作品データ
あらすじ
膨大な破片を撒き散らし、太陽系を通過したレダー・ベイ彗星を世紀の天体ショー“メテオ・シャワー”を人々が見守る中で破滅は突然訪れた。
未知の物質を含む隕石がメテオ・ストームと化して地球へ飛来し、天文学者のミシェルは数時間後に小惑星が激突する予測を立てた。
人類の滅亡が迫る中で残された手段は核兵器で小惑星を迎撃し、その軌道を変えるしかなくミシェルたちは奔走するのだった。
登場人物&出演者
・トム・ヤング(演:マイケル・トルッコ)
代表作に『NEXT/ネクスト』、『バイバイマン』などがあります。
災害管理庁の復旧局の局長。元アメリカ空軍の大佐。ミシェルとは仕事を優先したせいで離婚している。
ミシェルに呼び出されて観測する場所に来たが、子供たちの迎えと言われて怒られていた。
隕石が地上へ降ってくると子供たちを迎えに行くが、道中でヒーロー活動をして局に戻った。
子供たちが勝手に外へ出て追跡していくと、無事に助け出しミシェルの提案で元素を回収。
最後は核ミサイルが小惑星を破壊して、地球が救われると再びミシェルとの仲が戻っていた。
・ミシェル・ヤング(演:カリ・マチェット)
近年の出演作に『2ハート』、『CODE8/コード・エイト』などがあります。
天文学者。夫のトムが仕事を優先したせいで離婚している。アメリカでも最も優れた天文学者として知られる。
彗星の観測を教え子たちと見ていたが、予想外の墜落を受けて冷静に状況を分析していた。
アメリカ空軍に呼び出されると、すぐに予測として残り3回も続くと言って対処をさせる。
当初の予測が外れて再び街に隕石が落ちて、サンプルを回収するも妹が犠牲になって悲しむ。
最後は未知の元素を解明して、小惑星を核ミサイルで軌道を変える提案して成功に導いた。
・カーラ・ヤング(演:キルステン・プラウト)
代表作に『エレクトラ』、『エクリプス/トワイライト・サーガ』などがあります。
トムとミシェルの長女。母親の妹の家で兄と過ごしていて、本来は父親が迎えに来るはずが遅れているだけと話す。
彗星のショーが始まると地上に隕石が落ちて、素早く避難しながら死人を見て驚いていた。
恋人がなぜかケガした状態で見つけると、すぐに兄と助けて叔母が応急処置して病院に行く。
まだ街に恋人が残っていると知って、兄の正論を無視して危険な場所へ二人で勝手に向かう。
最後は恋人を見つけて父親が助けに来て、小惑星を核ミサイルが軌道を変えて喜んでいた。
・ジェイソン・ヤング(演:ブレット・ディーア)
代表作に『レッド・サイクロン』、『戦慄病棟』などがあります。
トムとミシェルの長男。カーラの兄。叔母の家で過ごしていて、父親の迎えが来なくて疑うような態度を見せる。
彗星のショーが始まって地上に隕石が落ちると、すぐに避難して死人を見て驚く表情になる。
ケガした妹の恋人を助け出し、叔母が応急処置して病院に連れて行くが災害管理庁に避難。
妹の恋人が街に取り残されていると言われ、正論を言うも無視されて結局はついて行った。
最後は父親がいいタイミングで助け出し、小惑星が核ミサイルの軌道を変えて喜んでいた。
・カイル・ケンパー(演:エリック・ジョンソン)
代表作に『ニール・ヤング/グリーンデイル』、『フィフティ・シェイズ』シリーズなどがあります。
テレビ局「KGSF13」のレポーター。地球へ飛来する彗星についてニュースを流し、視聴者に伝えていた。
地味すぎるニュースに対して不満を持ち、レナの意見に賛同して隕石が落ちる事を願った。
実際に事故が起きて死人が出ると、満面の笑みでニュースにしてトムのヒーロー活動も撮る。
トムに利用される形で付いていくと、災害管理庁に言って賞を取れそうなネタを探していた。
最後は子供を助けに行くトムに付いていき、ビルの瓦礫が落ちて下敷きになって死亡した。
・レナ(演:ララ・ギルクリスト)
代表作に『悪魔の餌食/ブラッディ・アイランド』、『キッドナップ・キャピタル』などがあります。
テレビ局「KGSF13」のカメラマン。地球へ飛来する彗星を映す為にカイルとともに取材をしていた。
地味すぎる映像に不満を持っていて、隕石が落ちる方が面白いとしてカイルと話していた。
実際に隕石が起きて死人が出ると、特ダネとしてしっかりとカメラで映して浮かれていた。
カイルの身勝手さに辟易しながら災害管理庁に行くと、カーラを探す方法を提案していた。
最後は死んだカイルの為に悲しんでいたが、核ミサイルが小惑星と衝突するシーンを撮った。
・クランシー大佐(演:ヴィヴ・リーコック)
代表作に『アイ・スパイ』、『ディープ・インパクト2016』などがあります。
アメリカ空軍の大佐。ロサンゼルスに隕石が落ちると、最も優秀な天文学者のミシェルを無理やり連行する。
すぐにブロック大将に引き合わせると、彼女から墜落地点を聞いて指示を受けて対処する。
隕石のサンプルが欲しいと言われて部下に採取させるも間に合わず、ミシェルが現場に行く。
ブロック大将から避難ができていない事を責められ、次に核ミサイルの準備を急がせていた。
最後はブロック大将を説得して核ミサイルの使い方を変更させ、成功すると喜んでいた。
・ブロック大将(演:ケヴィン・マクナルティ)
代表作に『ネバー・エンディング・ストーリー3』、『ファンタスティック・フォー/超能力ユニット』などがあります。
アメリカ空軍の大将。サンフランシスコだけに隕石が墜落すると、トムの元妻で天文学者のミシェルを呼び出す。
詳しい状況について見解を聞くと、あと3回も同じ事が起きると聞き部下に対処を指示する。
ミシェルの予測が外れて再び街へ隕石が降り、クランシー大佐の避難計画が遅く怒っていた。
守り一辺倒という事が気に食わず、迎撃する為にクランシー大佐に核ミサイルの準備を指示。
最後はミシェルの説得で無謀な攻撃を止め、小惑星の軌道を変える事に成功して喜んだ。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアルバトロス・フィルムの『アルマゲドン』シリーズとなります。
この作品は『殺人核弾頭キングコブラ』や『ブラックホール/地球吸引』で知られるティボー・タカクスが監督を務めています。
まだまだ本命のアサイラムが本腰を入れていない時期であるから、このシリーズはいろんなマイナーな映画会社が作っている。
今回は大規模な小惑星よりも小さな隕石が雨のように降ってくる状況なので、そこまで危機的な状況だと言えない。
確かにベイブリッジが崩壊してしまうシーンがあるけど、CGのレベルが低いからギャグのようにしか見えない。
こういう低予算で作る作品はCG映像に頼れないので、尺稼ぎとして群像劇のようしてエピソードを増やしています。
ただ、物語の中心には家族の絆を描いていて、これこそが今のアサイラムがメインとして使っている手法となります。
家族の運命がイコール世界の運命になっている状態で、彼らが協力した時には地球が助かるという一蓮托生な感じになっています。
もちろん、相変わらずの軍隊が無能ぶりを発揮しているが、主人公も軍人なのでトップだけが無能として描いています。
本作での登場人物で犠牲になったのは二人だけなので、それこそ大災害なのに死人が少ない点でも緊張感が今ひとつだと言える。
それでも、今のアサイラムが作る作品と比べても余計な説明を入れていない分、別の作業をしながらでも内容が分かります。
こういう作品というのは真剣に鑑賞するべきではなく、あくまでBGM程度としてチラチラと鑑賞する程度でいいと思います。
だからと言って、この作品はまったく面白味がない上に、主人公たちに無敵属性が付いているから緊張感がほぼありませんでした。
毎年作っているけど、さすがにネタ切れな感じで同じような事を少しアレンジして作っているから質が下がっているのは言うまでもないです。
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