作品データ
あらすじ
アメリカでは世界各地で頻発する異常災害に煽られるように群発地震が発生していた。
調査の結果、中国での地下核実験によって太平洋プレートが地殻変動を起こそうとしていると判明。
解決策はロサンゼルス直下で核爆弾による爆発しかなく、残された時間は3日に迫るのだった。
登場人物&出演者
・ライアン・ベケット大佐(演:マーク・ダカスコス)
近年の出演作に『聖闘士星矢/The Beginning』、『47RONIN/ザ・ブレイド』などがあります。
主人公。アメリカ軍の大佐。過去に大統領の妻の護衛についていたが、誘惑した事で因縁を持っている。
危険地帯からジュリーを連れ出し、世界の危機と分かって機密事項なのに娘を優先させた。
ロサンゼルスに核爆発を起こすべくチームを招集させ、プレート移動を阻止しようとする。
娘が捕まったと知って任務を放棄して助け出し、ついでに2発目の核爆弾を設置していく。
最後はケラウェイを倒して核爆弾と落とし、爆発前に脱出して娘との絆を取り戻していった。
・ジュリー・マグラス博士(演:タマラ・デイヴィス)
代表作に『ブラック・ビートル』、『撃鉄2/クリティカル・リミット』などがあります。
ヒロイン。学者。危険地帯に自ら赴いて調査するが、危険すぎてベケット大佐に無理やり連れ出される。
父親のサリン博士に研究を横取りされたせいで因縁を持ち、亡き母親の姓を名乗っている。
大統領に招集されて父親との確執を優先させて、地球を救う事よりも信念を重要視する。
父親に2発目の核爆発が必要だと主張し、正しいと言われて簡単に親子の絆を取り戻した。
最後はベケット大佐の娘を助け出し、父親の死を知らず2発目の核爆発で地球を救った。
・フェイス・ベケット(演:レイン・マーカス)
代表作に『ハッピー・エンディング』、『The Extendables』などがあります。
ベケット大佐の一人娘。父親が世界中を飛び回って一緒にいられず、衛星メールをもらって連絡している。
父親の姉に面倒を見てもらっているが、父親が家にいない事に不満を持っている状態になる。
機密事項で勝手に避難させられるが、トンネルでの火災事故で唯一の生存者となってしまう。
狂信者になぜか捕まってしまい、燃やされそうになって逃げるも簡単にまた捕まっていた。
最後は父親に助け出され、2発目核爆発をさせる場所を教えて脱出して絆を取り戻していた。
・マシュー・サリン博士(演:ジョン・リス=デイヴィス)
近年の出演作に『アクアマン/失われた王国』、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』などがあります。
ジュリーの父親。大統領顧問の学者。娘の研究を横取りして金儲けしていて確執を持っている。
環太平洋プレートのズレが生じていると専門用語で話すが、娘に簡単な言葉で説明される。
娘に協力するべきだと強く話すが、まったく信用されておらず力を合わせる事を拒否される。
核爆弾は1発で十分だと計算し、2発が必要だと主張する娘に最初反対するも正しいと知る。
最後は暴走するケラウェイを止めようとしたが、油断してナイフで刺されて死亡してしまう。
・ジャネット・ヒル(演:アレックス・ダッチャー)
代表作に『パッセンジャー57』、『孤独なスーパーヒーロー』などがあります。
アメリカの国家安全保障顧問。世界の危機だとして大統領に招集され、サリン博士たちの話しを聞いていた。
ジュリー博士が環太平洋プレートの移動を阻止するべく、核爆発が必要と聞いて驚いていた。
フェイスがトンネルの火災事故に巻き込まれ、ムーア将軍に事実を話すべきだと進言した。
ムーア将軍が平然とベケット大佐にウソをつく言動を見て、マトモじゃないと引いていた。
最後はジュリー博士の進言で2発目の核爆発が起動し、世界が救われるとみんなと喜んだ。
・ケラウェイ捜査官(演:マーク・ロルストン)
近年の出演作に『アースフォール』、『カリフォルニア・ゾンビ逃避行』などがあります。
捜査官。大統領に呼び出された。ベケット大佐が私的に警察を使うなど、敵対するような関係となる。
チームの一員としてロサンゼルスまで来るが、ベケット大佐のチームから信用されておらず。
1発目の核爆弾を設置する作業を見守っていたが、実はジュリー博士のお願いで付いてきた。
娘を助けたいベケット大佐が任務を放棄すると止めるが、彼の部下に止められてしまう。
最後はサリン博士まで殺害して暴走するが、ベケット大佐たちに核爆弾と落とされて爆死。
・ティモシー・ムーア将軍(演:G・W・ベイリー)
近年の出演作に『フィラデルフィア24時』、『ローマ帝国に挑んだ男/パウロ』などがあります。
アメリカ軍の将軍。世界の危機だとして大統領とともにやって来て、サリン博士たちの話しを聞いていた。
ベケット大佐が最高の軍人だとしてジュリーの避難をさせ、大統領との因縁を無視していた。
トンネルでの火災事故で生存者がいないと知り、ベケット大佐にウソをういて無事だと話す。
ヒルに冷酷な人間だとストレートに言われてしまうが、戦争だとして当然だと言い返した。
最後はケラウェイを暴走させるが、ベケット大佐たちが世界を救うと大統領と喜んでいた。
・ネルソン大統領(演:ルドガー・ハウアー)
近年の出演作に『ブレイク』、『レジェンド・オブ・ドラゴン/鉄仮面と龍の秘宝』などがあります。
アメリカ合衆国大統領。火山の噴火や地震発生により、ジュリー博士やサリン博士たちを招集させていた。
世界の滅亡が迫っていると言われると、核爆発をロサンゼルスに起こす事実に戸惑っていた。
過去にベケット大佐が自分の妻を誘惑した事で確執を持つが、地球を救う為に彼を頼った。
顧問であるサリン博士の意見を尊重して、正論を言うジュリー博士を無視して行動させた。
最後はジュリー博士とベケット大佐が地球を救い、ムーア将軍たちと喜びを見せていた。
感想
[個人的な評価]
本作はいわゆる地球滅亡を描いたディザスター映画となります。
この作品は『精神病棟』や『ブレイブアサシン/華麗なる暗殺者』で知られるジェームズ・シールが監督を務めています。
こういう作品では基本的に災害がメインになるはずだが、残念ながら予算が別のところで使ってしまいショボい人間ドラマが中心になりました。
大物役者が多く出演しているせいで、そっちの方に予算を削られてしまい、地球の危機がオマケ程度になってしまっています。
主人公と娘の問題、ヒロインと父親の問題の方がメインとなっていて、地球を救うよりも二組の絆が重要となっていました。
そうなってくると、緊張感よりもどうでもいい人間ドラマに焦点が合わせられ、これが非常につまらなくて眠くなる。
主人公とヒロインの問題をリンクさせて両者ともに解決させようとするが、本当にどうでもいい話しで仕方ありません。
もちろん、こういう作品では必ず核爆弾が登場するが、今回はしっかりと爆発させているからマシなレベルだと言える。
ただ、ロサンゼルスが失われる事について軽く扱っていて、人間ドラマがメインになっているからそうなってしまったと思います。
あとは物語に抑揚をつける為に最初から怪しい人物が順当に暴走して、主人公たちを追い込む展開も強引すぎて笑うしかなかったです。
それと主人公の部下たちが登場するが、どう見ても捨て駒にしか見えず、ちゃんとフラグを立ててから退場するのも笑うしかありません。
これだけの大物の役者を使って内容がクソなレベルというのは、ディザスター映画の宿命かも知れません。
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