作品データ
公開年月 | 2020/10/16 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ジョニー・マーティン |
脚本 | マット・ネイラー |
製作 | ジョニー・マーティン、アニー・ジョーダン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
ある朝、ロサンゼルスのアパートに住むエイデンが目を覚ますと、テレビに緊急放送の文字が並んでいた。
外では人々が逃げ惑い、近くにはヘリが墜落し、あるウイルスの発生のアナウンスがテレビから響く中で感染者たちが襲っていた。
ウイルス発生から42日後、エイデンはついに感染者が蔓延る外の世界へ足を踏み出すのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『未体験ゾーンの映画たち2021』にて上映された作品となります。
2010年に公開された『クレイジーズ』の続編と思われる邦題だが、残念ながら無関係です。
しかも、同年にNetflixで公開された『#生きている』と同じ脚本家で、内容もほぼ似たような展開になっています。
当初は場所が欧米なので何も感じなかったが、物語が進んでいくと既視感たっぷりの場面が出てきて頭の中で連想しました。
すぐに調べてみると、上記のように同じ脚本家がいて、なぜか流れが同じような物語にしてしまっています。
特にリメイクというワケじゃなく、一応本作の方が2ヶ月早く公開されているので、オリジナルになると思われます。
ただ、作品の面白さとして韓国版の方が数段上で、本作に関しては設定やちょっとした流れはあまり良くなかったです。
韓国版では追い詰められていく主人公の様子と、途中で出会うヒロインとの交流を上手く描いていました。
それに対して、本作は主人公が42日間も閉じこもっているような印象がなく、ヒロインとの出会いは単なる下心にしか見えなかった。
もし、出会ったヒロインが年上の見た目があまり良くなかったら主人公の反応はどうだったのか気になるところです。
先に韓国版の方を鑑賞してしまったので、残念ながら本作はどうしても比べてしまうが、すべてにおいて劣っていました。
知名度としては本作になぜかドナルド・サザーランドが出ていて、感染した妻を救いたい異常な精神状態になる老人を好演している。
というよりは、最近のドナルド・サザーランドはこういう役ばっかりで、あとはネームバリューで押しているような印象がある。
あと、韓国版と大きく違うのは感染者に意識があって生きている人間しか食べず、普通に死んでしまうのでゾンビ映画ではないです。
これは『28日後…』と同系列の感染系ホラー映画であって、ゾンビ映画とは似て非なるものとして考えています。
韓国版は完全にゾンビとして扱っているせいか、容赦なく主人公やヒロインに襲ってくる怖さと緊張感は伝わってきました。
しかし、本作は意識があって普通にしゃべっている分、その怖さと緊張感が薄れてしまい、主人公たちが窮地に立たされている雰囲気があまり感じられなかった。
なぜ同じような脚本を使っているのか分からないが、これでハッキリと韓国の方が映画を作る上で一枚上手だと分かってしまう作品となりました。
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