【コマンドーニンジャ】VD-981

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アクション

作品データ

公開年月 2018/11/18
ジャンル アクション
原作 なし
監督 ベンジャミン・コンブ
脚本 ベンジャミン・コンブ
製作 トリスタン・デ・カーボン、ジェフリー・J・エレン、ほか
製作国 フランス
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

かつて精鋭部隊コマンドーの隊長として名を馳せたジョン・ハンターは、現在は軍を退役し、元妻のローリーとの間にできた娘のジェニーを想いながら山荘で静かに暮らしていた。
そんなある日、ハンターが暮らす山荘を戦友のホプキンズ将軍が訪れ、謎の忍者軍団にローリーが殺害され、ジェニーが誘拐されたと知る。
ハンターは元妻の死を喜ぶ一方で、誘拐されたジェニーを取り戻すべく謎の忍者軍団に単独で戦いを挑むが、その裏には謎の男キンスキーが関わっていると知るのだった。

登場人物&出演者

ジョン・ハンター(演:エリック・カルレシ)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。精鋭部隊「コマンドー」の元隊長。現在は離婚して田舎にある山荘で引退生活を送っている。

ホプキンズから元妻の死を聞いて喜ぶが、娘が誘拐された事で逆上して救い出そうとした。
おとり捜査にニンジャとして紛れて武器商人を見つけるが、ホプキンズが殺されてしまう。
キンスキーに誘われてアジトまで来ると、レッドニンジャを倒して娘を追って未来へ行った。
最後は再会を果たして仲間が戻ると、復活したキンスキーに仮想世界へ連れて行かれて追う。

ジェニー・ハンター(演:アナエル・リンス)

本作が長編映画デビュー作となります。

ジョンとローリーの一人娘。部屋でゲームをしていたら、母親がニンジャに殺されて当初は気づかない。

父親から習ったセキュリティシステムで敵の侵入を察知し、ニンジャを仕掛けた罠で倒した。
コワルスキーから隠れて、見つかって反撃するも効果がなくそのまま誘拐されてしまう。
助けに来た父親に皆殺しを主張し褒められたが、コワルスキーと未来へタイムスリップした。
最後は大人に成長して助けに来た父親と合流して、仮想世界でキンスキーを倒す事になる。

ローリー・ハンター(演:セシル・ファグール)

代表作に『Moi, maman, ma mère et moi』、『Neneh Superstar』などがあります。

ジョンの元妻。現在は離婚して娘のジェニーと一緒に住んでいる。セクシーな恰好で運動をしていた。

チャイムを鳴らされてドアに出ると、コワルスキーの銃撃によってあっさりと殺された。
実はそのローリーは別次元の存在であり、キンスキーの手下であるレッドニンジャが本物。
キンスキーの命令でジョンを殺そうとするも逆に倒され、正体を暴いて説明をしていた。
最後は娘を取り戻す為にジョンを未来へ送るが、一緒に暮らそうと言われて首を刎ねられた。

リーロイ・ホプキンズ(演:フィリップ・アリエ)

本作が長編映画デビュー作となります。

かつてベトナム戦争でジョンが率いる精鋭部隊「コマンドー」の隊員。冗談が好きで常にジョークを飛ばしていた。

ジャングルで遭遇したニンジャの奇襲を受けて右腕を失ったが、それでも生き延びていた。
元妻の死と娘の誘拐をジョンに伝えると、武器商人が鍵としておとり捜査を自らしていた。
キンスキーを追い詰めるも、過去に腕を撃ち抜いた姿を消すニンジャに刺され死亡した。
最後はなぜか生きていて未来へ来ると、仮想世界になって復活したキンスキーを追っていく。

オスカー・コワルスキー(演:ステファン・アセンシオ)

本作が長編映画デビュー作となります。

かつてベトナム戦争でジョンが率いる精鋭部隊「コマンドー」の隊員。葉巻を吸っている肥満体の男。

ジャングルでニンジャに囲まれていた時に応戦し、ホプキンズを助けるも行方知れずとなる。
ベトコンに武器を売っていたキンスキーに遺体を拾われ、ソ連によって改造を受けていた。
ローリーを殺害してジェニーを誘拐すると、アジトまで来たジョンの前で未来へ消えた。
最後はローリーがプログラムを書き換え仲間になり、仮想世界でキンスキーを倒そうとする。

オレグ・キンスキー(演:オリヴィエ・ドブレメル)

本作が長編映画デビュー作となります。

ユダヤ系でソ連の元軍人。ベトナム戦争でベトコンに武器を供給し、倒れたコワルスキーを持ち出していた。

違法な武器商人として暗躍して、FBIと空軍が協力しておとり捜査するも余裕を漂わせる。
レッドニンジャによって警察を制圧させ、高笑いしながらヘリでジョンの前から逃げ出した。
ジョンをアジトまで誘って手下がほぼ全滅し、ジェニーによって手榴弾で爆死を遂げた。
最後は未来でジョンたちを仮想世界に連れ出して、サイボーグとして倒そうと復活を遂げた。

イン大佐(演:ティラ・ハン・フォネフェット)

本作が長編映画デビュー作となります。

ベトナム戦争でベトコンの大佐として活躍する。ニンジャ軍団を操ってジョンの部隊を襲って捕虜にした。

裏ではキンスキーから武器を提供されて戦争していたが、ジョンを捕虜として拷問もした。
トレーニングしている姿をマネたジョンを見て、ニンジャの血が流れていると見抜いた。
なぜか解放してニンジャとして修行をつけていくと、見事にマスターして弟子として認めた。
最後はジョンに刀を授けてそのまま逃がすと、アメリカ軍のナパーム弾で爆死を遂げた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作はクラウドファンディングで目標額の200%を達成したインディーズ映画です。
この作品はコンマビジョンから発売されています。
当初は45分の中編映画にする予定だったが、予想以上の資金が集まった事から68分に延長してYouTubeで公開しています。
ベースとなるのはアーノルド・シュワルツェネッガーが主演した『コマンドー』で、そこに『アメリカン忍者』などから影響を受けています。
物語は1986年となっていて、序盤から80年代を彷彿とさせる映像や音楽は人に酔って懐かしさを感じるような演出となっています。
『コマンドー』がベースになっているが、オマージュとして『プレデター』や『トータル・リコール』などシュワちゃんの主演作からパロディもしています。
序盤から少しバカバカしく、80年代らしい雰囲気があるので、逆に今の世代にとって新鮮味のある映像や音楽になっていると思います。
あくまでバカ映画として作っているので、これを真面目に観てしまうと面白くないと感じる事から人を選びます。
終盤近くまでテンポよく進んでいきますが、回想によって主人公がニンジャの修行するところでグダグダしてしまったのはちょっと残念です。
ここはもう少しスッキリ描写するべきだったと思いますが、どうしてもニンジャの修行を丁寧に描きたかったのだろうと思います。
ラストの10分弱でいきなり未来である1998年にタイムスリップしますが、まさかの『マッドマックス』の終末世界もまたぶっ飛んでいました。
そこで主人公は大人になった娘と再会するのですが、これで終わりと思ったら、エンドロール後になぜかドットのゲーム画面になりました。
あまりにも展開が想像の斜め上すぎたが、こういう作品だと考えれば納得できますし、そのゲームもやりたくなるような感じもしました。
ある程度の資金があって自由にできる映画は、既存のルールから逸脱しているからこそ、尖った作品ができる見本だと言える良作でした。

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