【ドクター・ドリトル/2020年版】VD-528

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洋画

作品データ

公開年月 2020/01/17
ジャンル アドベンチャー/ファンタジー
原作 ヒュー・ロフティング 『ドリトル先生』シリーズ
監督 スティーヴン・ギャガン
脚本 スティーヴン・ギャガン、トーマス・シェパード
製作 スーザン・ダウニー、ジェフ・カーシェンバウム、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

イギリスの名医であるドリトル先生は大の人間嫌いで、動物と会話できる彼は森の奥で広大な敷地で動物たちに囲まれて気ままに暮らしていた。
そんなある日、重い病に倒れた女王を助けて欲しいとの依頼が舞い込むと、ドリトル先生はオウムのポリネシアに説得されて渋々向かっていく。
女王を診察したドリトル先生は毒を盛られた事を突き止めるが、治療法は遥か遠くの伝説の島にある不思議な果物だけしかないと判明するのだった。

登場人物&出演者

ジョン・ドリトル先生(演:ロバート・ダウニー・Jr)

近年に出演作に『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などがあります。

主人公。動物と会話ができて、イギリスで有数の名医。恋人のリリーがいなくなって人間嫌いになる。

ずっと引きこもっていたが、女王が病に倒れて、ポリーの説得を受けて仕方なく診察した。
リリーが成し遂げられなかったエデンの島を探すべく、トミーが助手となって向かった。
ラソーリからリリーの日誌を手にするもブレアに奪われ、クジラたちの力を借りて追った。
最後はエデンを守るドラゴンを治療し、女王を死から救い、トミーたちと診察を再開させた。

トミー・スタビンズ(演:ハリー・コレット)

代表作に『エセルとアーネスト』、『ダンケルク』などがあります。

動物を狩って生活する一家の次男。昔から動物に対して親近感を持ち、狩りを避けている。

動物たちと会話しながらリスを治療していたドリトル先生に憧れ、助手になろうと決める。
勝手に女王の宮殿までついて行き、エデンの島へ向かうドリトル先生とともに向かった。
ラソーリにドリトル先生が捕まると、動物たちに作戦を与えて見事に救出に成功させた。
最後は女王を助ける果実を与えて救い、ドリトル先生の正式な助手となって手伝っていた。

ポリー(声:エマ・トンプソン)

近年に出演作に『レイトナイト/私の素敵なボス』、『ミッシング・リンク/英国紳士と秘密の相棒』などがあります。

メスのオウム。ドリトル先生とリリーを引き合わせている。流暢に人間の言葉を話す事ができる。

エデンの島を探しに行ったリリーと冒険に出たが、遭難した彼女から指輪を託されて戻った。
リスをケガさせたトミーの優しさに気付くと、自分たちと同じとして助手にさせた。
虎に襲われていたドリトル先生を助けてケガするが、すぐに治療を受けて回復をした。
最後は女王の命を救った功績により、爵位を与えられ、他の仲間たちと肖像画を描かれた。

チーチー(声:ラミ・マレック)

近年に出演作に『ボヘミアン・ラプソディ』、『パピヨン』などがあります。

オスのゴリラ。ドリトル先生からもらった毛布を常に持ち歩く。かなりの臆病で人間も恐れている。

普段はドリトル先生とチェスの相手をしていて、時にはトレーニングの相手もしていた。
唯一両手が使える動物として重宝されるが、大事な時にプレッシャーで失敗してしまう。
虎に襲われていたドリトル先生を助け出し、芽生えた勇気を褒められて笑顔になっていた。
最後は女王の命を救った功績により、爵位を与えられ、他の仲間たちと肖像画を描かれた。

ヨシ(声:ジョン・シナ)

代表作に『ネバー・サレンダー/肉弾凶器』、『ワイルド・スピード/ジェッドブレイク』などがあります。

オスのホッキョクグマ。北極に住んでいたが、寒がりだと判明してドリトル先生の家にやって来た。

ドリトル先生からもらったニット帽を被っていて、いざという時は頼りにされている。
ブレアの追撃を受けた際、クジラたちに引っ張ってもらう為に海へ潜って繋げていた。
船を攻撃されて海へ飛び込んで溺れていたプリンプトンを助けて、強い友情が芽生えた。
最後は女王の命を救った功績により、爵位を与えられ、他の仲間たちと肖像画を描かれた。

プリンプトン(声:クメイル・ナンジアニ)

代表作に『SEXテープ』、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』などがあります。

オスのダチョウ。両脚に長いソックスを履いている。ヨシとはお互いに牽制している関係性。

女王の呼び出しとトミーがやって来た事で、ドリトル先生の生活が変わり宮殿に連れて行く。
エデンの島を探す旅に出かけると、牽制していたヨシとお互いの欠点を言い合っていた。
ブレアに船を攻撃されて海に飛び込むと、ヨシに助けられた事で友情を築く事になる。
最後は女王の命を救った功績により、爵位を与えられ、他の仲間たちと肖像画を描かれた。

ダブダブ(声:オクタヴィア・スペンサー)

近年に出演作に『魔女がいっぱい』、『マー/サイコパスの狂気の地下室』などがあります。

メスのアヒル。右足が木の義足となっている。他の動物たちと同じように平穏な日々を過ごしていた。

女王の呼び出しとトミーの登場でドリトル先生の生活が一変し、診察の為に宮殿へ向かう。
エデンの島を探す旅に出かけると、トミーが仲間入りした事で他の仲間たちと歓迎した。
島でドラゴンを実際に見るとビビって、恐怖のあまりその場で卵を産み落としていた。
最後は女王の命を救った功績により、爵位を与えられ、他の仲間たちと肖像画を描かれた。

ジップ(声:トム・ホランド)

近年に出演作に『スパイ in デンジャー』、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』などがあります。

オスのイヌ。メガネをかけている。人間嫌いのドリトル先生とともに平和を日々を送っていた。

女王からの呼び出しと、トミーがやって来た事でドリトル先生が治療を再開して喜んでいた。
早速と女王の診察を始めると、ドリトル先生に言われて嗅覚を使って原因を突き止めた。
ドリトル先生たちがエデンの島を探す旅に出る間、女王の側にいて状況をみていた。
最後は女王の命を救った功績により、爵位を与えられ、他の仲間たちと肖像画を描かれた。

ラソーリ(演:アントニオ・バンデラス)

近年に出演作に『ペイン・アンド・グローリー』、『ザ・ランドロマット/パナマ文書流出』などがあります。

海賊王。モンテベルデ島の支配者。リリーの父親で、娘を死なせたドリトル先生を恨んでいる。

遭難した船から唯一見つけ出したリリーの日誌を一番の宝物にして、厳重に保管していた。
勝手に侵入したドリトル先生を捕まえると、治療を放棄した虎に食わせようとしていた。
リリーが動物の為に残るべきと言われたドリトル先生が後悔していると知り、恨みを忘れる。
最後は船を沈められたドリトル先生の為に、沈没寸前の船を与えて旅を再開させた。

ブレア・マッドフライ先生(演:マイケル・シーン)

近年に出演作に『スローターハウス・ルールズ』、『アポストル/復讐の掟』などがあります。

病に倒れた女王を治療していた宮殿の医師。ドリトル先生とは同級生で昔から知っていた。

女王の治療に動物たちを引き連れたドリトル先生を敵視し、昔からライバル視をしていた。
実は王座を狙うバッジリー卿と裏で組んでいて、女王を毒殺して地位を確保しようとする。
エデンの島を目指すドリトル先生を追撃し、リリーの日誌を奪って彼の船を砲撃で沈めた。
最後はドリトル先生に助けられ、改心を一瞬だけ考え、島に残されてコウモリと話していた。

トーマス・バッジリー卿(演:ジム・ブロードベント)

代表作に『ライフ・イズ・スウィート』、『アイリス』などがあります。

病に倒れた女王の様子を観察していた権力者。なんとか女王を治療させようと奔走する。

ドリトル先生が動物を引き連れてやって来ると、驚きながらも彼の診察を黙ってみていた。
その正体は女王を毒殺しようと画策していて、実際に毒を盛って王座を奪おうとした。
ドリトル先生を殺害するようブレアに託すが、結局は失敗して戻って女王が助かった。
最後はナナフシから事情を聞いたドリトル先生に悪事を暴露され、女王の指示で捕縛された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作はヒュー・ロフティングの児童文学『ドリトル先生』シリーズを実写映画化しています。
『第41回ゴールデンラズベリー賞』にて最低作品賞、最低監督賞、最低主演男優賞、最低スクリーンコンボ賞、最低脚本賞、最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞にノミネートされています。
上記のようにラズベリー賞で6部門にノミネートされているので、どれぐらい残念な感じになっているのか期待しました。
しかし、実際に鑑賞したら、いい意味で裏切られる作品でした。
ロバート・ダウニー・Jrはすっかりとアイアンマンのイメージが定着したが、元々は演技派の俳優で本作でもトニー・スタークとはかけ離れたキャラクターでした。
人間嫌いになったドリトル先生が動物たちと仲良く暮らしている感じが伝わりました。
やはり、エディ・マーフィ版と比べて動物たちの動きがまったく違います。
CGが年々進化していますが、本作でそれなよく分かるぐらいに動物たちが当たり前のように登場しています。
それぞれが生き生きとしていて、ちゃんとキャラクターも個性があって、何より主人公のドリトル先生との関係性がとてもいいです。
更に人間嫌いのドリトル先生が克服させるトミーの存在も非常に大きかったです。
トミー自身も人生に疑問を持っていたところで、ひょんな事からドリトル先生と出会って運命が変わる成長物語でもあった。
主要の動物たちにしっかりと役割があって、それぞれも成長しているのも説得力を感じる。
ただ、残念なところはドリトル先生とトミーの関係性を描くエピソードが少なかった。
動物たちとの関係性を描かないといけないので仕方ないかもしれないが、もう少し二人の強い絆や運命を描いて欲しかったです。
これはまさにファミリー映画と言ってもいい良作であり、ラズベリー賞にノミネートさせた審査員たちが単純にロバート・ダウニー・Jrを嫌っているようにしか感じなかった。

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