【戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!FILE-03 人喰い河童伝説】VD-951

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作品データ

公開年月 2013/02/02
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 白石晃士
脚本 白石晃士
製作 三上真弘、田坂公章
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

前回の取材で昏睡状態となり、病院で療養中のディレクター工藤だったが、アシスタントの市川の元に新たな投稿映像が届いた。
池で釣りをするカップルが映像に収めたのは、水面から現れた異形の生物で、しばらくして猫の死体とキュウリの食べカスを発見する。
市川は状況証拠から日本古来の妖怪“河童”と推測し、その真相を確かめるべくカメラマンの田代と投稿者とともに池へ向かうのだった。

登場人物&出演者

工藤仁(演:大迫茂生)

近年の出演作に『戦慄怪奇ワールド/コワすぎ!』、『先生!口裂け女です!』などがあります。

映像制作会社のディレクター。前回の先生や夕子を追い詰めた際、何かが体当たりして昏睡状態になっていた。

意識が回復して市川たちに任せるが、河童を捕まえる正夢を見た事から病院を脱走し復帰。
河童について何か知っている鈴木に真剣さを伝え、健太たちから新たな映像を確認した。
有里を呪いの髪飾りで助け出し、鈴木が協力する事で河童を殴るも捕獲に失敗してしまう。
最後は鈴木と有里の同居を確認すると、彼らが変異している状態を知るも何もできず。

市川実穂(演:久保山智夏)

代表作に『戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!』シリーズ、『恋するけだもの』などがあります。

映像制作会社のアシスタント。工藤が入院している状態で、新しい投稿映像から今回は調査を先導する。

河童の手がかりを見つけるも、それ以上の情報を得られず病院を脱走した工藤が交代する。
池で待ち伏せをしていると、河童が現れて捕まるも警戒していた鈴木に助け出された。
鈴木が協力して工藤が捕まえようとする中、それを見ているだけで特に何もしなかった。
最後は鈴木と有里が同居していると知り、見に行くと彼らが変異している状態を知った。

田代正嗣(演:白石晃士)

近年の出演作に『白石晃士の決して送ってこないで下さい』、『戦慄怪奇ワールド/コワすぎ!』などがあります。

映像制作会社のカメラマン。工藤が入院していた事から、初めてカメラの前で顔出しをしてしゃべっていた。

河童の手がかりを探す際、投稿者たちに状況を聞くなど工藤がいない間は声を出していた。
工藤が病院を抜け出して復帰すると、正夢について過去に役立ったとして肯定していた。
河童を捕まえる為に池でカメラを回していき、速い動きに対して画面に捉えていた。
最後は鈴木と有里が同居しているとして、見に行くと変異した姿を映像に収めていた。

井上健太(演:籾木芳仁)

代表作に『闇金ウシジマくん/ザ・ファイナル』、『妖怪大戦争/ガーディアンズ』などがあります。

投稿映像を取った青年。恋人の有里と一緒に池で釣りをしていたが、河童と思われる何かに遭遇する。

市川たちが調査の為に池まで来ると、何があったのか詳しい事情を話して説明していた。
有里と河童を捕まえて有名人になろうとしたが、失敗してケガを負って退散する事になる。
工藤の会社で映像を見せると、有里がおかしくなって助けってもらい素直に礼を言った。
最後は有里と鈴木が一緒に暮らしていると工藤たちに話し、実際に行くと変異に驚いた。

佐藤有里(演:河村はるか)

本作が長編映画デビュー作となります。

健太の恋人。一緒に池で釣りをしていたが、トイレに行きたくなって草むらに入ると何かを発見する。

市川たちの取材に対して半笑いのような表情で見ていて、思い出しかように真面目に話す。
健太と一緒に河童を捕まえようとハイテンションになるが、足を掴まれて呪いを受ける。
工藤たちと話していたが、急におかしくなるが呪いの髪飾りで正気を取り戻していた。
最後は鈴木と同居していて、臨月寸前の状態で工藤たちの呼びかけに一切反応しなかった。

鈴木武信(演:石川ゆうや)

代表作に『ヌイグルマーZ』、『ヘルドライバー』などがあります。

河童伝説のある池の近くに住む農業を営む男性。きゅうり畑が荒らされていたが、気にするような事はない。

市川たちが事情を聞く為にやって来ると、カメラが気に食わず終始ブチ切れた態度となる。
工藤がやって来ると真剣に河童を捕まえたいと聞いて、DVDを手渡され本気を確認した。
河童に捕まった市川を助け出し、工藤と協力して捕まえようとして陰陽道の術を使った。
最後は一人で河童に立ち向かうも負けて、有里と一緒に住むも右手と顔の一部が変異した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『戦慄怪奇ファイル/コワすぎ!』シリーズの3作目となります。
この作品は白石晃士が監督、脚本、撮影、出演などをしています。
今回は昔から妖怪の類として知られる河童が題材になるが、モキュメンタリーとしての緊張感が上手く引き出されています。
場所が今までの都会じゃなく、ちょっとした池という自然になっているからガラリと雰囲気が変わっています。
それに前作でディレクター工藤が昏睡状態から復帰するが、ダメージが残った状態で全開じゃないから勢いが少し弱い。
いつ情報を手に入れる為に暴力を振るうかと期待していたが、今回はそのような事をせず河童を殴りつけるだけだったのは少し物足りない。
やはり、工藤は理不尽な暴力こそが最大の魅力となるので、復帰したばかりだから無理をしなかったという感じになります。
一方で市川や田代が最初から調査しようとするけど、積極的に押していく工藤がいないから進まないところに限界を感じさせます。
3人が揃ってこそ本来の力を発揮していくと分かる作品となり、1人でも欠けてしまうと上手くいかないのが分かります。
河童の方はちゃんと姿を見せるシーンがなく、多分、これは着ぐるみだからごまかしている演出になったと思います。
それに今回は基本的に夜が舞台となってしまっているので、映像としても観づらいところが多かったです。
ただ、河童に対して真正面から殴りつける工藤の暴力は、今までにないやり方だからこそ面白いと感じさせます。
シリーズとして安定性を増していて、メインとなる3人のキャラクターや関係性がハッキリとしていくところも面白いです。

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