【トランス・ワールド】VD-266

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洋画

作品データ

公開年月 2011/02/02
ジャンル サスペンス/SF
原作 なし
監督 ジャック・ヘラー
脚本 ショーン・クリステンセン、ジェイソン・ドラン
製作 ジャック・ヘラー、ダラス・ソニア
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

人里離れた森の中でドライブ中にガス欠となり、ガソリンを買いに行った夫を待つサマンサ。
待ちきれずサマンサは森の中にあるキャビンに入ると、そこには彼女と同じく車のトラブルで立ち往生していたトムに遭遇する。
すると、キャビンにもう一人ジョディと名乗る女がやって来て、次第に打ち解けるが、彼らは何かおかしいと気づき始めるのだった。

登場人物&出演者

サマンサ(演:キャサリン・ウォーターストン)

代表作に『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、『エイリアン:コヴェナント』などがあります。

車がガス欠になってガソリンを探す夫を待つ。妊娠中で不安があるとついついタバコを吸う。

小屋を見つけると、同じく車のトラブルで立ち往生していたトムと遭遇して意気投合する。
更に小屋の前に倒れていたジョディを助け、彼女が娘でトムが孫だと判明して動揺していた。
小屋の持ち主であるハンスが父親だと分かると、彼を助ければ運命が変わると知って行動。
最後はハンスが生き延びた事で慈善家となり、出産で死ぬ事なくジョディを育てる事に。

トム(演:スコット・イーストウッド)

代表作に『フューリー』、『パシフィック・リム:アップライジング』などがあります。

近くの溝に車が突っ込んで立ち往生していた。三日前からキャビンにいて右脚をケガした。

サマンサがキャビンにやって来ると、ケガしていた彼女を気遣って救急箱で治療を施す。
共通点が判明すると、サマンサが祖母、ジョディが母親だと分かっても怒りが上回る。
ハンスを助ければ自分たちの運命が変わると知り、ジョディを説得して行動に移す事に。
最後はハンスを強引に説得するが、撃たれたジョディが死亡した事で存在が消えてしまう。

ジョディ(演:サラ・パクストン)

近年の出演作に『愛しのアクアマリン』、『シャーク・ナイト』などがあります。

恋人のケヴィンと数々の強盗を働いていた。ガソリンスタンドの店主を殺害してしまう。

小屋の前に倒れている状態でサマンサに発見され、そのまま中へ運ばれて目を覚ます事に。
最初は悪態をついていたが、サマンサが母親、トムが息子だと知って考えを改めていく。
祖父であるハンスを助ければ運命が変わると知り、トムを助けるが銃弾を腹に食らう。
最後は改変された運命でサマンサに育てられ、幸せな普通の生活を手に入れる事となった。

ハンス(演:ショーン・サイポス)

代表作に『デッドコースター』、『悪魔のいけにえ/レザーフェイス一家の逆襲』などがあります。

ナチス・ドイツの兵士。森の中にある小屋に住む。近くの防空壕に食料を蓄えていた。

サマンサたちが小屋にいる間、ずっと森の中を偵察していて、時々発砲している状況に。
ようやく小屋に戻るとトムを見つけた途端、敵意剥き出しにして彼らを拘束する。
トムの反撃で逆に拘束されるが、全員が血縁者だと判明し、サマンサの説得で出て行く。
最後はサマンサの必死の訴えを受け入れると、死を免れて生き延びると慈善家に転身した。

ケヴィン(演:クリストファー・デナム)

代表作に『アルゴ』、『マネーモンスター』などがあります。

ジョディの恋人。二人で周辺の町を襲って強盗を働いていた事で有名になっていた。

ガソリンスタンドで強盗を働くと、大金を手にしてジョディより先に店を出ていった。
ジョディとケンカをしたせいで彼女に撃たれてしまい、そのまま彼女を置いて去っていった。
最後は未来を改変した事でジョディと恋人にならず、別の女性とガソリンスタンドを襲う。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はアカデミー賞を受賞したスタッフが手がけた作品となっています。
低予算映画でありながらも、きちんと脚本を練っているワンシチュエーション作品である。
ワンシチュエーション映画の名作と言えば、『ソウ/SAW』や『CUBE』と言った低予算の作品が数多くあります。
どれも低予算を逆に利用して、オチに収束するまでの展開をハラハラとドキドキを含め、謎を解き明かしているパターンが多い。
いわゆる「点と点を結んで線になる」というタイプの作品で、これは脚本を練らないとゴールにたどり着けません。
そんな本作は同じ小屋に迷い込んだ男女の三人だが、そこで彼らの共通点を見つけると同時に違和感の原因が判明していきます。
必然的に登場人物が限られるワンシチュエーション映画ですが、ここは出演者たちの演技力にすべてがかかっています。
本作は途中から登場人物たちの関連性が分かってしまうが、彼らが集められた意味が分かってからの展開は悪くないと思いました。
不幸は連鎖していく様子を描いている作品でもあって、希望が見えない彼らが救われる展開には安堵させられます。
ただ、不幸の度合いがちょっと弱かったので、ここら辺ももっとどん底に落としてギャップを大きくする方がラストでのオチがもっと引き立つと思いました。
確かに「点と点を結んで線になる」のは面白いが、もう少しパンチのある衝撃的な事実を内包して欲しかったです。
そうすれば、上記にも挙げた名作たちに食い込む可能性があっただけに少しだけ残念な感じがしました。
それにしても、スコット・イーストウッドはますます父親に似てきて、今後はどのような成長を遂げていく楽しみになりました。

コメント

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