作品データ
公開年月 | 2020/09/15 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | マクシミリアン・エルフェルト |
脚本 | ライアン・イーバート |
製作 | デヴィッド・マイケル・ラット |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
2021年、新型ウイルスの感染爆発により世界がロックダウンし、北極では巨大寒波が凄まじい勢いで成長していた。
パナマの科学者ジルたちは、完成したばかりのウイルス治療薬を守るべく、唯一の安全地帯である赤道直下のエクアドルを目指す。
その間も、絶対零度の寒波はすべてを凍らせながら猛スピードで北米大陸を南下し、ジルは最後の希望を守りきろうとするのだった。
登場人物&出演者

代表作に『Alien Conquest』、『Meteor Moon』があります。
主人公。パナマの研究所に所属する免疫学者。博士号を修得する際に気象学まで学んでいる。
レジーが送ってきたデータの異常な数値を分析すると、氷嵐が引き起こす危険な状況を分析した。
ウイルスを治療する薬を安全なエクアドルに送るべきだと考え、オスカーとともに目指していく。
姉のサラに忠告をしてから、途中で車が故障するが、ロバートの協力によってオスカーが助かる。
最後はなんとかエクアドルまでたどり着き、治療薬を培養して増やし、姉たちと再会を果たした。

代表作に『Triassic Hunt』、『Alien Conquest』があります。
パナマの研究所に所属する免疫学者。治療薬の開発に奔走するジルを天才だとして認めている。
氷嵐による影響で世界の多くが氷に埋もれてしまうと知り、ジルの治療薬を守る案に賛同した。
エクアドルを目指して車を運転するジルのナビゲーターとなるが、崖下に落ちてケガをする。
道中にロバートの家に寄って治療を受けるが、なぜかウイルスに感染してジルに隠していた。
最後は治療薬を投与されて助かり、一度は諦めるが、ジルの励ましで立ち上がって生還を果たす。

代表作に『Alien Conquest』、『Sex And The Future』などがあります。
ジルの姉。元軍人。ウイルスが蔓延する中、恋人のアンドレアと帰ってくるマイクの迎えに行っていた。
研究所にいたジルから連絡を受け、氷嵐が上陸する話しを聞いたが、マイクの迎えを優先した。
飛行機が墜落した場所にやって来ると、偶然にも埋もれたマイクたちを助け出して車で説明した。
ずっとアンドレアに頼っていて、弟のせいで彼女が犠牲になってもさっさと出ようとしていた。
最後は運良くやって来たヘリに救助されると、治療薬を投与していたジルと再会を果たした。

代表作に『PRofessionals』などがあります。
ジルとサラの弟。恋人のアンドレアとともにウイルスが蔓延する中、飛行機で地元に帰ってきた。
氷嵐の影響で飛行機が寒さで墜落してしまうと、手の骨折と脇腹の内出血でマトモに動けず。
ピアノのコンサートをやる実力を持っていて、応急処置したアンドレアにその事を心配していた。
氷嵐の第二波がやって来ると、モタモタしていたせいでアンドレアが犠牲になってしまう。
最後はアンドレアの犠牲を悲しむが、運良くやって来たヘリで助かり、ジルと再会を果たした。

代表作に『Pod elektricheskimi oblakami』、『Attack of the Unknown』などがあります。
マイクの恋人。ウイルスが蔓延する中、飛行機でマイクの姉であるサラが迎えに行く空港まで飛んでいた。
氷嵐の影響で飛行機が予定よりも早く着陸するはずが、寒さで墜落するも無傷で生還を果たす。
マイクが手を骨折し、脇腹の内出血を起こしたが、医療の知識を使って冷静に処置していた。
倒れていた客室乗務員を助けられず悲しむが、すぐにサラがやって来てマイクと脱出を果たした。
最後は死体安置所で薬を探すが、氷嵐がやって来て、モタモタしたマイクのせいで凍死した。

代表作に『Stick ‘Em』、『Tellers』などがあります。
エクアドルに向かっていたジルたちが立ち寄った家の主。妻がウイルスの末期状態で一緒に過ごしていた。
車が故障していたジルたちを見つけると、当初は銃を向けて警戒するも二人を作業場に通した。
ケガしたオスカーの治療をして、無線機を修理したいジルの為に道具などを貸して手伝っていた。
感染症を起こして痙攣していたオスカーに対応し、ウィスキーで消毒してそのままもらっていた。
最後はジルたちの目的を知って、妻はもう助からないと分かって、二人にトラックを譲った。

近年の出演作に『ブラックウォーター/潜水艇ナルコサブ』、『モンスターハントレス』などがあります。
北極の観測所に滞在している研究員。相棒と一緒に北極の氷について調査をして危険性を知る事になる。
相棒が一生懸命地中の氷を掘っていたが、ウィスキーを持ってきて飲ませようとするも断られた。
北極に真水が入り込む事で大規模な氷嵐が発生すると予測し、ジルたちの研究所へデータを送る。
相棒が崩れた氷の底へ落ちて一人になると、電源も落ちる中でハッキング技術で通信をする。
最後は氷嵐の予測を見誤ってしまい、ジルたちの成功を祈りながら寒波から逃げられず凍死した。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム製作とアルバトロス配給の作品となります。
タイトルから『デイ・アフター・トゥモロー』の続編を連想させるが、当然のようにまったく関係ありません。
いつもの詐欺タイトルながら、本作ではタイムリーなウイルスと世界的な気候変動を融合させた内容になっています。
冒頭で世界観の設定を説明してくれるので、とても親切だと思われるけど、実際は予算がないのでナレーションで済ましているだけです。
地球規模の氷嵐が起きる原因を説明しているが、かなり強引な理由で素人であっても明らかなウソと分かってしまう。
そんな本作ではウイルスの治療薬を持つ主人公たちが安全圏まで向かっていくが、当時進行で姉たちの動きも描写しています。
こういう作品は元のストーリーが薄いので、登場人物を増やして尺を長くしていますが、本作でもそのような手法を使っています。
しかも、なぜか視点を二つにして場面転換させているが、残念ながらほとんどが中途半端な描写になってしまいます。
本作では強引な展開を何度もやっていくので、違和感が生まれてしまうが、なぜか登場する男性陣がほとんど無能扱いになっている。
まさかアサイラムでもポリコレの影響を受けるなんて思わなかったが、使えない男性より女性が活躍しています。
主人公のジルを演じる女優がずっと目が見開いていて、その姉が元軍人設定なのに右往左往しかできず、弟はピアノしか弾けない無能という一家です。
他に主人公の弟の恋人がかなり有能なのに、無能を助ける為に死んでしまうなど、登場人物の動きが意図的に頭悪すぎる。
あとは大前提となる氷嵐の脅威もショボいCGで説得力がなく、世界がウイルスに脅かされる設定もまた説得力がなかったです。
相変わらずのダラダラとグダグダとした展開で、政府がいるのに、主人公たちしか世界を救えない展開も残念としか言えないです。
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