作品データ
公開年月 | 2017/10/13 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | クリストファー・B・ランドン |
脚本 | スコット・ロブデル |
製作 | ジェイソン・ブラム |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
女子大生のツリー自己中心的な正確で世界は自分の為に回っているという考えの持ち主。
誕生日の朝、泥酔した勢いで男子寮に暮らす見知らぬ男のベッドで目を覚ましていた。
だが、ツリーはすぐにいつもと違う雰囲気に気付き、またも何かもすでに経験したような感覚に囚われるのだった。
登場人物&出演者

代表作に『プレッピー・コネクション』、『500ページの夢の束』などがあります。
主人公。女子大生。女子寮のカッパ会に所属する。自己中心的で高飛車な性格のビッチ。
亡くなった母親と同じ誕生日という事で、思い出すという理由で父親をずっと避けていた。
何度も繰り返される誕生日で様々な対策を立てるも、結局はベビーマスクの男に殺害される。
トゥームが犯人だと思い倒すも、実際はロリだと判明し、彼女を倒した事でループから脱出。
最後は次の日をカーターの部屋で迎え、ようやく進んだ日とカーターとの愛に喜んでいた。

代表作に『ブリングリング』、『エクスティンクション/地球奪還』などがあります。
パーティでツリーと出会った男子寮の大学生。目を覚ましたツリーに色々と説明をしていた。
実はパーティで酔い潰れたツリーを介護し、仕方なく同室の友人にベッドを彼女に貸した。
4日目になってパニックになっていたツリーから相談され、犯人を探す手伝いをしていく。
トゥームが犯人だと思い込んだツリーがピンチになり、助けるもあっさりと殺されてしまう。
最後は命をかけた助けたでツリーが好きになり、彼女がループを抜け出して恋人になる。

代表作に『Mia et le Migou』、『Satanic Panic』などがあります。
ツリーのルームメイトで看護師の卵。大学が経営する病院で看護師としてバイトしている。
性格の悪いツリーが小バカにしてもめげず、誕生日だった彼女に手作りケーキをあげていた。
何度も同じ日が繰り返されるツリーのパニックを真剣に受け取らず、適当な助言をした。
実はグレゴリーと不倫関係にあったが、常に二番手でビッチなツリーに殺意を抱いていた。
最後はツリーの推測で犯人だと当てられ、反撃するも返り討ちに遭って逆に殺されてしまう。

代表作に『Ms. White Light』、『アナと雪の女王2』などがあります。
ツリーの親友。女子寮でカッパ会の会長。健康志向で体に悪い食事を極端に嫌っている。
ツリーに負けないほどのビッチで狙っていた男を彼女に奪われ、裏では根に持っている。
何事も高い意識を持っていて、少しでもルールを破る者がいると怒濤の如く責め立てる悪女。
表面的にはツリーとは姉妹同然だと口にしているが、お互いに陰口を言い合う関係である。
最後はツリーがロリを返り討ちにして、テレビのインタビューに喜々として答えていた。

代表作に『As You Like It』、『Summertime』などがあります。
ツリーの大学の教授。大学の病院でも医者として勤務する。ツリーとは不倫関係を築く。
妻との結婚生活に飽きてツリーだけじゃなく、実はロリにも手を出している若い娘好き。
講義に遅れてくるツリーを大目に見て単位をあげる代わりに肉体関係を持っていた。
犯人探していたツリーがベビーマスクの男だと推測するが、実際は違っていて殺されている。
最後は改心を決めたツリーから別れを宣告され、妻と離婚できない臆病者と罵られていた。

代表作に『バッド・アス』シリーズ、『マグニフィセント・セブン』などがあります。
若い女性を連続殺人鬼。全国指名手配され、五ヶ月も逃亡した末に警察に撃たれて入院した。
ツリーが通う大学が運営する病院に緊急入院し、24時間体制で警察官に監視されていた。
どういうワケか拘束具が外されており、倒れて入院したツリーを追い回した末に殺している。
実はロリがその姿を借りてツリーを殺そうとしたが、何も知らない彼女に殺されそうになる。
最後は停電を利用されたツリーに背後を取られ、安全装置を外した警官の拳銃で殺された。
感想
[個人的な評価]
本作は『ゲット・アウト』や『スプリット』を製作したブラムハウスが手がけた作品です。
いわゆるタイムループの作品で、本作は『恋はデジャ・ブ』や『ハロウィン』に『スクリーム』など様々な作品を参考にして作られています。
上記のように本作はタイムプールの作品なので、主人公は同じ日を何度も繰り返し、死ぬ度に朝へ戻っていきます。
これは完全に『恋はデジャ・ブ』と同じであるけど、主人公は頭が空っぽのビッチな女子大生という点で大きく違っています。
『恋はデジャ・ブ』では主人公が何度死んでもリセットされ、朝になって何事もなかったように生き返っている。
しかし、本作では主人公が殺されて生き返っているが、死んだ時に受けた傷はそのまま体に刻まれているという設定が違っています。
その為に主人公が生き返る制限が必然的に設けられており、無限に繰り返すのではなく、体が限界を迎えた時に本当の死が待っている事になります。
『恋はデジャ・ブ』だとフワッとした終わり方になってしまったが、本作では殺人鬼さえ排除できれば終わる明確さもありました。
ただ、どうしても本作は『恋はデジャ・ブ』と同じような展開になっている為、この作品を知っていると知らないでは感想が違ってきます。
残念ながら自分は前者の方で『恋はデジャ・ブ』は素晴らしい作品だと思っているので、どうしても本作は二番煎じに感じてしまいます。
それに繰り返される日常のパターンは少ないし、主人公はそれを楽しむよりも、抜け出すだけで頭がいっぱいになっている点でもタイムループの良さが薄まっている印象があった。
何よりビッチで性格が悪い主人公がまったく別人のようになっていく展開に関しても、エピソードが少なすぎて今一つ説得力が欠ける部分がありました。
本作はどっちにしても製作側が『恋はデジャ・ブ』をベースにしているので、この作品以上のモノは作れるワケがありません。
それでも、元のベースが面白い作品だから、本作についてもオリジナルの設定で明確にしている点では良かったと思います。
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