【パラノーマル・アクティビティ/呪いの印】VD-186

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洋画

作品データ

公開年月 2014/01/03
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 クリストファー・ランドン
脚本 クリストファー・ランドン
製作 オーレン・ペリ、ジェイソン・ブラム
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

18歳の誕生日を迎えたジェシーの左腕に突然浮かび上がった歯形のような跡。
それ以来、目から異様に長い髪の毛が出るなど次々と彼の身や周囲で怪現象が起きていた。
ジェシーは浮かび上がった謎の印を調べると、それは呪いの印だと突き止めるのだった。

登場人物&出演者

ジェシー(演:アンドリュー・ジェイコブス)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。高校を卒業したと同時に18歳の誕生日を迎える。多くの人が彼を祝福していた。

同じコミュニティに住むアナを魔女だと小バカにするが、優等生のオスカーに殺される。
その日の夜にアナの家へ忍び込むと、翌日には腕に何かが噛みついた歯形が残っていた。
すると、不思議なパワーを手に入れてヘクターとともに動画を撮るが徐々に変貌していく。
最後は悪魔が完全に取り憑いて別人になり、ヘクターやマリソルたちを殺していった。

ヘクター(演:ホルヘ・ディアス)

代表作に『チリ33人/希望の軌跡』などがあります。

ジェシーの親友で一緒に高校を卒業する。卒業した日にカメラを買ってずっと撮影している。

ジェシーと同じくアナを魔女呼ばわりして、彼女が死ぬと興味本位で部屋に侵入した。
不思議なパワーを持ったジェシーを動画で撮影し、サイトに投稿するが誰も信じてもらえず。
オスカーの自殺でジェシーのパワーは危険なモノだと知り、お祓いしようとする失敗する。
最後はジェシーを助けようとするが、マリソルたちが殺され、追いつめられて殺された。

マリソル(演:ガブリエル・ウォルシュ)

代表作に『インバージョン/転移』などがあります。

ジェシーの女友達で一緒に高校を卒業している。いつもジェシーとヘクターと遊んでいる。

同じコミュニティに住んでいて、変わり者のアナを魔女呼ばわりする二人に付き合う。
アナが亡くなると、ジェシーたちと一緒に彼女の部屋に忍び込んでビデオテープを発見。
ジェシーがおかしくなって、お祓いしようとするが祖母のイルマがケガして悲鳴を上げた。
最後は魔女に捕らわれたジェシーを助けに行くが、結局は逆に捕まって殺されてしまう。

イルマ(演:レニー・ヴィクター)

代表作に『お買いもの中毒な私!』、『リメンバー・ミー』などがあります。

ジェシーの祖母。スペイン語しか話せない。亡くなった母親代わりとして彼を育てている。

ヘクターやマリソルとも仲が良く、祖母であって母親としてみんなに接していた。
ジェシーがオモチャを介して何かと会話する遊びに付き合わされるが、すぐに取り上げた。
徐々にジェシーの様子がおかしくなった事を察知して、お祓いしようとするがケガする。
最後は別人になったジェシーを止められず、階段から突き落とされて死亡してしまう。

オスカー(演:カルロス・プラッツ)

代表作に『Truly Blessed』、『McFarland, USA』などがあります。

ジェシーたちと同じコミュニティに住んでいる同級生。優等生としてみんなに知られている。

アナの部屋に出入りしているところをジェシーたちに見られ、それ以降は姿を消していた。
数日後にアナを殺害して遊んでいたジェシーたちを突き飛ばし、警察に追われるようになる。
最後はアナの部屋に隠れていたがジェシーに見つかり、意味深な言葉を残して自殺をした。

アルトゥーロ(演:リチャード・カブラル)

代表作に『エンド・オブ・ウォッチ』、『ブラッド・ファーザー』などがあります。

オスカーの兄。地元のギャングとして有名。オスカーがアナを殺したと知るも黙っている。

オスカーの異変を聞く為に来たジェシーたちを迎え入れ、おかしくなっていた事を教えた。
ジェシーが魔女たちに連れ出されると、ヘクターたちの願いで助けるべく同行した。
狂ったような雰囲気で襲って来る魔女たちに散弾銃を発砲するが、徐々に追いつめられる。
最後は一緒に来た仲間が次々と倒され、追いつめられたところで殺されてしまう。

アナ(演:グロリア・サンドバル)

代表作に『ウエスト・オブ・ザ・デッド』、『シェフ/三ツ星フードトラック始めました』などがあります。

ジェシーたちが暮らすコミュニティに住む肥満の女性。変わり者で他者を寄せ付けない。

ジェシーとは隣に接していて、通気口から部屋の様子から裸の女性に何か描いていた。
オスカーが出入りして、追い出すような形で彼が出て行くのをジェシーたちが目撃する。
実は魔女の一人でオスカーに呪いの印を刻み、悪魔を宿らせる儀式を行っていた。
最後は部屋に侵入したオスカーに殺されてしまい、警察により遺体が運ばれていった。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はシリーズの5作目となります。
本編と違った本作はスピンオフという立ち位置であり、舞台はヒスパニック系が暮らすコミュニティとなっています。
監督はシリーズの2作目から脚本として参加し、本作が映画監督デビュー作となるクリストファー・ランドンが務めています。
一応シリーズの主人公であるケイティがラストで一瞬だけ出ていて、その繋がりを薄く見せています。
基本的にコミュニティの中で展開される物語だが、今回は監視カメラの固定カメラじゃなく手持ちカメラの為に映像は良くないです。
ある意味、正統的なPOV技法を使った作品であるけど、シリーズとは少し雰囲気が違います。
ケイティやクリスティを中心とした物語とは違い、一見して無関係そうな主人公が魔女たちの儀式に巻き込まれる事になります。
最終的に主人公も悪魔を宿らせる人間だった事が判明するが、それまでの道のりが非常に長い展開でした。
シリーズと違うのは主人公が18歳という年齢と、不思議なパワーを身につけて超人的な事をしていく点だろう。
これは悪魔に対してほとんど抵抗できなかった構成と違っていて、少しだけ新鮮味の感じさせる内容だったと思います。
ただ、シリーズの魅力である固定カメラによる仕掛けがほとんどなく、タイトルでもある超常現象も超能力に見えてしまう。
ホラー映画としてのテイストが低くなっていて、その原因は主人公がティーンエイジャーのせいだと思われる。
ティーンエイジャーが超人的なパワーを手に入れる構図は、アメコミ映画みたいでシリーズの趣向とは完全に別物となっていた。
辛うじてケイティやアリが出ているのでシリーズの1作だと思える程度だと、もはや、別物としか言えないだろう作品でした。

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