【満月の赤ずきん/戦慄の狼少女】RE-3669

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洋画

作品データ

公開年月 2017/03/10
ジャンル ホラー/サスペンス
原作 なし
監督 ブラッド・パーマー
脚本 ブラッド・パーマー
製作 アイダ・アルバレス、カイル・レイ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

法医学病理学者のモルト・クラークは、猟奇的な連続殺人の被害者少女を解剖し、引き裂かれた傷口が狼によるモノだと推測した。
その頃、週末を祖母の家で過ごそうとした女子高生のローレン・レッドは、高齢者センターの職員アルバートに出迎えられた。
アルバートは正体隠したレイプ魔だと判明し、ローレンを襲うとした瞬間、満月の夜と血を飲んだ影響で狼人間に変身するのだった。

登場人物&出演者

ローレン・レッド(演:ステファニー・ハラー)

代表作に『Amhurst』、『エアポート2012』などがあります。

主人公。裕福な家の女子高生。遺伝的に肉類を受けつけない体質で、一族はベジタリアンとして暮らしている。

週末にパーティへ行こうとするも母親を説得できず、いつものように祖母の家に行っていた。
アルバートにレイプされそうになるが、満月の夜で狼に変身して逆に彼を食い殺してしまう。
母親に事情を話して事件を隠蔽してもらうと、自分の家系が狼人間だと知って動揺していた。
最後は満月で変身する度に食欲が湧くと、母親たちが用意したアルバートを食料にする事に。

ミセス・レッド(演:ジュリー・マリー・ハセット)

代表作に『TheCampusHouse.com』、『Lords of Dogtown』などがあります。

ローレンの母親。普段は看護士として働いている。パーティに行きたい娘を止めて祖母の家に行かせようとした。

学校から帰ってきた娘が友人のところに行きたいと話すが、断固として祖母の家へ行かせた。
満月の夜に娘が変身を果たし、自分の母親が犠牲になり、状況を理解して速やかに処理する。
モルトから証拠を集められて狼人間だとバレるが、二度とやらないと話してその場を去った。
最後はアルバートを治療して倉庫で管理して、変身する娘の食欲を満たす食料にしていた。

ミスター・レッド(演:ショーン・プリチェット)

代表作に『Hamlet』、『Carrier』などがあります。

ローレンの父親。裕福な家であるが妻には頭が上がらない。娘の少し派手な服装について毎回気にしていた。

どうしてもパーティに出かけたい娘から妻を説得するよう言われるが、ムリだと断っていた。
娘が初めて変身を遂げてしまうと、妻から連絡を受けて倒れていたアルバートを見て驚く。
冷静に状況を処理していく妻と違って、娘が変身する事実に知ってショックを受けていた。
最後は妻とともにアルバートを運び出し、変身する娘の為に食料として倉庫に管理していた。

モルト・クラーク(演:クリストファー・フランツィア)

代表作に『Blood Justice』、『Choke』などがあります。

法医学病理学者。変死体の検死を行っている。似たような変死体をすでに5体も検死して事件性を主張していた。

担当するミルズ刑事が狼人間に食い殺された事を発表できず、野放しにする事に納得いかず。
次にローレンの祖母が運ばれてくると、事故死だと言われるも狼による殺人だと考えていた。
独自に祖母の家を調べていくと、狼人間である事と合致すると考えて記録に残していた。
最後はローレンが二度と人を襲わないと母親から聞き、ミルズ刑事に事故死と報告していた。

ミルズ刑事(演:マイケル・テイ)

代表作に『メガシャークVSジャイアント・オクトパス』、『レギオン/血界戦記』などがあります。

ウッドヴィル近郊で起きている連続猟奇殺人事件を担当している。犯人像がまったく掴めない状況にある。

モルトから検死の結果を聞き出すが、変死体に関連性があっても決定的な証拠がなく焦る。
今度はローレンの祖母が検死されると、事故死と聞かされてもモルトと同じく納得できない。
最後はモルトから祖母の死因が事故死だと断定され、犯人像が掴めないまま迷宮入りする。

アルバート(演:トーレ・ワイドナー)

本作が長編映画デビュー作となります。

高齢者センターで働いている青年。ゲイで一人暮らしする老人の家に来て身の回りのお世話をしている。

以前からローレンに目をつけていて、祖母を撲殺すると彼女を出迎えてレイプしようとした。
狼に変身したローレンに襲われ、瀕死状態でも祖母の血を飲んだ事で少しずつ回復していた。
ミセス・レッドによって冷静に対処され、生きた状態でレッド夫妻にどこへ連れ出された。
最後はローレンの食欲を満たす為に管理され、満月の度に彼女の食料になる運命となった。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作はコンマビジョンが配給している作品となります。
この作品は特殊メイクアップアーティストとして活躍するブラッド・パーマーにとって2作目の長編映画となっています。
モチーフとしてタイトルにもある「赤ずきん」となっているが、設定がかなり変えられている内容になっています。
主人公は平凡な女子高生であって、他人と違うのは肉アレルギーという珍しい遺伝子の疾患を持っているだけでした。
その主人公が祖母の家に行くと、待ち構えていたレイプ魔に襲われた事によって眠っていた狼人間としての血によって変身を遂げる流れになります。
本来の「赤ずきん」は孫が祖母の家にいて、待ち構えていた狼に襲われる内容だが、本作ではその孫こそが狼人間の設定になっています。
低予算映画なので舞台のほとんどは室内となっていて、メインとなる登場人物は片手で数えるぐらいでストーリーについてもストレートで単純でした。
悪役となるゲイの青年がレイプ魔という設定に少しムリがあったけど、それ以上に主人公が狼人間になっていく過程も強引な流れでした。
残念ながら変身するシーンもかなり端折っていて、狼になった姿が置物っぽくて実際に動かず影だけで表現する苦しい演出でした。
襲われた悪役もあれで終わりと思ったら、一夜を経てもしぶくと生きたいのは驚きました。
どうやら祖母の血を飲んだおかげで自然治癒能力が少し強くなるけど、結果的に家系じゃないから狼に変身せず食料にされるオチは予想外でした。
低予算映画なので面白くないのは仕方ないですが、もう少し脚色した設定を生かして欲しいと思いましたが、このレベルの実力ではムリな事だろうと思います。

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