作品データ
公開年月 | 2012/06/08 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | リドリー・スコット |
脚本 | デイモン・リンデロフ、ジョン・スペイツ |
製作 | リドリー・スコット、トニー・スコット、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 購入Blu-ray |
あらすじ
2089年、世界各地の古代遺跡から共通するサインが発見され、科学者のエリザベス・ショウは分析し、それが地球外生命体からの招待状と確信する。
そして巨大企業ウェイランド社が出資した宇宙船プロメテウス号に乗り、人類の起源を探すべく招待状が示す惑星を目指す。
2093年、長い人工冬眠から目覚めたエリザベスたちの前に惑星が現れ、他の乗組員とともに調査を開始するのだった。
登場人物&出演者

代表作に『ミレニアム』シリーズ、『シャーロック・ホームズ/シャドウ・ゲーム』などがあります。
主人公。考古学者。世界各地の遺跡から“エンジニア”たちの惑星を発見した。先天性不妊症に悩んでいる。
考古学者でありながら信仰心を持っており、自身の信念を確かめるべくエンジニアを探す。
エンジニアの宇宙船を散策してら頭部を発見し、危険な嵐が起きる前になんとか戻ってきた。
発見の喜びで夫と一夜を過ごすと、なぜか妊娠が発覚するもエイリアンだと知って摘出する。
最後はエイリアンを倒し、頭部だけのデヴィッドとエンジニアたちの惑星へ向かっていった。

近年の出演作に『エージェント・マロリー』、『SHAME/シェイム』などがあります。
アンドロイド。乗組員たちが冷凍睡眠している間にプロメテウス号を管理し、自由な時間を過ごしていた。
様々な知識を吸収してエンジニアたちとの会話、彼らの技術を使う事ができるほどになる。
人間のように魂や感情がなく、実は一緒にやって来たウェイランド社長の命令に従っていた。
エンジニアたちを前にしても動じる事なく、頭だけになっても余裕を持ち合わせている。
最後は頭部だけとなるもエリザベスとともにエンジニアたちの母星へ向かう事になる。

代表作に『クロッシング』、『デビル』などがあります。
考古学者。エリザベスの恋人で不妊症に気を使う。世界中を回って遺跡からエンジニアの足跡を掴んだ。
エンジニアの宇宙船から帰還する時、嵐に巻き込まれたエリザベスを命がけで助けていた。
エリザベスと違ってエンジニアが全滅していて、一人だけガッカリして酒に溺れてしまう。
デヴィッドにより黒い液体を盛られるが、エリザベスとの一夜で彼女を妊娠させていた。
最後は黒い液体によって体が変異して暴走すると、ヴィッカーズによって燃やされて死亡。

代表作に『アサイラム/閉鎖病棟』、『必殺処刑人』などがあります。
地質学者。見た目が完全なるパンク野郎。あくまで高額の報酬と大好きな石の為に参加しているという。
あくまで地質学者として未知の石に興味を持ち、エンジニアたちには一切の興味を持たず。
エンジニアの宇宙船でのエリザベスの行動に不信感を持ち、帰ろうとして迷ってしまう。
取り残された宇宙船の生き物に酸を顔面にかけられるが、なぜかプロメテウス号に戻った。
最後はもはや人間の姿ではない異常な状態になると、最後は虫けらのように処分される。

代表作に『ショーン・オブ・ザ・デッド』、『グラインド・ハウス』などがあります。
生物学者。メガネをかけている。冷凍睡眠から目覚めて食事している時、ファイフィールドに話しかけた。
エンジニアの調査するエリザベスに賛同せず、戻ろうとしたファイフィールドと一緒に行く。
構造が分からないせいで迷ってしまい、ファイフィールドと待機するように言われていた。
未知の生物を発見してヤネック船長に報告するが、なぜか触ろうとして寄生されてしまう。
最後は宇宙服に未知の生物が入り込み、抵抗できず体内へ侵入されて行方不明となった。

近年の出演作に『ゴーストライダー2』、『マイティ・ソー』などがあります。
プロメテウス号の船長。調査ミッションにゆとりが必要としてクリスマスツリーを飾るほど余裕を持つ。
宇宙船に取り残されたファイフィールドたちの存在を知り、嵐の後に助けに行くと約束した。
感情を見せないヴィッカーズとは対極的な存在で、ルールよりも部下たちを大切にしている。
乗組員たちに嫌われるヴィッカーズと惹かれ合っていて、彼女と一夜を過ごす事になった。
最後は人類を絶滅させようとしたエンジニアたちを阻止するべく、突撃によって撃ち落とす。

近年の出演作に『スノーホワイト』、『ヤング≒アダルト』などがあります。
ウェイランド社の重役にして調査ミッションの責任者。冷凍睡眠から目覚めてすぐに体を鍛える。
創業者ピーター・ウェイランドの一人娘で、息子のような存在のデヴィッドに嫉妬している。
なぜか乗組員の生死に興味を持ち、次にエンジニアたちが全滅している事にも興味を持つ。
エリザベスと敵対的な関係となっていて、ピーターが目覚めた後は存在感が薄くなっていた。
最後はエリザベスと追いかけっこをして、転がってきた宇宙船の下敷きになって死亡した。

近年の出演作に『欲望のバージニア』、『ロックアウト』などがあります。
ウェイランド社の創業者。今回の調査ミッションに出資して人類の起源の解明を強く望んでいる。
実はプロメテウス号に乗っており、相当の老齢な上に病のせいで余命幾ばくもない状態。
実際はヴィッカーズやデヴィッドに指示を送っており、エンジニアとの接触を図っていた。
エンジニアたちがいると思われる惑星に到着すると、冷凍睡眠から目覚めて行動していく。
最後はエンジニアから傲慢だと罵られ、何を言っているのか分からず首を折られて死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作はSF映画で歴史に残る名作である『エイリアン』シリーズの最新作となっていす。
この作品はついに原作者であるリドリー・スコットが監督として復帰して、多くのファンから多大な期待を寄せました。
今回は『エイリアン』の前日譚となる物語で三部作の1作目として作られ、これまでの謎を解き明かそうとしていました。
『エイリアン』シリーズはこれまで4作ありますが、個人的には『2』が最高で次に『1』が来て、それで『4』と『3』という感じになる。
残念ながら個人的にリドリー・スコット監督の作風はあまり合わないです。
『エイリアン』は確かに素晴らしいが、どうしても二作目より上だと思えない。
あとはSF映画の名作と言われる『ブレードランナー』はあまり好きじゃないのです。
なので、本作については多少の期待程度しかなく、過大な期待はあまりなかった。
雰囲気としては一作目のような不気味さがあるけど、閉じ込められた空間に限定しない。
更に最新の映像技術を使ったCGも素晴らしく、期待していたよりは楽しめた。
ただ、個人的に主人公であるエリザベス・ショウを演じるノオミ・ラパスが微妙でした。
相対する存在であるヴィッカーズをシャーリーズ・セロンが演じているが、あまりにも容姿の差がありすぎて残念な気持ちになった。
それに加え、吹き替えがゴリ押しの素人である剛力彩芽が務めている事で更に株が下がる。
しかし、主人公は主人公なので、魅力がなくても吹き替え同様にゴリ押しされます。
どうしても本シリーズにエレン・リプリーがいるので、それを意識したキャラクターになっていると思います。
さっき腹に穴を開ける手術したのに、痛み止めを打っているとは言え、明らかに科学者の運動能力ではなかったです。
これがスタイル抜群で鍛えているシャーリーズ・セロンなら分かるけど、顔が大きく手足が短いノオミ・ラパスでは説得力がない。
そして、お決まりの科学者たちがみんなバカというのはしょうがないだろう。
全員がそれなりの知識を持っているはずなのに、行動が素人丸出しすぎて擁護もできない。
その中でも輝いているのはハウスキーパー的な役割を担うアンドロイドのデヴィッドを演じたマイケル・ファスベンダーだろう。
リドリー・スコット監督は最初からデヴィッドをキーパーソンにして、エリザベスと双璧を成す中心人物にしています。
本シリーズは三部作という前提で作っているので、伏線を張っているが劇中で消化するつもりが一切ありません。
これがコケてしまうと謎が謎のまま終わってしまう危険な賭けとしか思えない構成です。
目的が人類の起源を知る事なのに、本作はエイリアンを作る物語になってしまっています。
やはり、最初からリドリー・スコット監督は本作ですべてを説明しようとしていない。
それでも続編が作れてしまうので、本作は百歩譲って次回作に期待したいと思う。
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