作品データ
あらすじ
強盗事件で父親を亡くしトラウマを抱えるケイトリンは、ある日、公園をジョギング中に見知らぬ男性が襲われる暴行事件に遭遇。
ケイトリンを含め、その場に偶然居合わせた誰もがその被害者男性を助けられず、後日のニュースで彼が死亡した事を知った。
その夜からケイトリンの周りでは不思議な事が起き始め、暴行現場にいた者たちは次々と不審な死を遂げていくのだった。
登場人物&出演者
・ケイトリン・クレマー(演:コートニー・ベル)
代表作に『イット・フォローズ』、『Lifematch』などがあります。
主人公。小学校の教師。母親をすでに亡くし、父親が誕生日に来るが、強盗によって射殺された。
それが原因で精神的に病んでしまうが、9ヶ月後の治療で立ち直って復職の話しが出ていた。
公園にダグラスが殴り殺され、弟であるルーカスに悪者として世間に名前を発表された。
カラスを見ると同じ目撃者が死んでしまい、そのせいでボイド刑事から犯人として疑われる。
最後はルーカスが仕掛けた罠で殺されそうになるが、反撃を行って倒すと、疑いも晴れた。
・ジョシュ(演:スカイラー・ハート)
代表作に『アナザー・タイム』、『Bigger』などがあります。
ケイトリンの恋人。以前から付き合っていて、ケイトリンの父親が亡くなってから面倒を見ていた。
いつまで父親と過ごした家にいたケイトリンを心配して、別の家に行くべきだと助言した。
ジョギング中にダグラスの死を見たケイトリンに寄り添うが、幻覚を見ている事を疑わない。
カルマだと言い張るケイトリンを信じられず、勝手に暴走していく彼女を止めようとした。
最後はルーカスの罠から自力で助かったケイトリンと救急車にいて、呆然とする彼女を包容。
・アルシア・ノーブル(演:ジャクリーヌ・フレミング)
代表作に『ベーリング海の怪物』、『ネイバーズ』などがあります。
ダグラスが公園で殴り殺された現場を目撃した一人。シングルマザーで息子だけが生き甲斐と主張する。
公園では助けに行こうとしたトニーを止めて、ダグラスを慰める集まりにも参加していた。
ケイトリンだけが見えている幻覚について何も分からず、呼びされても迷惑だと話していた。
ルーカスの罠によって捕まると、ケイトリンに銃殺される計画に抵抗して生還を果たす。
最後は半身不随のルーカスを見舞いすると、実はダグラスを撲殺した犯人を雇ったと告白。
・トニー・クスマノ(演:ハン・ソト)
代表作に『ファイナル・デッドシャッター/本当にあった呪いのカメラ』、『バッド・ブロマンス』などがあります。
ダグラスが公園で殴り殺された現場を目撃した一人。建設現場で働いているアジア系の男性。
公園でダグラスがボコボコにされていると姿を見ると、助けようとしてアルシアが止めた。
警察で事情聴取をしていると、なんとかすれば良かったと後悔するような言葉を並べていた。
ケイトリンたちと再会を果たすと、無神経な言葉を述べていたカートに強く注意していた。
最後は目撃者の殺害計画を立てたルーカスに誘拐され、殺されると廃墟に死体を置かれた。
・マリア・サンチェス(演:アマンダ・グレース・ベニテス)
代表作に『オール・チアリーダーズ・ダイ』、『18歳の”やっちまえ”リスト』などがあります。
ダグラスが公園で殴り殺された現場を目撃した一人。美容室で働く美容師。カートと不倫関係にある。
公園ではカートが妻と離婚する話しをしていて、ダグラスが殴られても何もしなかった。
警察に事情聴取をしている時、ケイトリンと同じぐらい後悔して無神経なカートに落胆する。
ルーカスによって名前が世間に発表され、ダグラスの霊を訴えるケイトリンを信じられず。
最後はケイトリンに後悔しているという電話をして、ルーカスによって頭を銃で撃たれ死亡。
・カート・マイリー(演:デイモン・リパリ)
代表作に『ノーラヴ・ノーライフ』、『ネイビーシールズ:オペレーションZ』などがあります。
ダグラスが公園で殴り殺された現場を目撃した一人。金持ちで妻との関係は冷え切っている。
マリアと不倫をして妻と離婚する事を公園で話すと、ダグラスが殴り殺されるのを目撃する。
警察の事情聴取では他人事だと考えていて、ルーカスに名前を公表されて生活が崩壊した。
ケイトリンからダグラスの幽霊が見えるかと聞かれるが、くだらないとして追い出した。
最後は停電になって地下室に行くと、殺害計画を立てていたルーカスによって殺された。
・ボイド刑事(演:ジェレミー・ホルム)
代表作に『ジャッジ/裁かれる判事』、『ブロックアイランド海峡』などがあります。
ダグラスが殴り殺された事件の犯人を追っている。目撃者であるケイトリンたちから事情聴取する。
ケイトリンたちは何も悪くないと言い切っていて、必死に探すルーカスから匿っていた。
ルーカスにケイトリンたちの存在がバレて、世間に公表されると余計な事をするなと忠告。
目撃者の三人が死んだ現場にケイトリンを犯人だと疑い、警察の監視対象として宣言した。
最後はルーカスが仕掛けた罠だと判明すると、自力で生還したケイトリンを褒めていた。
・ルーカス(演:ウィル・スタウト)
代表作に『The Barn』シリーズ、『Furst Born』などがあります。
ダグラスの弟。兄が地域貢献の為に施設を作っていたが、亡くなった後にプロジェクトを引き継ぐ。
兄が公園で殴り殺され、それを呆然と見ていた目撃者たちを悪者にして必死に探していた。
ケイトリンに慰めの言葉をかけられるが、彼女を含めた目撃者を知って世間に発表した。
教会でケイトリンの事情を聞いて、同じく兄の幽霊を見ていると話して協力しようとする。
最後は目撃者を殺害していて、ケイトリンを犯人にしようとするも失敗し、半身不随となる。
・ダグラス・ヘルトン(演:ディーン・J・ウェスト)
代表作に『ザ・レッジ/12時の死刑台』、『デンジャラス・ドライバー』などがあります。
地域貢献の為に施設を建設している事業家。弟のルーカスとともに大きなプロジェクトを始めようとしていた。
ジョギングしていたケイトリンが落とした水筒を拾い、挨拶した直後に何者かに襲われた。
一方的にボコボコにされる中、傍観する目撃者たちに助けを求めても誰にも助けてもらえず。
重傷を負って病院で亡くなると、なぜかカラスとともにケイトリンの前に現れていた。
最後は目撃者が次々と殺されるのは弟のせいで、彼が半身不随となってカラスを襲わせた。
感想
[個人的な評価]
本作は『ファイナル・デスティネーション』の脚本を書いたジェフリー・レディックが監督と脚本を務めています。
この作品はタイトルに「ファイナル」が付いているが、残念ながらシリーズとはまったく関係ありません。
しいて言えば、ジェフリー・レディックが監督を務めている関連性から付けているが、紛らわしくて被害者を出しそうな邦題です。
なので、序盤で最初の目撃者が死ぬ場面では、まさに『ファイナル・デスティネーション』のピタゴラスイッチを彷彿とさせる演出があります。
ただ、本作ではピタゴラスイッチではなく、普通に幽霊みたいなモノに殺されるようなミスリードだけで仕掛けは何もない。
意図的に怪しいキャラクターを登場させるが、ストレートに誰が犯人か考えれば、そのままの答えとなりました。
結局、幽霊の類は目撃者の死とはまったく関係ないので、思わせぶりな演出に三回ぐらいガッカリさせられる。
特に問題なのは主人公を演じるコートニー・ベルで、あまりにも演技が残念だし、見た目もそれほどじゃないから作品全体のレベルを下げている。
やはり、こういうタイプの作品は若者を出すべきであり、なんと言っても見た目を重視した方がいいと感じました。
オチでは幽霊っぽい仕業を出そうとするが、そもそも物語のミスリード程度なので、今さらという感じしかしなかったです。
こういう釣り邦題が多い中で、本作は「ファイナル・デスティネーション」と比べてしまうと、何一つ勝っている点はなかったです。
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