【ザ・カンファレンス】VD-968

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洋画

作品データ

公開年月 2023/10/13
ジャンル ホラー/コメディ
原作 マッツ・ストランドベリ 『KONFERENSEN』
監督 パトリック・エークルンド
脚本 トーマス・モルデスタッド、パトリック・エークルンド
製作 アイナ・ソールベリ、ティム・キング、ほか
製作国 スウェーデン
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

巨大なショッピングモールを迎える為、地方自治体職員たちは住民の反対を押し切って決定して起工式を控えていた。
ストレスによる精神的な病気から復帰したリーナは、プロジェクト・マネージャーを務めるヨナスのやり方に不審を持っていた。
ヨナスがプロジェクトの失敗を知りながら強行する事を突き止める中、計画に恨みを持つ男による復讐が始まるのだった。

登場人物&出演者

リーナ(演:カティア・ウィンター)

代表作に『聖杯たちの騎士』、『ザ・ウォンテッド/裏切りのスパイ:M15』などがあります。

地方自治体職員で女性。ストレスを抱えて病気を患ってしまい、1年ほどの休暇を経て復帰している。

チーム育成研修という名目でショッピングモールの予定地に来るが、乗り気じゃない状態に。
自分がいない間に書類の内容が変わっている事を知り、ヨナスの不正を暴いて問い詰める。
殺人鬼の登場でヨナスと逃げるも彼に裏切られ、アミールたちとジップラインを目指した。
最後は警察に電話してヨナスに襲われるが、彼を倒すと救急車に乗って病院へ運ばれた。

ナジャ(演:バハール・パルス)

代表作に『幸せなひとりぼっち』、『オペレーション:ラグナロク』などがあります。

地方自治体職員でペルシャ系の女性。職員として新しく入ってきたせいで、今回の会議に関して真剣に取り組む。

強行していくショッピングモールについて疑問を持つが、ヨナスやインゲラに抑えられた。
リーナがヨナスの悪事について教えてもらうと、アミールとともに彼を問い詰める事になる。
殺人鬼から逃げる為に車のキーを探すも爆破され、再び合流してジップラインを目指す。
最後はケガを追いながらも逃げ出し、殺人鬼を背後からシャベルで倒して生還を果たした。

エヴァ(演:エヴァ・メランデル)

代表作に『ヒプノティスト/催眠』、『ボーダー/二つの世界』などがあります。

地方自治体職員で中年の女性。酒とタバコを愛する。会議ではいつも冗談半分で真剣にやった事がない。

今回のチーム育成研修でも遊び半分で来ていたが、インゲラに注意されると黙ってしまう。
ショッピングモールについて深く考えず、呆れているトゥルビョンと酒盛りをして楽しんだ。
殺人鬼の登場でパニック状態となるが、トゥルビョンの励ましで落ち着いて一緒に行動する。
最後はパニックでコテージに戻り、トゥルビョンと戦うもナジャが殺人鬼を倒して助かった。

トゥルビョン(演:クラース・ハルテリウス)

代表作に『エヴァとステファンとすてきな家族』、『スウェーデン国家警察特捜班』などがあります。

地方自治体職員で老齢の男性。古くからいる職員で、昔が良かったと何かがあると回顧して比べている。

今回のプロジェクトについても意見を持ち、宣伝するCMを真っ向から否定をしてしまう。
まとまらない話し合いに嫌気が差して、強引に会議を中断させて食事をするも文句を言う。
殺人鬼の登場でパニックになったエヴァを落ち着かせ、リーナの提案でジップラインを行く。
最後はコテージに戻ったエヴァを追い、一緒に戦おうとしてナジャが倒して生還を果たした。

アネット(演:セシリア・ニルソン)

代表作に『ギルティ』、『シーモンとオークの木』などがあります。

地方自治体職員で老齢の女性。環境問題を第一に考えている。ショッピングモールに対して懐疑的な考え方。

決定した計画には明確な反対を示さず、それによる環境問題について何度も主張していた。
まとまらない話し合いに嫌気が差してしまい、途中から呆れて刺繍を鼻歌交じりで始めた。
実はチーム育成研修について自殺する前の友人に話し、そのせいで居場所がバレていた。
最後は友人じゃなく息子だと知り、鎌を脳天に食らうと歌いながらその場を離れて死亡した。

アミール(演:アメド・ボザン)

本作が長編映画デビュー作となります。

地方自治体職員でアラブ系の男性。病気で欠席していたリーナにとって唯一の味方。復帰した彼女を心配する。

今回のプロジェクトについて少しだけの疑問を持つが、あまり目立った事をしないでいる。
リーナがヨナスの悪事について教えてもらうと、今度こそ彼女の味方となって抗議をした。
殺人鬼が殺し回っていると知って、外にいたリーナと合流してジップラインを目指していく。
最後はジップラインの終着点に罠が仕掛けられ、リーナを守るようにしてかばって死亡。

カイ(演:クリストファー・ノルデンルート)

代表作に『マスター・プラン』、『アンシンカブル/襲来』などがあります。

地方自治体職員の男性。お調子者でやる気のある無能。ヨナスの金魚のフンで後始末をいつも任されている。

ヨナスが取引する会社に転職する事を知っていて、自身も転職するとして全面的に協力する。
リーナに対して快く思うところがなく、ヨナスの指示で煽るような言動をして楽しんだ。
ヨナスのパソコンから会社とのやり取りをリーナが見つけ、彼女らに問い詰められ固まった。
最後は殺人鬼が来ても状況を理解せず、スクリューの攻撃を受けてあっさりと死亡した。

インゲラ(演:マリア・シド)

代表作に『劇場版ムーミン/南の海で楽しいバカンス』、『オフトラック/人生ただいま迷走中』などがあります。

地方自治体職員の中年女性。職員のリーダーでまとめ役をする。以前に同じ職員に襲われた経験を持つ。

今回のプロジェクトをヨナスに任せており、今後は彼の野心的なやり方が必要だと信じる。
起工式ではヨナスに大役を任せようとしているが、事を荒立てる他の職員を牽制している。
ヨナスが裏で会社と取引している事を知らず、反対する職員たちに計画の成功を主張した。
最後は夕食の為にフロントへ来るが、殺人鬼が待ち構えて旗ポールに首を釣られて死亡した。

ヨナス(演:アダム・ルンドゲレン)

代表作に『猴女』、『ソング・フォー・イェテボリ』などがあります。

地方自治体職員で男性。「ショッピングモール計画」のプロジェクト・マネージャーに抜擢されて張り切る。

取引した会社への転職を約束され、失敗するのが確実なショッピングモールを強行させた。
書類の問題をリーナに指摘され証拠を掴まれると、彼女を説得するも失敗して逆に脅された。
殺人鬼が登場してケガするもリーナから証拠品を奪い、アネットを見捨てるも川に落ちた。
最後はリーナに襲いかかって殺そうとしたが、頭皮を剥がされてそのまま死亡してしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『アブラカタブラ』や『フリッカー』などで知られるパトリック・エークルンドが監督と共同脚本を務めています。
スウェーデンが今や多民族国家となった事を分かる作品で、ペルシャ系やアラブ系が普通に馴染んでいる事に驚いただけ。
恨みを持った殺人鬼が殺していくだけなので、尺稼ぎとして登場人物を多く投入するも記号以上の役目がありませんでした。
タイトルは「会議」という意味であるが、殺人鬼が復讐する意味ではちょっと離れているような気がしました。
主人公が主人公のポジションじゃない点もそうですが、登場人物が多いせいで視点があっちこっちに飛びます。
そこに殺人鬼が現れて仕事を始めていくが、特にオリジナリティもなく、既視感しかないようなところに本作のレベルが分かります。
最大の問題として主人公と殺人鬼の関係性がほぼなく、そのせいで視点がブレてしまっている事に作り手が気づいていません。
主人公が殺人鬼を倒して解決する事に意味があって、脇役がそれをやってしまうと主人公である意味がないです。
思い出したかのように悪さをした職員を主人公が倒しているけど、本題はそこにないからオマケにしか見えなかったです。
素直にペルシャ系の女性を主人公にできないところに中途半端があって、みんな平等にしようとした一番の悪手をしてしまった感じです。
作っている側はもう少し殺人鬼映画の基本を学ぶべきであり、さすがNetflixのオリジナル映画のレベルだと感じさせる駄作でした。

コメント

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