【ミッドナイト・マーダー・ライブ】RE-3789

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2022/11/04
ジャンル サスペンス
原作 なし
監督 ロミュアルド・ブーランジェ
脚本 ロミュアルド・ブーランジェ
製作 ロミュアルド・ブーランジェ、ロバート・オグデン・バーナム、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ロサンゼルスの午前0時、ベテランDJのエルヴィスの深夜放送が始まり、リスナーの電話に過激なジョークで答えるのがウリの番組だが、その夜だけは違っていた。
電話してきたゲイリーという男は、エルヴィスのせいで恋人が自殺し、復讐の為に彼の妻と娘を監禁したと宣言する。
エルヴィスの家を警察が探索して事実と判明し、ラジオ局では殺された警備員と仕掛けられた爆弾が発見され、牢獄と化したスタジオで予想外の結末を迎えるのだった。

登場人物&出演者

エルヴィス・クーニー(演:メル・ギブソン)

近年の出演作に『ホット・シート』、『エージェント・ゲーム』などがあります。

主人公。ラジオ局「オン・ザ・ライン」という番組を持つベテランDJ。リスナーの悩みを聞いて過激な言葉で返す。

番組の視聴率が横ばいになっている状況をサムに詰められるが、得意の話術でかわしていた。
すぐに番組が始まって新人のディランを脅して、通常の放送を迎えるとゲイリーで一変する。
ゲイリーに振り回されていくが、実はラジオ局でディランを騙す為のドッキリと笑っていた。
最後はディランの死で落ち込んだが、それも誕生日サプライズと知って喜びと怒りを持った。

ディラン(演:ウィリアム・モーズリー)

代表作に『ナルニア国物語』シリーズ、『マイ・プレシャス・リスト』などがあります。

ロンドンからアメリカに渡ってきた27歳の新人スタッフ。前任者は別のラジオ局にヘッドハンティングされた。

ミキサーとして番組を裏方として支えるが、最初からエルヴィスの洗礼を受けても帰らず。
ゲイリーの登場で番組の流れが不穏な感じになり、エルヴィスと一緒にラジオ局を駆ける。
流れで爆弾ベストを着ると、実はドッキリと言われるも困惑して階段から転げ落ちて死亡。
最後はエルヴィスの誕生日サプライズに用意されたスタントマンで、無傷でネタをバラした。

メアリー(演:アリア・セロール=オニール)

代表作に『キング・オブ・エジプト』、『マイティ・ソー/バトルロイヤル』などがあります。

ラジオ局「オン・ザ・ライン」という番組の女性アシスタント。放送前にはエルヴィスに軽く打ち合わせする。

番組が始まってエルヴィスが新人への洗礼をして、単なるジョークだと分かって安心した。
ゲイリーからの電話で状況が一変し、実はエルヴィスと肉体関係を持っていたと暴露される。
スタジオで終了させようとしてゲイリーに乗り込まれ、スティーヴとともに捕まっていた。
最後は二重のドッキリでエルヴィスが驚いて安心し、その様子を見て笑顔で祝福していた。

スティーヴ(演:ヨリ・フラー)

代表作に『バツイチは恋のはじまり』、『テイスト&カラー』などがあります。

ラジオ局「LAKT」のスタッフ。プロデューサーのサムと何か話し合っていると、エルヴィスが来て席を外した。

エルヴィスの番組が始まってゲイリーの電話で雰囲気が一変し、気になってスタジオに来た。
裏に回ったメアリーと相談しながら警察への通報をし、会話するエルヴィスにスマホを渡す。
スタジオに残っていると、侵入したゲイリーに拘束され、ゲームに失敗して撃ち殺された。
最後はディランへのドッキリで復活して笑い、本命のエルヴィスが騙されてみんなと喜んだ。

サム(演:ナディア・ファレス)

代表作に『クリムゾン・リバー』、『ストライク・バック』などがあります。

ラジオ局「LAKT」のプロデューサー。エルヴィスの番組が3ヶ月で視聴率が横ばいで頭を悩まさせていた。

部屋にエルヴィスがやって来ると、事実を並べてクレームが入っていると彼に注意をした。
エルヴィスの話術によって論点をズラされ、結局は問い詰める事を止めて帰っていった。
ドッキリで新人のディランが階段から転落して死亡すると、エルヴィスの破滅を口にした。
最後はエルヴィスの為に用意して二重のドッキリだとネタバラシし、笑顔で祝福していた。

ゲイリー/ジェームズ・スティール(演:ポール・スペラ)

代表作に『5月の後』、『シリアルキラーNo.1』などがあります。

エルヴィスの番組「オン・ザ・ライン」に電話をかけた男。当初は電話をしたのが間違いとして一度切っている。

メアリーによって再び電話を繋げると、エルヴィスの家にいて妻と娘を人質にしたと話した。
過去にエルヴィスのアシスタントしていた女性が自殺し、その恋人として復讐をしていた。
その正体はフォロワー200万人もいる人気者で、エルヴィスと結託してドッキリを仕掛けた。
最後はディランの死でエルヴィスが落ち込むが、それもドッキリで笑顔でネタバラシをした。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2023』にて上映された作品となります。
この作品はみんな大好きアルバトロス・フィルムによって配給されています。
いわゆる大どんでん返しのあるタイプの作品であり、1997年に公開されたマイケル・ダグラス主演の『ゲーム』に通じるような内容でした。
とにかく、主人公をありえない事件で追い込んでいくような状態で、ラストにはドッキリだというネタバラシになります。
ワンシチュエーションの作品で多分、低予算で作っているだろうけど、メル・ギブソンのギャラだけで相当持っていかれていると思います。
基本的にメル・ギブソンがずっとしゃべっているような状態だが、個人的にはアクション俳優のイメージが強いから今一つでした。
やはり、こういう役は普段から饒舌なイメージのある俳優の方が向いていて、メル・ギブソンだったら銃を手にしたら解決させてしまうと思わせる。
別に演技が悪いという感じではなかったが、どうしてもアクション俳優のイメージが強いから話術だけの役では物足りなくなる。
犯人は先回りして主人公たちを振り回していくが、あまりにも手際が良い上に姿をまったく見えないから怪しさ満点となりました。
その意味としてストレートな作品ではなく、後々に何かどんでん返しのようなモノがあると予想できてしまうのです。
しかも、本作は二段落ちという手法を使っているが、それもまたドッキリの一つで主人公にサプライズをする予想もつきました。
こういう一発ネタを実現するには緻密な脚本や演出、役者たちの演技力が大きな比重を占めるから難しいと言えます。
どこまでミスリードに引き込んで騙していくのかがポイントだが、本作は『ゲーム』と比べて全体的にパワー不足な印象を持ちました。
それでも、メル・ギブソンが似合わない話術が巧みな主人公を演じているところは、新鮮味のある感じとなりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました