作品データ
公開年月 | 2014/09/18 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ドリアン・フェルナンデス=モリス |
脚本 | ドリアン・フェルナンデス=モリス、パコ・バルダレス、ほか |
製作 | ドリアン・フェルナンデス=モリス |
製作国 | ペルー |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ペルーの首都リマに存在する日系人の家族が住んでいた伝説の幽霊屋敷。
ある日、その“マツシタ邸と”と呼ばれる幽霊屋敷に撮影隊が潜入取材するが、謎の失踪を遂げてしまう。
6ヶ月後、撮影隊のビデオデータが発見され、その中に失踪事件の想像を絶する真相が収められていたのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は2013年9月にペルーのリマで実際に起きた出来事を実写映画化しています。
この作品はペルーで製作され、本国で興行成績初登場第1位を記録しています。
実話をベースにしたホラー映画は決して珍しくないが、なんと言ってもペルー産というところが希少だと言えるだろう。
それにサブタイトルとなっている「シークレット・マツシタ」から分かるように、日系人が物語に深く関わっています。
まず、南米には多くの日本人が移民していて、今では日系人が当たり前のようにいて、ペルーもその中でも多い方だと思います。
本作では日系人が最後に住んだ家に幽霊がいると言われていて、それが真実か確かめる為にドキュメント番組の撮影クルーがやって来るという。
あくまで面白い映像が撮れてしまえばいいと考えていて、基本的に幽霊を信じてないような状態で撮影に臨んでいます。
当初は不気味な雰囲気だけの撮影になっていて、そこから徐々に幽霊が自分の存在を主張するような超常現象を起こしていきます。
ここら辺の恐怖演出について、アメリカン・ホラーの音や映像で驚かせるようなモノじゃなく、ジワっと現れるような感じで、まさにジャパニーズ・ホラーに近いと感じました。
これは上手く不気味な雰囲気の家と相まって、ペルー産にホラー映画として大ヒットしている意味が分かってきます。
ただ、超常現象が起きる原因が少し強引な印象を持ってしまい、そこはもっと詳しくエピソードを語って説明して欲しかったです。
終盤に差し掛かると幽霊が物理的な攻撃を始めると、それまであったジャパニーズ・ホラーからアメリカン・ホラーに切り替わって一気に胡散臭くなってしまった。
どうせなら、最後までジャパニーズ・ホラーの雰囲気を保ったまま貫いて欲しかったです。
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