作品データ
あらすじ
地上にゾンビが蔓延って50万人の人間が犠牲となったゾンビ戦争から3年が経ち、記者のエドゥアルドはノンフィクションの記事を書いていた。
かつて戦場となった場所に生き残った三人の兵士、ドミニク、カイル、ジョンの案内でエドゥアルドがたどり着く。
過去に何があったのか三人から話しを聞いていたエドゥアルドは、ノンフィクション小説の「血まみれの稜線」を執筆していくのだった。
登場人物&出演者
・エドゥアルド・フォンセカ(演:マヌエル・エドゥアルド・ラミレス)
代表作に『The Other Side』、『Santa Muerte』などがあります。
記者。過去に起きたゾンビ戦争について「血まみれの稜線」というノンフィクション小説を書こうとしている。
当時を生き抜いたドミニク、カイル、ジョンたちの協力を得て、戦場となった丘を目指した。
元兵士の三人が思っていたよりも足が早く、ついて行くだけで精いっぱいながら取材をする。
現場を歩いていると彼らが感じた厳しさを理解していき、途中で執筆を止めながら続けた。
最後は前線基地で戦死者たちへ酒を捧げ、ノンフィクション小説を仕上げて満足していた。
・ドミニク・カーター(演:ドミニク・マーセル)
代表作に『Joker Rising』、『コードネームBT85/大統領暗殺を阻止せよ!』などがあります。
「ゾンビハンター6」のメンバー。州兵で「C-160部隊」に所属した二等兵。今回の取材は説得されて来た。
現場に到着して車を降りようとしなかったカイルの元へ行き、彼を説得して丘へ向かった。
前線基地で生き残った指揮官が錯乱していて、疲れて寝ているが起きる彼が死んでいた。
別働隊の救助ではトラヴィスと周囲を警戒するが、油断してゾンビの襲撃を受けて逃げた。
最後はトラヴィスの犠牲で助かり、ダニエルのおかげで生還し、十字架を墓前に返していた。
・カイル・ゴードン(演:カイル・ゴードン)
本作が長編映画デビュー作となります。
「ゾンビハンター6」のメンバー。州兵で「C-160部隊」に所属した二等兵。戦闘によって片足が不自由になっている。
ドミニクよりも気が乗らなかったが、ジョンの説得によって3年ぶりに戦場へ戻ってきた。
片足が悪い中でもエドゥアルドよりも早く歩いて、思い出の前線基地で過去を思い出した。
友人のサミュエルとゾンビを撃退していたが、足を切られた事で彼に助けられたと再認識。
最後は生き延びた事に感謝しながら、ジョンが持ってきた酒で戦死者たちに哀悼を捧げた。
・ジョン・ブレア(演:アレック・ギアハート)
本作が長編映画デビュー作となります。
「ゾンビハンター6」のメンバー。州兵で「C-160部隊」に所属した一等兵。最も協力的で戦場まで車で連れて行く。
ドミニクとカイルを説得して現場まで来ていて、取材するエドゥアルドの為に説明していた。
過去では特に目立ったような行動をせず、黙ってダニエルが受けた上官の命令に従っていた。
別働隊の救出では全滅していて、ダニエルが一時的に離れても見捨てていないと信じていた。
最後は隊の半分が犠牲になる中で生還を果たし、前線基地で持ってきた酒を戦友に捧げた。
・トラヴィス・オリーリ(演:トラヴィス・オリーリ)
代表作に『Joker Rising』、『Where Birds Don’t Fly』などがあります。
「ゾンビハンター6」のメンバー。州兵で「C-160部隊」に所属した二等兵。隊の中では最も背が高く冗談好き。
前線基地を目指す中で寡黙に従っていて、サミュエルが止まると周囲を警戒するも寝ていた。
ドミニクに起こされて前線基地まで進んでいくと、絶望的な状況の中でも先に眠っていた。
別部隊の救出で周囲を警戒していたが、疲労のせいで眠っている間にゾンビの襲撃を受ける。
最後はドミニクがゾンビを倒していたが、彼に覆いかぶさるようにして食い殺されてしまう。
・サミュエル・T・ブリッグス(演:デイン・オリーリ)
本作が長編映画デビュー作となります。
「ゾンビハンター6」のメンバー。州兵で「C-160部隊」に所属した。分隊支援火器を携行している。
ゴードンとは仲良しで何かに付けて一緒に行動して、お互いにからかった楽しんでいた。
疲労困憊と武器の重さから途中で諦めるが、ダニエルの励ましを受けて立ち上がって歩く。
ゴードンが弱音を吐くと立ち上がるように説得し、別部隊の救出ではゾンビを銃撃していた。
最後はゴードンがゾンビに足を切られると、彼を助ける為に自己犠牲を選んで食い殺された。
・ダニエル・ペレス(演:ウィル・ル・フェーブル)
本作が長編映画デビュー作となります。
「ゾンビハンター6」のメンバー。州兵で「C-160部隊」に所属した特技兵。柔軟に対応する部隊の指揮官。
元々は指揮官向きじゃないと自他共に認めているが、部下たちの為に犠牲を問題ともしない。
命令に従って前線基地まで向かうと、途中で脱落しそうになったサミュエルを励ましていた。
上官から別部隊の救出を命令されると、ゴードンが反発するも結局は助けに向かっていった。
最後はゾンビの襲撃を受けて退避する中、ケガしたゴードンたちの為に自己犠牲を選んだ。
感想
[個人的な評価]
本作は典型的な超低予算のゾンビ映画となります。
この作品はアレック・ギアハートが監督、脚本、製作、出演を務めています。
まさに超低予算のゾンビ映画という感じで、基本的に会話劇がメインとなって兵士たちが徒歩するシーンがずっと流れます。
タイトルから世界がゾンビで溢れているようなイメージだが、実際は局地的で実際にゾンビが登場するのは1時間経過してから。
それまで生き残った兵士たちと同行する記者が振り返るようなナレーションになって、過去の物語が回想として流れていました。
これが非常に退屈でドキュメンタリー風にしているせいで、眠気を誘うのに本作は非常に向いている作品だと言えます。
戦争の悲惨さを訴えたいようだが、それならゾンビという題材にする意味はないと思える内容でした。
ただ、人間との戦争になると話しが複雑になって政治的な問題が出てくるから、それを避けてゾンビにしたのかもしれない。
相手は単なるモンスターだったら説明する必要性がなく、ただ殲滅する悪という意味で使いやすかったかもしれない。
兵士が6人をメインにして物語を進めていくが、基本的に半分しか機能しておらず、棒立ちという感じになっていました。
それぞれを描くには時間を使ってしまうので、ある程度の設定だけを見せて深い描写をしてないような感じです。
ドラマ性がほとんどなく、アメリカ人が大好きな宗教的な話しも出てくるから尚更退屈に感じて仕方なかったです。
ゾンビ映画じゃなければ鑑賞する事はなかったのですが、もう二度と観る事はないだろうし、数日後には忘れているようなレベルの退屈な作品でした。
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