【守護教師】RE-3202

スポンサーリンク
▼メインジャンル

作品データ

公開年月 2019/08/02
ジャンル サスペンス/アクション
原作 なし
監督 イム・ジンスン
脚本 イム・ジンスン
製作 ソン・チョンウー、キム・ソンジン、ほか
製作国 韓国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

暴力沙汰でコーチの職を追われる元プロボクサーのギチョルは、田舎町の女子高の体育教師の働き口を見つける。
しかし、女の子ばっかりの職場で巨体を持て余す日々の中、不登校の生徒を調べるうちに彼女を探す同級生のユジンと出会う。
事件に巻き込まれたと確信するユジンは、ギチョルの協力を得て失踪事件に対する町の人々が見せる不自然な反応に疑問を持ち始めるのだった。

登場人物&出演者

ギチョル(演:マ・ドンソク)

近年の出演作に『悪人伝』、『神と共に/第二章:因と縁』などがあります。

主人公。元プロボクサー。ボクシング協会の人たちと揉めたせいで追放されてしまう。

田舎で体育教師としての職を見つけるが、早々に揉めていたユジンたちに勘違いされる。
ユジンが必死に探す親友の事を知り、なんとか助けようとして町の闇に巻き込まれてしまう。
変態バカ息子のジソンが誘拐したユジンを助け出すが、更なる闇が潜んでいると知った。
最後は知事に当選したギテに拳で脅迫して失脚させるが、自身も職を失って引っ越す事に。

ユジン(演:キム・セロン)

代表作に『アジョシ』、『私の少女』などがあります。

ヒロイン。女子高生。親友のスヨンが行方不明となり、ずっと探しているが手がかりなし。

行方不明のチラシに落書きする同級生を怒鳴りつけるなど、一人でも立ち向かう勇気を持つ。
キャバクラにまで無断で侵入して手がかりを得るが、見つかるもギチョルに助けられる。
ジソンに一度捕まるもギチョルに助けられるが、釈放された彼にまたも捕まり監禁される。
最後は駆けつけたギチョルに助けられ、彼がUFOキャッチャーで取ったぬいぐるみをもらう。

ドンス(演:オー・ヒージュン)

代表作に『南極日記』、『おばけの香り』などがあります。

ギチョルの後輩。ギチョルが体育教師として赴任してきた町で警察官の下っ端として働く。

町の事情を知らないギチョルが気兼ねなく会話できる人物だが、上司の圧力に押されている。
スヨンの肉親である探索願が受理されない状況をギチョルに説明するも結局は受け取る。
上司から余計な事をしていたと知られ、無断で持ち出した証拠品のスマホを逆に奪われる。
最後はギテ理事長の悪事が明るみに出て、引っ越しするギチョルを名残惜しそうに見送った。

ジソン(演:イ・サンヨプ)

代表作に『ちりも積もればロマンス』、『FLU/運命の36時間』があります。

ギテ理事長の変態バカ息子。美術の教師になったのは理事長である父親のおかげである。

職員室では新たに赴任してきたギチョルの隣で、女子生徒たちから絶大な人気を誇っている。
女子トイレに小型カメラを仕掛ける変態で、気に入った生徒以外は気持ち悪いという潔癖症。
一度はユジンを誘拐するもギチョルに見つかり、警察に捕まるもすぐに釈放されてしまう。
最後は再びユジンを監禁し、父親から怒鳴られるが、結局はギチョルから鉄拳制裁を受けた。

ギテ理事長(演:チャン・グァン)

代表作に『トガニ/幼き瞳の告発』、『安市城/グレート・バトル』などがあります。

ユジンやスヨンが通っている高校の理事長。地元では権力者として知られている有名な人物。

ギチョルを高校の教師として転職を許可し、懸命に集金していた彼に期待の握手をした。
その裏では賄賂を使って物事を有利に進めて、自分よりも下の人間には平然と暴力を振るう。
バカ息子のジソンが不祥事を起こしても隠蔽して、生きていたスヨンを自分の手で殺した。
最後は知事に当選するもギチョルの殴り込みで悪事がバレて、失脚して取り調べを受ける。

スヨン(演:シン・セフィ)

代表作に『ヒョンジェ/釜山港の兄弟』などがあります。

ユジンの同級生で無二の親友。両親を亡くしていて、病気持ちの祖母と一緒に暮らしている。

多額の借金を背負っているせいで、返済する為に仕方なくキャバクラで働いていた。
理事長の接待中に祖母の病状が悪化して逃走するが、狙っていたジソンに捕まってしまう。
ジソンに隠されていたところでギテ理事長が来て、悪事がバレない為に始末された。
最後はしつこいギチョルやユジンたちを諦めさせる為、死体として見つかる事となった。

感想

評価 :2.5/5。

[個人的な評価]

本作は残念ながらアルバトロスフィルムが配給を務めている作品となります。
なんと言っても、現在では韓国で最も勢いのある俳優マ・ドンソクの主演作となります。
もう最近では韓国映画=マ・ドンソクとなるぐらい彼の主演作が増えてきています。
それぐらい大きな存在となっていますが、本作では韓国で元子役で実力派の女優に成長したキム・セロンとの共演になります。
日本でも元子役が女優として活躍するパターンは少なくないが、キム・セロンはずっと第一線で活躍しています。
本作はサスペンスをベースにしているけど、マ・ドンソクが主演なので細かい調査と言った事はまったくないです。
主人公の設定は元ボクサーで、曲がった事が大嫌いというマ・ドンソクの人柄を投影したキャラクターになっています。
結果的に悪役の悪事が明るみに出る点はマ・ドンソクの他の作品と同じで、残念ながら細かい部分は荒削りです。
本作の見所はすべてを拳だけで解決させるマ・ドンソクの真っ直ぐなキャラクターと、巨悪に立ち向かう女子高生を演じるキム・セロンだろうと思います。
そこに典型的な権力大好きな黒幕と、イケメンなのに変態バカ息子のコンビが物語の闇を引き受けるような感じとなります。
逆に言ってしまえば、ストーリー単体だけで見てしまうとサスペンスとして弱く、アクションとしても中途半端です。
まだ分かりやすい『無双の鉄拳』の方がマ・ドンソクをしっかりと演出しているので、そこと比べると本作はインパクトに欠けてしまっています。
あくまでマ・ドンソクとキム・セロンの絡みだけが良くて、あとはそこまで面白いという感じはなかったです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました