【処刑山/デッド・スノウ】RE-3448

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洋画

作品データ

公開年月 2009/01/09
ジャンル ホラー/コメディ
原作 なし
監督 トミー・ウィルコラ
脚本 トミー・ウィルコラ、スティッグ・フローデ・ヘンリクセン
製作 トーマス・エヴレン、ターレ・ストロームスタッド
製作国 ノルウェー
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

かつてナチスの兵団が奪略を繰り広げた後に全滅したという曰く付きの土地に、8人の医学生が休暇を利用して雪山を訪れてきた。
山小屋に寝泊まりした医学生たちはナチスの財宝を発見し、持って帰ろうとした時、冷凍されていたナチスの兵士たちが突如ゾンビとして復活する。
ナチゾンビたちは数名を食い殺すが、なんとか生き延びた医学生たちは斧やマシンガンで武装して反撃を開始するのだった。

登場人物&出演者

マーティン(演:ヴェガール・ホール)

代表作に『処刑山/ナチゾンビVSソビエトゾンビ』、『クラッシュ・ゾーン』などがあります。

休暇でやって来た医学生の一人。医学部に所属している割に血を見るのが苦手という欠点を持つ。

恋人のハナから心配されていたが、特に克服するつもりはなく、仲間からイジられていた。
ナチゾンビに山小屋が襲撃されると、ショットガンを手にして銃口を向けながら指示を出す。
車が必要としてロイと山小屋に残って囮となり、右腕を噛まれチェーンソーで自ら切断した。
最後は財宝を返して車で逃げようとしたが、コインを所持してヘルツォーク大佐に襲われた。

ロイ(演:スティッグ・フローデ・ヘンリクセン)

代表作に『キル・ブル/最強おバカ伝説』、『エッセンシャル・キリング』などがあります。

休暇でやって来た医学生の一人。頭の中では下ネタしかなく、マジメさとは対極な思考能力しか持ち合わせていない。

山小屋に向かう時でも、ずっと下ネタしか言っておらずアーランドと一緒に盛り上がった。
ようやく山小屋に到着しても、隙を見ては下ネタを挟んでいたがナチゾンビの襲撃で黙った。
マーティンと囮になってナチゾンビを引きつけると、トンカチを手にして次々と倒していく。
最後は大軍のナチゾンビから逃げ、木の枝に腸が引っかかってヘルツォーク大佐に殺された。

ベガード(演:ラッシー・ヴァルダル)

代表作に『NAKED/ブービートラップ』、『Sammen: Dette er Jonas』などがあります。

休暇でやって来た医学生の一人。恋人のサラが所有する山小屋への道を唯一知っていて、車の運転を任されていた。

血が怖いマーティン、下ネタのロイ、映画オタクのアーランドと違い常識人として立ち回る。
スノーモービルで先に山小屋へ到着し、別行動していたサラを迎えに行く為に出て行った。
ナチゾンビが隠れている洞窟を見つけ、襲撃を受けて倒し、機関銃を奪って山小屋に向かう。
最後は戦っていたマーティンたちを助け出したが、新たなナチゾンビに四肢を千切られ死亡。

ハナ(演:シャーロット・フログナー)

代表作に『処刑山/ナチゾンビVSソビエトゾンビ』、『リトル・パイレーツ』などがあります。

休暇でやって来た医学生の一人。マーティンの恋人。マーティンが医学生なのに血が怖い事について心配している。

ベガードが運転する車に付いていくが、アーランドが欲情しているとクリスに話していた。
山小屋に到着すると、マーティンが悪ふざけで窒息しそうなり、閉所恐怖症だとブチ切れる。
ナチゾンビが山小屋を襲撃し、マーティンの提案でリブと一緒に車のところまで向かった。
最後はナチゾンビをぶっ殺してたマーティンに声をかけたが、斧を首元に食らって死亡した。

リブ(演:エヴィー・カセス・レステン)

代表作に『アドベンチャー・オブ・クリスマス/冬の魔女とサンタのプレゼント工場』、『サバイバル・ランド』があります。

休暇でやって来た医学生の一人。ハナの友人で今回一緒に山小屋での休暇を楽しみにやって来た。

欲情しているアーランドの話しを聞いていたが、その場は笑っていたが興味を見せなかった。
山小屋では楽しんでいたが、ナチゾンビの襲撃を受けて行動するべきと話すハナに賛同した。
マーティンの提案でハナとともに車のところまで行くが、道に迷うも一緒に動くべきと主張。
最後はナチゾンビに追われて逃げるも捕まり、腸を引きずり出されるも手榴弾で自爆した。

アーランド(演:ヤップ・ベック・ラウセン)

代表作に『ラスト・キング/王家の血を守りし勇者たち』、『セブン・シスターズ』などがあります。

休暇でやって来た医学生の一人。デブでロイの下ネタに付き合う。映画オタクで隙があったらディープな話しをする。

ロイと下ネタで盛り上がっていたが、実際に女の子たちを目の前にして少し大人しくなった。
トイレに向かってウンコし、同じく欲情していたクリスがやって来たイチャイチャしていた。
山小屋に帰ってくると、ナチゾンビの襲撃を受けマーティンの指示でドアをソファで塞いだ。
最後は窓側に立っていて外からナチゾンビに捕まり、頭を引き千切られ脳ミソが床に落ちた。

クリス(演:ヤニ・スカヴラン)

代表作に『キャノンレース』、『クラッシュ・ゾーン』などがあります。

休暇でやって来た医学生の一人。ハナの友人でリブとともに参加していた。男が目的で欲情していた。

ハナからアーランドが欲情していると聞き、好きにしていいと言われてその気になっていた。
アーランドがトイレに行くと、訪れたチャンスを逃す事なく後から来てイチャイチャした。
用を足してトイレから出ようとしたが、ナチゾンビに襲われ悲鳴を上げるも殺されてしまう。
最後は殺された事を山小屋の誰にも気付かれず、ナチゾンビに首を切られて仲間にさらした。

謎の男(演:ビョルン・スンクエスト)

代表作に『聖なる日の裏側』、『ハロルドが笑う/その日まで』などがあります。

雪山で一人キャンプを張っていた。山小屋にうるさいバカ者たちが訪れていると知ってやって来る。

マーティンたちを驚かすような態度で登場すると、図々しくもコーヒーを頼んで寛いでいた。
堂々とした態度でソファに座り、有機コーヒーが不味いとケチをつけて雪山の秘密を話した。
紙タバコを作って勝手に吸っていると、小バカにしていたロイに睨みを効かせて立ち去った。
最後は復活したナチゾンビがキャンプを張っていたテントを襲い、呆気なく殺害されていた。

ヘルツォーク大佐(演:オージャン・ガムスト)

代表作に『セブン・シスターズ』、『ドラゴンハート/新章 戦士の誕生』などがあります。

ナチス・ドイツの残党。近隣の住民から財宝を奪っていたが、その後は60年に渡って雪山で姿を消していた。

マーティンたちに財宝を見つけられ、持ち去られようとした事を感知して奪い返そうとする。
部下たちを次々と出陣させるもあっさりと倒され、それでも焦る事なく遠くから見ていた。
マーティンとロイが必死に戦っていたが、人海戦術によって追い詰め財宝を返されて止まる。
最後は車で逃げようとしたマーティンがコインを落とすと、待っていたかように殴りつけた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『スパイクテレビ・スクリーム賞』のホラー映画賞にノミネートされています。
残念ながら何も知らずに二作目から鑑賞してしまったのは大きな失敗だったと思います。
まず、二作目のぶっ飛んだ展開がなかなか面白いし、あの思いっきりの良さは北欧の作品だから出せるのだと感じさせました。
何よりゾンビにナチスを加えて、更にソビエトまで連れて来る展開は誰が予想できたのかという感じが凄まじかった。
そんな作品の一作目となりますが、開始して30分ぐらいまで低予算の退屈なゾンビ映画とあまり変わらず意識が飛びそうになる。
主人公を含めた若者(バカ者)たちがパカ騒ぎをしていくが、彼らの設定が医学生という説得力のない感じが逆に狙っているようにしか思えない。
医学生なら会話のレベルは高いはずだが、この作品に出てくる主人公たちは程度の低い下ネタしかなかったです。
多分、設定が設定だけで普通の大学生でもいい感じであり、彼らのバカ騒ぎが収まるまで付き合うのは少しキツイと感じた。
しかし、本題となるナチゾンビが登場してくると、統制の取れた容赦ない殺人行為は二作目と同じく素晴らしいと期待させられます。
特に本作では人体における腸の丈夫さに注目していて、何度もその描写が出てくるので、相当のこだわりを持っていると思える。
ゾンビ映画のセオリー通り一人ずつバカ者が消されていくが、ほとんどが殺す為の分かりやすい行動をしてくれるから期待に応えてくれる。
ナチゾンビが一応、兵士として戦場を戦ってきたけど、兵役経験があるとは言え、単なる医学生にあっさりと倒されるのも潔いです。
ただ、ナチゾンビの強さは個々の戦闘力ではなく、その圧倒的な数でいくら主人公たちが補正を味方にしても勝てない人海戦術に妙な説得力がありました。
ナチゾンビに追われる原因となる財宝も小さな箱だけで収まる程度だが、補完すれば一部で奪われた事に怒りを持って殺しに来る材料としては納得できるだろう。
血まみれになっていく主人公たちだが、意図した演出となっていて、これはスプラッター映画に対するオマージュを感じられる。
ラストで主人公が自ら右腕をチェーンソーで切断するが、これは二作目にちゃんと繋がって大きな強みになっているのは素晴らしいと思います。

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