作品データ
あらすじ
弁護士のウィルはサムとの結婚の許可をもらう為、彼女の両親であるトムとポーラが暮らすシカゴへ向かっていた。
すると、空港で原因不明の異常事態が発生し、飛行機がすべて運休となってウィルはタクシーでトムとポーラに合流を果たす。
話し合いの結果、トムとウィルはシアトルにいる妊娠中のサムを迎えに自動車で向かうが、道中で強盗に遭遇するのだった。
登場人物&出演者
・ウィル(演:テオ・ジェームズ)
近年に出演作に『アーカイヴ』、『Mr.&Mrs.スティーラー』などがあります。
主人公。弁護士。6年もサムと付き合っていて、赤ん坊ができた事で結婚の許しを取ろうとする。
仕事のついでにシカゴのサムの実家へ行くが、煽ってきたトムにイライラして帰った。
西海岸で異変が起きると、一人で待っているサムを迎えに行く為にトムとシアトルへ向かう。
リッキーを仲間にするも途中で別れて、トムもケガのせいで死んで一人で歩いていった。
最後はサムと再会し、敵意むき出しのジェレマイアを殺し、迫る危険な煙から逃げ出した。
・トム(演:フォレスト・ウィテカー)
近年に出演作に『ホワイト・ボイス』、『ブラックパンサー』などがあります。
サムの父親。元海兵隊。除隊してからしっかりと稼いでサムたちを育てたと自信を持つ。
仕事のついでに訪れてきたウィルを出迎えるが、サムと付き合っている事を納得していない。
西海岸で異変が起きると、一人で待っているサムを守る為にウィルと一緒に向かった。
途中で鹿を轢きそうになって避けると、肋骨を骨折するが、ヒャッハーから守っていた。
最後は橋にいたヒャッハーを銃で倒したが、結局はケガが悪化してそのまま死亡した。
・サム(演:カテリーナ・グレアム)
代表作に『ザ・ルームメイト』、『ポイズンローズ』などがあります。
ヒロイン。ウィルの恋人でトムの一人娘。ウィルとの間に赤ん坊ができて結婚を考える。
厳しい父親にウィルか直接結婚の許しを乞う為にシカゴへ行くと、大丈夫だと自信を持つ。
西海岸で異変が起きると、ウィルに電話するも途中で切れて行方不明になってしまう。
実際は隣人のジェレマイアに助けられ、避難命令が出ると郊外にある家まで逃げていた。
最後はジェレマイアを先に殺したウィルに連れ出され、迫る危険な煙から逃げ出した。
・リッキー(演:グレイス・ドーヴ)
代表作に『レヴェナント:蘇えりし者』、『Monkey Beach』などがあります。
居留地に住んでいるネイティブ・アメリカンの女性。整備士でウィルたちの車を検査する。
金と引き換えに修理を済ますが、居留地から出たい気持ちを見抜かれてウィルたちと同行。
車が故障した時に修理する役目だったが、ケガ人を見捨てるウィルたちに不信感を持つ。
ガソリンを手に入れて車で走行するが、途中で奪われて銃を使って盗人たちを撃退する。
最後は人を殺した事を悔いていて、ウィルたちの説得も聞かずに彼らと別れて去った。
・ポーラ(演:ニコール・アリ・パーカー)
代表作に『2ガールズ』、『エディ・マーフィの劇的1週間』などがあります。
ウィルの妻でサムの母親。結婚の許しを乞う為に来たウィルを温かく出迎えていた。
ウィルに厳しい態度で接するトムを注意するが、結局は効果がなくて食事もぶち壊しになる。
最悪の雰囲気になってウィルを帰すと、すぐにサムへ電話をして妊娠していると知った。
最後はサムのところに行くトムから指示を受けて、息子に身を寄せて二人を見送った。
・メグ(演:ケリー・ビシェ)
代表作に『アルゴ』、『ラプチャー/破裂』などがあります。
アシュランド・ハイツに住んでいる。ウィルとサムの友人で、夫がサンフランシスコに出張中。
シアトルに帰ろうとするウィルが立ち寄り、必要な物資を分けて少し休んでもらった。
最後は夫が帰ってこない事に不安を募らせるが、ウィルに気休めの希望を言われた。
・ジェレマイア(演:マーク・オブライエン)
代表作に『メッセージ』、『ホテル・エルロワイヤル』などがあります。
ウィルとサムの隣人だった男。異変が起きると、避難命令が出てサムと安全な場所に逃げた。
ウィルが死んだものとして考えていて、ずっと待っていたサムを慰める役を務めていた。
シカゴからウィルがやって来ると、予想外の出来事に動揺しながらも敵意に満ちていた。
表向きはウィルを歓迎していたが、明らかに邪魔者としてサムを自分のものにしようとする。
最後はウィルを森まで連れ出して殺そうとしたが、勘づかれて先に撃たれて死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
今回はタイトルが日本語で何が意味があると思い、更に世紀末的な感じで期待しました。
それにアカデミー俳優のフォレスト・ウィテカーが出ているので、大丈夫だと思いました。
しかし、物語が始まってから大停電や自然災害ではなく、人間が一番怖いというつまらない展開がメインとなりました。
これはよくゾンビ映画にあはパターンだが、個人的にはもう見飽きているし、今さらという印象を持っています。
そんなつまらないモノを物語のメインに据えた時点で期待が大きくハズレました。
まさに銃社会のアメリカを象徴したような内容であって、残念ながら日本人は共感できない。
完全にアメリカ主体の内容になっているので、人間不信というレベルを超えている。
暴動が起きると奪略が当たり前のアメリカならありえる話だが、日本ではそこまでの激しい状況にはならない。
なので、リアリティがほとんど感じる事なく、どうも製作側のさじ加減で進む展開はご都合主義にしか見えなかった。
それに頼れるヒロインの父親も極端な考え方で、結婚は当人同士の問題であって両親の問題じゃないから古臭く感じる。
そこから娘で恋人を助けに行く過程で絆が生まれる狙いだが、こちらも製作側のさじ加減一つでどうにもなるから緊張感がまったくない。
ネイティブ・アメリカンの整備士であるリッキーが同乗するが、途中退場してどうなったのか描かれずに意味は感じられなかった。
とにかく、この作品はすべてが中途半端すぎて何がしたかったのか分からない。
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