作品データ
あらすじ
宇宙のどこかにある銀河系では、邪悪なる独裁者マラストーが率いる『惑星連合軍』が圧政の下に支配をしていた。
反乱軍のリーダーであるコーブリンは、戦いの鍵を握る未知の資源“マナ・コア”を求めて惑星ヘイヴンへやって来る。
その頃、マラストー卿の娘アステラは父に反逆し、コーブリンの反乱軍に入り、惑星ヘイヴンで激しい戦いが始まろうとするのだった。
登場人物&出演者
・コーブリン船長(演:ルーク・ファットルッソ)
代表作に『In The Ring』、『MEGALODON/ザ・メガロドン』などがあります。
反乱軍の指揮官。悪に染まった惑星連合軍に対抗するヘイヴンのマナ・コアを見つける。
海賊のエイジャックスに協力を求めるも無視され、パラディンのデンズに助け出された。
その後はエイジャックスが協力するも裏切られ、アステラとパラディンが新たな仲間となる。
アステラのおかげで一度逃げるが、結局はヘイヴンでウロウロしていたらノヴァクに捕まる。
最後はアステラに叱咤激励され、惑星連合軍と戦ってマナ・コアを戻し、決意を固めた。
・アステラ(演:アリソン・ゴルスク)
代表作に『Southern Decadence』などがあります。
ヒロイン。マラストー卿の娘。悪政を敷く父親にガマンできず、反乱軍に加わる事になる。
エイジャックスに裏切られ捕縛されたコーブリン船長を助け出し、一緒に戦おうとする。
気弱になっていたコーブリン船長を叱咤激励し、惑星連合軍た戦うように仕向けた。
ゼロスに捕まると母親の真実を聞かされ、形見から父親に殺されたという真実を知る。
最後は父親が宇宙船と爆死して悲しんだが、すぐに立ち直って惑星連合軍と戦う決意をする。
・ヘルパー(演:アリッサ・フィロラモ)
本作が長編映画デビュー作となります。
人工知能を搭載したアンドロイド。アステラの世話係から宇宙船の操縦までこなせる。
アステラによってプログラムを書き換えられ、マラストー卿から離れる彼女に同行した。
テレポートする能力を持ち、自由自在に空間を渡ってアステラたちをサポートする。
アステラの呼び出しによりテレポートで駆けつけ、マラストー卿の宇宙船まで侵入する。
最後はマナ・コアを戻す為にデンズの代わりに宇宙船に残り、アステラたちを助ける事に。
・デンズ(演:ベネディクト・セバスティアン)
代表作に『Modder en bloed』、『The Lost Recursion』などがあります。
第27イプシロン星のパラディン。惑星連合軍を裏切ったコーブリン船長の味方となった。
2年ほど冷凍睡眠をしていたが、マラストー卿の追っ手を払う為に復活させられて協力する。
アステラの忠実な兵士として彼女を助けるが、コーブリン船長には不信感を持っている。
反乱軍の味方となってゼロスと対決し、彼に殺された仲間の復讐の為に何度か戦っている。
最後はマナ・コアを戻す為に自己犠牲しようとするが、ヘルパーが身代わりになり生還した。
・ノヴァク(演:ロス・フォルテ)
代表作に『Beerfest: Thirst for Victory』、『From Zero to I Love You』などがあります。
エイジャックスの忠実な部下。クローン人間。一人称は「ノヴァク」で誇りに思っている。
自分たちが今まで倒した敵の数を丁寧に数えていて、相手を前にすると必ず自慢している。
あくまでエイジャックスの命令に従っていて、自分で考えて判断を下す事ができない。
マラストー卿の捕虜にされてしまうが、エイジャックスの部下として協力を拒んでいた。
最後は反乱軍の味方となったエイジャックスに従い、ちゃっかりとメンバー入りしていた。
・エイジャックス船長(演:エイミー・ストルティ)
代表作に『Wounded』、『MEGALODON/ザ・メガロドン』などがあります。
女海賊。過去にコーブリン船長と協力していたが、パラディンの存在にビビって逃げ出す。
再びコーブリン船長に協力するも惑星連合軍と取引をして、彼を裏切って捕縛していた。
アステラがコーブリン船長を引き取りに来るが、騙されて仕方なく追いかける事になる。
マラストー卿との取引を重要視したせいでアステラに気絶させられ、起きると仲直りする。
最後はマラストー卿の宇宙船に別の宇宙船を衝突させた破壊し、反乱軍のメンバーとなった。
・ゼロス(演:キャニオン・プリンス)
代表作に『My Demon Within』、『The Final Level: Escaping Rancala』などがあります。
マラストー卿の片腕。アステラの母親を知っている。アステラが父親を嫌うのも知っている。
マラストー卿がヘイヴンを発見し、娘を連れてくるように言われるが簡単に出し抜かれる。
何度か失態をさらけ出すもマラストー卿に許され、再びコーブリン船長たちを追撃する。
運良くコーブリン船長とアステラを捕らえ、疲れたデンズまでも捕らえる事に正成功する。
最後は油断してアステラに船外へ吹き飛ばされるが、なぜか無傷で生還してブチ切れていた。
・マラストー卿(演:ジャスティン・ベルティ)
代表作に『ラーメンガール』、『American Kamasutra』などがあります。
惑星連合軍を指揮する独裁者。当初は善政を敷いていたが、欲に溺れて権力を手にする。
反乱軍が隠れているヘイヴンを見つけ出すと、すぐに難民たちへ宣戦布告をしていた。
エイジャックスと取引をしていたが、当然のように海賊との約束を守らずに利用していた。
コーブリン船長からマナ・コアを奪う周波を聞き出し、惑星を難民ごとぶっ壊そうとする。
最後は裏切られたエイジャックスにより宇宙船をぶつけられ、あっさりと爆死をした。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム&アルバトロスの作品となります。
完全に『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に便乗した作品となります。
とにかく、全体的にチープな作りであるが、上記のように『スター・ウォーズ』を相当意識した雰囲気になっています。
ただし、なんでもかんでも安っぽい感じになっていて、ジェダイに相当するパラディンの鎧がかっこ悪すぎてずっと気になっていた。
一見して頼りなさそうに見えるパラディンだが、宇宙空間を飛び回った独力だけで宇宙船を破壊する規格外の戦闘能力を持つ。
あまりにもダサい鎧を気にしてしまうが、ジェダイよりも有能な存在で自己犠牲も厭わない精神は素晴らしいと思います。
しかし、あまりにもダサい鎧は台無しにしていますし、肝心なところで役立たずになって今ひとつ頼りがない。
物語の鍵を握るコーブリン船長もそれ以外には役に立たず、女海賊も急に改心するし、悪役は表面的な悪役で言動にまったく説得力がない。
魅力的なキャラクターは一切いないけど、パラディンの素直な正義感は悪くないが、どうしてもダサい鎧はその良さを見事に打ち消している。
悪役のマラストー卿もなぜ支配にこだわるのか説明せず、それに従っているパラディンを一人でぶっ殺したゼロスもよく分からない。
もう『スター・ウォーズ』をここまでパクっているのはアサイラムだからこそで、その出来が本家に遠く及ばないのもアサイラムらしい。
ラストでのバトルは人手が足りなかったので、急に人が増えて宇宙空間でのバトルが展開していくが、もう『スター・ウォーズ』すぎて笑うしかない。
しかも、ラストでは主要人物が一列に並んで惑星連合軍に「オレたちの戦いはこれからだ!」という感じで続きそうな終わり方もまたギャグでした。
カルピスを極限まで薄めたら、本作のような作品が出来上がるけど、逆に『スター・ウォーズ』ファンに観て楽しんでもらいたいです。
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