っ取られると、玲央の家に来た麻衣を追い込む為に待ち構えていた。

佐伯俊雄(演:小林颯)

代表作に『呪怨/終わりの始まり』、『ビブリア古書堂の事件手帖』などがあります。

母親の不倫を疑った父親が目の前で殺し、飼っていたネコを電子レンジで殺され、玲央の母親に引き取られた。

玲央の家にやって来るが、母親を失ったショックから一切言葉をしゃべらない状態が続いた。
実際は呪いを振りまく伽椰子とともに生きた人間を捕まえ、呪い殺すような事をやっていた。
体から霊体を出していると、関わった人間の前に出てくると、あとは伽椰子に任せていた。
最後は家に来た奏太に首を締められ殺されるが、絵菜の肉体に乗り移って麻衣の前に現れた。

佐伯伽椰子(演:最所美咲)

代表作に『呪怨/終わりの始まり』、『クリーピー/偽りの隣人』などがあります。

夫との間にずっと子供ができずにいた。あらゆる手段を用いて子供を欲しがり、ついに呪いを使って俊雄を手にした。

俊雄が自分の子供じゃないと気づく夫に首を締められ、遺体を家の2階の押入れに隠される。
家に移り住んだ男によって家を処分されると、玲央の家を新たな拠点に選んで俊雄と来る。
玲央と母親を呪い殺し、邪魔しようとした奏太を追い払ってから自宅で呪い殺してしまう。
最後は俊雄を探りに来た麻衣に結衣を使い留まらせ、正体を暴いてそのまま呪い殺した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『呪怨』シリーズの完結編という位置づけで製作された作品です。
この作品は『呪怨/終わりの始まり』の直接的な続編となっていて、前作の登場人物も引き続き登場しています。
リブートという意味では前作と二部作という構成であり、直接的な繋がりがあるので、鑑賞しておかないとワケが分かりません。
『呪怨』シリーズを知っている人ならば、ある程度の流れが一緒なので状況は把握できても、登場人物たちの関係が分からないという感じです。
なので、これは前作を鑑賞している事が大前提となりますが、家を失った伽椰子と俊雄が別の家を拠点にして呪いをぶち撒ける感じになっています。
基本的に『呪怨』は関わった人間は例外なく全員呪い殺されてしまうが、本作でも俊雄から始まってトドメの伽椰子に対策は立てられません。
最大の防御は深入りしない事であるが、少しでも触れてしまったら、伽椰子と俊雄が出張サービスで呪い殺してきます。
それが大勢がいる場所であっても関係ないという凄まじい呪いの力を存分に発揮している。
伽椰子と俊雄が呪いを行うようになる経緯を回想という形で簡単に説明し、あとは関わった人間を順番に呪い殺すだけになります。
それ以上のルールが存在しないので、ここら辺は同じく呪い殺す「貞子」よりもタチが悪いとしか言えないだろう。
物語の構造的にも群像劇となっていて、次々と関わって呪い殺されるが、誰一人として解決策を見つけられずに退場していきます。
まだ「貞子」は死を回避する方法があるだけに、理不尽すぎる伽椰子と俊雄の呪いが分かる。
ただ、逆に登場人物が多すぎて誰の視点で物語を見ればいいのか分からなくなり、スポットライトを当てられると呪い殺されるからフワフワする感じになる。
恐怖を与えるシーンも何度か過去作に使われているので、それについても新鮮味がなく、結局は1作目の衝撃が超えられない作品となりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました